トマトなしの赤パスタ。驚くほど美味しい赤パプリカのパスタレシピ
見た目はトマトのパスタ。でも、実はトマトは一切使っていない、焼いた赤パプリカのパスタです。
今が旬の赤パプリカは、オーブンやオーブントースターで焼くことで、驚くほど甘くなる。さらにローストした香ばしさも加わり、生のパプリカとはまったく別の美味しさに変わります。
そのまま食べても美味しいこの焼きパプリカをピュレにして、鶏肉とマッシュルームと合わせたのが、今回の赤パプリカソースと鶏肉のパスタ。焼いて甘みが激増したパプリカの美味しさをそのまま活かし、ワンプレートごはんとして満足できるボリュームと美味しさに仕上げました。
我が家の正直者が、「これ美味しい!」と毎回言ってくれるパスタは、パプリカが旬の今が一番美味しいタイミング。赤いパプリカが手に入ったら、ぜひ試してほしい。
夏野菜の美味しさをぎゅっと閉じ込めた、我が家みんなが大好きな、赤パプリカのソースと鶏肉のパスタのレシピです。
野菜の甘みがぎゅっ!赤パプリカソースのパスタのレシピと作り方
【材料】(2人分)
パプリカピュレ
・赤パプリカ 2個(約350g)
・ニンニク 2片
・レモンのしぼり汁 1個分
・オリーブオイル 大さじ1/2
・塩 小さじ1/4
鶏もも肉(皮なし) 200g
塩 小さじ1/4
マッシュルーム 10個(約100g)
パスタ 2人分
お好みで、イタリアンパセリやパルメザンチーズ 適量
【作り方】
赤パプリカを焼いて蒸らす
赤パプリカ2個を、オーブン(220℃/425℉)やオーブントースターで、20~30分ほど焼き目がつくまで焼く。オーブントースターの場合は、焼き目がついたら90度動かす。
パプリカが焼けたらボウルに入れて、蓋をして、10~15分蒸らす。
焼き上がり
蓋はお皿で代用。
赤パプリカのピュレを作る
焼いたパプリカが触れるぐらいまで冷めたら、パプリカの皮を剥く。ヘタとタネを取り除く。
フードプロセッサーに皮を剥いたパプリカと、パプリカピュレの他の材料を全て加える。撹拌してピュレ状にする。
パスタを茹でる
パスタを茹でるためのお湯を沸かす。お湯が沸いたら、タイミングを見て分量外の塩と、パスタ2人分を加えて、アルデンテよりも少しだけ硬めに茹でる。
鶏肉とマッシュルームの準備
鶏肉200gは一口大に切り、ボウルに入れる。塩1/4を加え、軽く混ぜる。
マッシュルーム10個は、薄切りにする。
鶏肉とマッシュルームを炒める
中火で熱したフライパンに、分量外のオリーブオイルを適量加え、切った鶏肉を入れて焼く。
鶏肉に8割ほど火が通ったら、マッシュルームを加える。
マッシュルームがしんなりしたら、パスタの茹で汁をおたま1〜2杯加える。
パスタとパプリカソースとを合わせる
アルデンテよりも少しだけ硬めに茹でたパスタを、鶏肉が入ったフライパンに加え、全体混ぜ合わせる。さらにパプリカピュレを加え、全体に行き渡るように混ぜる。
赤パプリカソースのパスタを仕上げる
ソースがフツッとして、全体の水分量がちょうど良い濃度になったら、味見をして、必要であれば塩で味を整える。火を止める。
パスタを盛り付ける
お好みで刻んだイタリアンパセリや、すりおろしたパルメザンチーズをかけたら出来上がり。
動画で見る赤パプリカソースのパスタのレシピと作り方
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これだけでグッと美味しく!赤パプリカと鶏肉パスタレシピのTIPS
赤パプリカは黄色でもオレンジでもいい
今回は赤パプリカを使いましたが、オレンジや黄色のパプリカでも、色味は少し変わりますが変わらず美味しく作れます。
ただし緑色のパプリカは苦味が強いので、避けるのが正解です。
焼きすぎてもOK!パプリカのローストの見極め
赤パプリカの表面に焦げ目がついて、皮がぷっくり膨らみ柔らかくなったら、パプリカが焼けたサイン。
表面にしっかり焦げ目がついても大丈夫。最後に皮は剥きますし、中にはパプリカ全体が真っ黒にするまで焼く方もいるぐらいなので。
時短派はパプリカを半分に切って焼く
丸ごと焼くと、パプリカから出てくる甘い水分も逃さずソースに使えます。
でも手間を省きたいときは、最初に半分に切って種とヘタを取り除いてから焼いてください。忙しい日は楽さ重視でいきましょう!
美味しすぎるから、焼きパプリカは多め推奨
赤パプリカの甘みと香ばしさを存分に引き出せる、パプリカのオーブン/オーブントースター焼きは、生のパプリカとは違った、別格の美味しさ。
お手頃な赤パプリカと出会った時は、まとめて焼いて作り置きにしています。そのまま冷蔵庫保存が多いですが、日持ちさせたい時はお酢を加えたり、オリーブオイルに漬けたりしています。
パンに乗せて、スペインのおつまみ「ピンチョス風」にしたり、アレンジも無限大。彩りとしても便利です。
隙間時間で焼きパプリカを仕込む
今回のレシピ、赤パプリカソースの鶏肉パスタで一番面倒くさいのは、パプリカをオーブンで焼くこと。
時間があるときやタイミングを見て、赤パプリカをあらかじめ焼いておくのがおすすめ&私流。そうすればパスタを茹でる時間で出来上がり、時短につながります。
焼くのが面倒なら、市販の瓶詰めで時短アレンジ
パプリカを焼くのが面倒な日は、ローストパプリカの瓶詰めが便利!
日本でも見た覚えがありますが、カルディや楽天のオンラインショッピングでは発見できず・・・。Costco(コストコ/コスコ)にはあるようです。
アメリカにお住まいの方であれば、Trader Joe’s(トレーダージョーズ)をはじめ、米系スーパーマーケットで手軽に手に入ります。
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)のFire Roasted Red Peppers。焼いたパプリカが、すぐに食べれる状態で瓶詰めにされたものです。
瓶詰めパプリカを作る時の注意点
ローストパプリカの瓶詰は、塩やお酢が入っていることが多いです。その場合は、パプリカピュレの材料の塩とレモン省いてください。
また、オイル漬けタイプなら、パプリカピュレの材料のオリーブオイルを省いてください。
赤パプリカを使ったこちらのレシピも美味しいよ!
美味しい夏の食卓、赤パプリカソースで作る鶏肉のパスタ
パプリカを焼いてピュレにする、ちょっとひと手間。このひと手間が、夏のパスタをぐっと美味しくしてくれます。
赤いパスタと言ったらトマトソースだから、意外性もある。何も言わずにパスタを出して、赤いパプリカの優しい甘さに、不思議そうな表情を見るのも、楽しみのひとつです。
パプリカが旬を迎える夏は、甘みも香ばしさもいちばん引き立つ季節。赤パプリカが手に入ったら、ぜひ一度このパスタを試してみてください。
夏のごはんにぴったりな、赤パプリカソースと鶏肉のパスタのレシピです。
ごちそうさまでした。
