昔ながらの和

最高に美味しい鴨鍋、シメはお蕎麦でまいりませう

最高に美味しい鴨鍋、シメはお蕎麦で

 

お友達のお家での新年会は、鴨鍋でした。

思い出しても、ぐふふふふふふと変な声がもれてしまう。

 

最高でした。

 

 

年末の年越し蕎麦は、鴨蕎麦だった我が家。(→ 鶏代用可。家で作る鴨南蛮そばで、至福の年越しそばを )

 

アメリカに来て以来ご無沙汰だった鴨を食べて、やっぱり美味しい〜!!と感動したので、新年会に鴨鍋を提案したところ、お友達にも大好評!美味しいの言葉がうれしかった。

 

 

 

 

 

 

 

鴨鍋はシメが一番美味しい!だからシメは必須です

 

もちろん〆もしっかりと。鴨鍋のシメは雑炊も捨て難いけれど、今回はお蕎麦。鴨の旨味と野菜の美味しさも全て吸い込んで、至福の美味しさでした。

 

 

鴨鍋はシメが最高に、特別に美味しいお鍋です。

 

今回鴨鍋をしようと思い立ち、日本で通っていたお店の鴨鍋の具を思い出そうとしたんですが、とんと思い出せず。家族に確認してみたら、鴨鍋=シメの雑炊。雑炊が美味しい!とみんな口を揃えて言うばかりで、誰に確認しても鴨鍋の具材がはっきりと出てきませんでした。

 

作って食べて、理由判明。鴨鍋は、シメが特別に最高に美味しい!から、その前の鍋の具材が紛れてしまうようです。

 

 

それぐらいシメが美味しいシメが別格のお鍋、鴨鍋。ここまで美味しいとシメのためのお鍋だなぁなんてお思ってしまう。もちろんお鍋も美味しいのだけれど、ね。

 

 

鴨鍋は、締めまで含めて鴨鍋です!何をおいてシメは必須!

 

 

 

 

 

 

 

 鴨鍋の作り方

 

【 作り方 】

 

① 鴨ガラでスープをとる

大きなお鍋に、鴨ガラ・生姜・ねぎの青い部分、今回は日本酒を入れ、お水をひたひたに入れる。一度沸騰させ灰汁を取り、火を弱めて2〜3時間煮る。

 

脂がうまみのもとなので、出汁をとるとき脂はできるだけ残す。

火を強くすれば白濁し、弱火なら澄んだスープになる。

 

(鴨ガラスープの代用、あっさり目が好きな方は後述参照。)

 

 

 

 

② 鴨肉をそぎ切りにする

お鍋の具用に、鴨肉をそぎ切りにする。

鴨鍋は胸肉を使う場合が多いようですが、もも肉も入れてOK。

 

お肉がもっと欲しい方は、鶏肉を追加してもいい。

 

 

 

 

③ 鍋用の具材を用意する

お鍋の具は、お好きなものを。

 

絶対に必要なのはねぎ。

おすすめ具材は葛切りとお麩。

 

今回入れた具は、お豆腐、きのこ(しいたけ・しめじ・えのき)、ねぎ、水菜でした。本当はセリが入るので、手に入ればセリも美味しいです。白菜もきっと美味しい。

 

他にゴボウが入ることもあるようですが、こちらは未経験!試してみたいと思いつつ、今に至っています。

 

具沢山の鴨鍋から、鴨とねぎとせりだけというとてもシンプルな具材のお店も多いので、お好きなバランスでどうぞ!

 

 

 

 

④ 鴨皮を焼く

鴨の皮をゆっくり焼いて、油を出します。これが美味しいポイント!

