絶品半生的の干し柿と、東京や都会で作る干し柿のコツ

 

東京や都会で作る干し柿と、半熟的な絶品半生干し柿

 

貴重なものをお供にしたおやつ時間、それはそれは至福でした。

 

お供は干し柿。先日別荘で収穫した柿を伯母が干し柿にして持ってきてくれたもの。今年は去年に引き続き柿のなりは数少なめでしたが、味は変わらず美味しかったです。

 

 

この干し柿が貴重なのは、作った人しか食べれないものだから。

 

 

中がとろっとろ、半生的干し柿です。

 

通常の干し柿のように完全に乾燥させず、セミドライトマトのように半干しで終えたもので、外側はサクと乾いているけれど少し押してみると指が沈む柔らかさがあります。

 

干し柿らしい生っぽい濃い甘さと、通常の柿が熟したときのとろとろの味が混じってとっても美味しいんです。

 

 

半生なので普通の干し柿と違って日持ちがせず、保存がききません。

 

だから半生的な半干し干し柿は、特別な干し柿なんです。

 

 

 

 

 

 

東京や都市部でも美味しい干し柿は作れます

 

干し柿は、田舎の寒い地方で作るイメージですが、東京など都会でも作れます。

 

今回の干し柿も東京で作ったものです。

 

伯母は毎年こんな風に別荘の柿を使って東京で干し柿を作っています。そしていつも柿をお裾分けしている伯母のお友達も東京で干し柿を作っています。

 

伯母は一軒家、伯母のお友達はマンションで。

 

東京でも、一軒家でもマンションでも、日光が当たる場所があれば干し柿は作れます。

 

 

伯母曰く「どこだって手をかければできるわよ」とのことです。

 

 

 

 

 

 

東京や都市部で作る干し柿の作り方

 

*柿は硬めの状態で収穫した方が干し柿は作りやすいです。

 

 

東京や都市部で作る干し柿の作り方

 

① 下処理をする

収穫した柿は、ヘタの付け根からT字になる部分だけ残して余分な枝を落とす。ヘタを取り(手で取れます)、綺麗に洗う。柿の皮を剥く。

 

 

② 柿を吊るす紐を用意する

ビニール紐を適当な大きさに切り、紐の真ん中(中央)に一つ干す場所を考えて輪を作る。(例えば棒や物干し竿に干すならその太さに通るような大きさで、フックに引っ掛けるなら小さくて良い。)

 

柿の大きさの分間隔を空けながら、柿を吊るす場所になる輪を作る。

 

 

紐で柿を結びながら干していく方法もありますが、伯母は先に紐を用意してそこに柿を吊るしていきます。

 

真ん中(中央)に輪をあらかじめ作っておくのは、干す時吊るしやすく引っ掛けやすくするため。他の輪っかは柿を引っ掛ける場所ですが、柿の重さと重力で輪は引っ張られるので輪の大きさにそこまで神経質にならならず大丈夫です。

 

 

③ 柿を吊るして、干す

②で作った紐の輪っかに柿のT字の部分をひっかけ、吊るしていく。全て吊るしたら、柿を太陽が当たる場所に干す。雨が降ったら屋内に入れる。

 

 

④ お好みの硬さになったら完成

今回の干し柿は一週間ほど乾かしたものですが、お好みでもっと乾燥させてもいい。

 

 

 

干した後、少しの時間であれば屋内に置いておいても問題ありませんが、伯母は短期間用は冷蔵庫、長期用は冷凍保存しています。

 

 

 

 

 

 

 

東京や都会で作る干し柿のコツ2点

 

数日間、乾燥して晴れている頃を見計らって作る

10月末から11月初旬は秋晴れの日が続き、乾燥します。今回は伯母は湿度が20%、一週間ほど晴天が続いた時に干し柿を作りました。こんな日に作るのがベストだそう。

 

時期を見計らって作るが一番のポイントだそうです。

 

 

 

軒下で直射日光に当たり、水がかからない場所に干す

朝日も夕日も一日中太陽が存分に当たり、雨が当たらない軒下が最適な干し柿を干す場所です。

 

伯母の場合そんな場所に干し柿を吊るし、雨が降らない限り夜も出しっぱなしにしています。干し柿は冷えるけれど、翌日太陽に当たれば大丈夫とのこと。

 

伯母のお友達は都内のマンションに住んでいて、そのベランダで作っています。周りに遮るものが何もないので日当たり良好だそう。東京で干し柿を作るには意外とマンションの方が適しているのかもしれません。

 

朝日から夕日まで太陽が当たる場所がなければ、太陽が当たるように日中一度動かしてもいい。

 

 

太陽を存分に当たる場所に干すのが、東京や都市部で作る干し柿のもうひとつのポイントです。

 

 

 

 

 

 

美味しい半熟的な半生干し柿を、東京でLAでも作る

 

伯母のお気に入りで、伯母まわりにもファンが多いという半熟のような半生の干し柿作りは、最近の伯母の恒例行事となっています。

 

ここ数年この時期に日本にいるので、私が柿を収穫していることが続いています。以前作ったことはあれど自分では作らず、こうして伯母が作ってくれた半熟の柿を食べるのが、ここ数年の私の秋の恒例行事となっています。

 

実はそこまで柿も干し柿も好きじゃないけれど、これは一つ食べたくなる美味しさなんです。

 

 

そうそう。太陽の力が強く、乾燥しているロサンゼルスでも干し柿は作れます。お友達も作っていました。

 

干し柿は冬に干されているイメージがあるせいか寒い地域でしか作れないと長いこと思っていたけれど、ある程度乾燥している場所であれば温度関係なく作れるのかな?と思っている最近です。

 

 

 

機会があれば、半干しの干し柿をぜひどうぞ。東京でも都市部でも干し柿は作れるので、是非一度お試しあれ!

 

ごちそうさまでした。

 

 

 


 

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