つい先日、家の近くにある和菓子屋さんで、どら焼きを買いました。
ここのどら焼きが大好きでして。特に午前中に行くと生地がふわっとして特に美味しいから、午前中に行けたらめっけもの。用事のついでに寄れたこの日は、ラッキーでした。
そしてその帰りがけ。通りがかったお店では、ずいぶん懐かしいものをみつけました。
おが屑に守られるように優しく包まれていたのは、この野菜。
ゆりねです。
日本に住んでいた頃だからずいぶん前、冬の寒い時期。お正月がすきた初釜の頃かな。
暖房がばんばんきいた祖母の家で食べたもの。
またとうふ屋うかいの近くを通るとお豆腐と一緒にがんもどきをよく買ったんですが、ゆりねのがんもどきを祖母はよく買いっていましたっけ。
母はゆりねを使わなかったので祖母のもとでしか食べたことがないけれど、冬の味覚として記憶に残っている味です。
懐かしくて、思わず買ったけれど、私自身は調理したことがないのだけれど。
さて、いかようにしたものか。
とりあえず茹で(蒸し)て。
お次は揚げて。
わくわく!
久々でなつかしいゆりね。
祖母と、うかいのお豆腐を買いに行く時は大抵一緒だった伯母とその笑い声を思い出しながら、色々レシピをみています。
ちなみに、アメリカ・LAでもゆりねをニジヤの冷蔵庫コーナーで見たことがあります。今年もあるかな?
日本にいると、やっぱり食材が日本的になります。
売っているもの、お手頃なもの、食べたいもの。どれも日本的で繋がる料理も日本的。
これが「地域差」なんだなぁ。
そう考えるとアメリカで生活することだけでも、色々な刺激があることに気がつきます。そしてここまで日本が長くなると、アメリカの食材も恋しくなります。
アメリカでは「あれが食べたい。これが食べたい」と日本食を恋しく思っていたのにね。
ゆりねを買って、そんな気持ちに気がつきました。
同時に、今ある環境だってこの間まで自分が恋しかったものだから、楽しもうよ。と思った自分がいました。うん、花丸!