【東京観光】外国のお客様へもおすすめの江戸な蕎麦、神田まつや

観光にもおすすめ 東京らしい蕎麦屋「神田まつや」

そろそろアメリカは学期末、そして長〜い夏休み。日本へ一時帰国される方も多い時期です。今日は日本へ帰った時に訪れたい、海外からおすすめの東京のおそばやさんをご紹介ます。


少し前、日本への一時帰国。

予定外の出来事で急に決まり、急に出かけたわけですが(なんかいつもこんなことを言っている気も、、、)、行ったからには用事の合間で日本を楽しまなくてはね。

ということで日本に帰った数日後。用を済ませた後、少し足を伸ばして淡路町駅近くにあるお蕎麦やさんへ出かけました。

慌しかった帰国中の出来事の中でも鮮明に覚えていて、また行きたいと思っている場所。東京を訪れた友人や、海外かれのお客さまもお連れしたい、薦めたいと思っているところです。


東京に帰る方。
東京観光を予定している方。
外国人のお友達と訪れる場所を探している方。
江戸蕎麦らしい味を求めている方。

そんな方たちにおすすめのお蕎麦やさんです。

池波正太郎も通った名店。大正末期の建物で蕎麦を啜る

今回訪れたお蕎麦屋さんがある須田町は昭和初期までは連雀町と呼ばれ、徳川家康が入府した時にはすでにあったという古い地域。

都内でありながら空襲も免れたエリアでもあるため、戦前の古い建物が所々に残っています。

そんな地域らしく関東大震災後の大正末期築、東京都の歴史的建造物に選定されている建物で営業するのが、今回訪れたお蕎麦屋さん、神田まつやでした。


創業は明治17年。

関東大震災後に創業家から現在の小高家に継承され、今も代を重ねながら続いているお蕎麦屋さん。

池波正太郎が足繁く通った店として知られ、著書「むかしの味」や「散歩のとき何か食べたくなって」にも登場するお店です。



「江戸はそば」らしい味がする黒いお汁のお蕎麦が美味

小説家 池波正太郎は著書の中で、「昔の味がちゃんと残っている」と記している神田まつやのお蕎麦。

神田まつやのお蕎麦は、昔っぽい味付けの江戸そばらしいお蕎麦でした。

お醤油の味をしっかり感じる、懐かしい味。

お汁の奥に感じる旨み。

美味し〜〜〜い!


ざるも美味しかったけれど、温かいかけがより好みでした。

こちらは天もり。ざるとエビ二本の天ぷら。わさびは別オーダーになります。

神田まつやでお蕎麦をいただくまで自覚はなかったけれど、今のお蕎麦は関西の出汁文化の影響でしょうか?現代的な味になっているんですね。

関西出身の芸人さんが東京に出てきておうどんの汁が黒くて驚いたと言う話をどこかで聞いたことがありますが、東京生まれ&育ちの私ですが神田まつやのお蕎麦はそれに近い衝撃がありました(特にかけそば)。


今まで食べたお蕎麦より江戸らしい、懐かしい味がします。

私が知っているお蕎麦より、お汁の味が濃く色も黒い。お汁をそのまま飲むには濃いけれど、お蕎麦と合わさるとちょうどいい。

江戸風の味付けのなかで洗煉されてきた味。

美味しいお蕎麦でした。


この味が好みかどうかは人によるかもしれないけれど(関西圏の方がどう思うのか知りたい!)、私は大好きな味でした。

ざるそばよりもかけそばが特に好きだったので、またかけそばを食べに出かけたい!!!色々食べてみたものがあるから通いたい!!!と思っています。

神田まつやは店内の雰囲気がこれまた良い

60席ほどある店内は常に混雑していますが、雰囲気がとてもいい。

それはきっと店員さんたちの気持ちの良い接客があるから。

メニューの中でわからない言葉があった時。食後、家族が英語メニューを見せて欲しいとお願いした時。お水を注いでくださった時。

どのタイミングでも押し付けすぎないちょうどいい距離感。

慇懃無礼ではない、ちゃんと心がある「気持ちのいい」対応でした。

またお客さんたちの雰囲気もいい。

日本人だけではなく外国人観光客の方もいらしたし、私のような観光客っぽい初めてのお客さんもいれば、ご夫婦でいらしている方、地元の方なのか数人でテーブルを囲み、そばがきや湯葉をつつきながら蕎麦屋飲みをしているおじさんたち。

老若男女、国籍さえ問わないお客さんたちが混じっているのに、他者へのリスペクトがあるのか。

人気店や観光客多めのお店で感じるざわつきがありませんでした。


そんな空気感だから隣の人と会話が生まれ、名店なのに敷居が高くなくてまた訪れたいと思う。

良い時間を過ごすことができました。

東京の蕎麦屋 神田まつやを訪れる時のTIPS

人気店ゆえ行列必須、空くのは3時ごろから

13:53に撮影

私たちが神田まつやを訪れたのは平日の午後2時前でしたが、20分ほど並びました。

お店を出たのは3時前。その頃には空席があり、もちろん行列もありませんでした。

人気店ゆえ行列を覚悟するか、お店のHPによれば3時〜5時が比較的空いているそうなので、時間をずらすのが良いようです。

メニューは通好みにつき、事前確認推奨

神田まつやのメニューは2種類。

日本語のメニューと、外国人観光客が多いようで英語メニューがあります。

日本語は通好みでわからないものもあったので、事前に見ておくのもひとつ。


英語メニューは写真付きでわかりやすい。

隣の外国人の2人組はそれぞれ上手に頼んでいて、そんなものあるの?と思いました。

そして英語メニュー最後のページには、トムハンクスの写真!!!ちょっとのミーハーさに親近感笑。

観光にも。神田まつやの周辺も歩いてみると面白い

神田まつやがある一角は、古い建物がポツポツある場所。

名店と呼ばれるお店も多く、くるっと歩くだけでも楽しいので食後の散歩もおすすめです。

お汁粉屋さんの竹村。

鳥すき焼きのぼたん、お汁粉屋さんの竹村、その向かいにはあんこう鍋のいせ源は、戦前の建物で営業を続けているお店。

家族が素敵!と言っていた建物。

よくよく見たら登録有形文化財に指定されていました→参照

外国の方にも。東京のおすすめの蕎麦屋「神田まつや」

戦前の建物で、江戸らしい美味しい濃い味の蕎麦をいただく。

気持ちのいい空気感の店内で。

贅沢なひと時でした。


この時の一時帰国は日本的な場所へ行くことが多かったけれど、ここはその中でも訪れて良かった場所。

そしてアメリカや海外からお友達やお客さまが東京に遊びに来た時にお連れしたり、おすすめを聞かれた時にもおすすめしたい場所。

(日本観光で神田?と思われるかもしれませんが、意外と神田周辺に滞在される外国人が多いようで、神田まつやさん周辺でも外国人の方を見かけたし、神田駅でもスーツーケースを持った外国人をよく見かけます。)


神田まつやは帰国すると必ず訪れる場所からすぐなので、また訪れるでしょう。

待ちきれない!


ごちそうさまでした。

神田まつや →HP


参照

神田まつや
wikipedia; 神田まつや
アピオ; 池波正太郎流をたしなむ
ヒトサラ; これぞ江戸庶民の「粋」! 池波正太郎が愛した【神田まつや】で蕎麦を食べる
三井住友トラスト不動産; 神田
そばの散歩道; そば屋と酒
Brutus; 東京の老舗〈神田まつや〉で教わる、蕎麦の楽しみ方


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