 

ネギを入れる場合ぶつ切りにして、ここでひと焼きします。焼き目をつけて鴨の脂をネギに吸わせます。脂が鴨のこってりさがネギに含まて美味しくなります。

 

土鍋は炒めると割れるので、要注意。別のお鍋かフライパンでどうぞ。

 

 

 

 

⑤ 鴨スープを加え味をつける

お鍋に①の鴨スープを加え、醤油、みりん、酒で味つけます。鴨南蛮のときに参考にした、笠原将弘さんの→鶏南蛮そば←の調味料のバランスです(砂糖はいれていません)。

 

④の鴨の油とねぎも、全て入れます。

味が薄いようであれば、塩を足して味を整える。

 

具材を入れて煮込み、日が通ったら出来上がり。

スープと一緒に召し上がれ。

 

 

 

⑥ 残ったスープでしめを作る

お鍋を食べた後、残ったおつゆでシメを作る。

乾麺のお蕎麦であれば、硬めに茹でた後お鍋へ入れてひと煮立ちさせたら出来上がり。

 

雑炊も美味しいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

鴨肉(鴨ロース含む)を柔らかく仕上げるには

別の時の鴨鍋。こんなふうに最後に鴨肉を乗せると柔らかくなります。(やっぱり絶品!今年もDuckを使って鴨鍋はじめました

鴨肉、特に鴨ロースを柔らかく仕上げるには、お肉に火を通しすぎないことが大切。そのために具材を加えるタイミングを2度に分けます。

 

 

鴨肉と葉物野菜以外の具材を、まず土鍋に入れて煮る。

 

土鍋の中の具材に火が通り少し味が染みたら、葉物野菜を鍋の上辺に面で乗せ、その上にスライスした鴨肉のロースを乗せる。蓋をして、中火で数分。鴨肉に火が通ったら火を止める。

 

*火の通しすぎ厳禁。

 

 

ロースは胸肉なので、火を通し過ぎればパサつき硬くなります。ゆっくり火を通すと柔らかく仕上がるので、鴨肉を最後に加えます。一緒のタイミングで葉物野菜を加えその上に乗せることで鴨肉への火の通りを緩やかにして、柔らかく仕上がるようにしています。

 

もう一つの方法はしゃぶしゃぶのようにスープの中で泳がすこと。具材との取り合わせ次第ですが、こちらの方法も使えます。

 

 

 

 

 

 

 

鴨ストックなし、鴨肉(鴨ロース/もも肉)のみで鴨鍋できます

鴨ガラは手に入らないけれど、鴨ロースややモモ肉などの鴨肉が手に入った場合は、手順④のようにお肉についている皮から油をだして旨味のもとにします。

 

そぎ切りにしたお肉を、フライパンやお鍋で焼きます。その時皮側が鍋肌と接するように置き、弱い中火から弱火で皮の脂を出すように焼きます(皮だけ焼いてもいい)。皮から油が十分に出たらよけておく。(この後お鍋に入れるので、お肉は半生でいい。)ネギを入れる場合は、ここで焼いて鴨の脂を染み込ませる。

 

お鍋にはお出汁を用意して、手順⑤と同じように味をつけ、そこにこの鴨油を全て入れてベースのスープにします。

 

 

皮から出る脂が鴨ガラスープの代わり。鴨ストックがなくてもこれで十分美味しい鴨鍋ができます。

 

あっさりめが好きな方、鶏の強い匂いが苦手な方は、逆にこちらがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

アメリカで、日本で。鴨(Duck)が購入できる場所

 

 

 

アメリカ

アメリカでDuck / 鴨は、前出のALDI、台湾系スーパーマーケト 99 Ranch Market(99ランチマーケット)で購入できます。(上の写真はALDIで購入したもの。



地域によって在庫のあるなしが変わりますが、Whole Foods(ホールフーズ)(Amazon)でも購入できます。

 

 

 

日本

丸鶏ではないですが、店舗広めの大きめのスーパーマーケットや少しいいスーパーマーケット(クイーンズ伊勢丹とか)で、見かけたことがあります。デパ地下でも見た覚えが。

 

楽天は種類豊富に揃っていました。

 

日本ではスライスの方が一般的なようですが、鴨鍋にするならブロックの方がおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

鴨鍋はシメが美味しいお鍋です

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やっぱり鴨鍋は美味しいです。

DUCK最高です!

 

 

鴨は甘さのあるこっくりした脂がとってもおいしい。それが溶け出たスープが最高で、これは鴨でしか味わえない味。

 

だからこそ、鴨鍋はシメが最高に美味しい!

だからこそ、シメが必須のお鍋です。

 

 

念願の鴨鍋をお友達たちとかこめて、楽しい時間でした。

ごちそうさまでした。

 

 

 


 

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