オランダ アムステルダム旅行

アムステルダム旅行 乗り降り自由な1日/数日乗車券を活用しよう

アムステルムダムを訪れる前に知りたい交通機関のこと

3泊で訪れた、オランダ アムステルダム。

旅行に行く前にちゃんと調べておいたらよかったなと思ったのは、これからアムステルダムへ出かける方は頭に入れておいてねと思うのは、アムステルダム内の移動手段、公共交通機関のこと。
 
アムステルダムの公共交通機関はわかりやすく作られているので、前情報がいくらかあればスムーズに利用することができます。

上手に活用すればアムステルダム観光が快適になり、乗り降り自由の1日/数日乗車券を上手に使えば、お得に乗車券を購入することができます。

アムステルダムで一般的な交通機関

アムステルダムで一般的な公共交通機関、移動手段はトラム、メトロ(地下鉄)、バス、Uber、時々フェリー。


アムステルダム中心部であればトラムが一番便利。

メトロは、アムステルダム中心地と郊外の住宅地を結んでいます。

バスはエダムなど、アムステルダム近隣地域に行く時に有益な交通手段。

配車アプリはUber(ウーバー)が一般的。使う予定がなくても、念の為にアプリをインストールして初期登録しておくことをおすすめします。

フェリーは、Amsterdam Centraal(アムステルダム中央駅)に接したアイ湾の対岸に渡るために無料フェリーがあります。訪れる場所によっては、使うことになるかもしれません。

アムステルダム旅行は1日/数日乗車券を活用すべし!

アムステルダム街中のトラム乗り場

昔から計画性を身に付けたいと心から願っていますが、未だ手にできておりません。なんとかなるだろうと見切り発車したり、とりあえず目の前にあることに手をつける。

だから失敗もあるわけで、、、。その失敗はYouTubeのアムステルダムVLOGを見ていただくとして。

一言。

アムステルダムでの移動に公共交通機関を使う頻度が高いようであれば、1日/数日乗車券の検討をおすすめします。

行動次第では、空港での乗車券購入が得策かもしれません。

GVBの乗車券は乗り放題チケット

アムステルダム市内の公共交通機関、トラム、メトロ、フェリー、一部バスは、GBV(Gemeentevervoerbedrijf、アムステルダム市営交通会社)が運営しています。

アムステルダム市内の移動でお世話になるのも、GBVの何かほとんど。(空港の往復、郊外は別)

GVBの乗車券は日本の電車の切符とは違い、どの乗車券も場所から場所の区間制ではなく、時間制乗車券

例えば1時間乗車券を購入すれば、1時間の間GVBが運営する交通機関全てに乗車でき、乗り降りも自由=乗り放題になります。

3種類のアムステルダム公共交通機関乗り放題乗車券

GVB Day/Multi-Day Ticket Amsterdam Travel TicketAmsterdam & Region Travel Ticket
1~7 days1/2/3 days1/2/3 days
€9-€41€18/€24/€30€21/€31.50/€40.50
アムステルダム市内のトラム、メトロ、バスを含む全てのGVBの交通機関が乗り降り自由(ナイトバス、Connexxionのバスは含まない)アムステルダム市内全てのGVBの交通機関、空港と市内を結ぶ一部の電車とバス(Amsterdam Airport Express、Connexxionのバス397とN97が利用可能)が乗り降り自由アムステルダム市内全てのGVBの交通機関と、近隣地域の電車とバスが乗り降り自由
24 時間1日単位1日単位

*使い捨てチケットには、€1が加算されます


オランダ アムステルダム旅行/観光のさい、1時間ごとに乗車券を購入するよりも時に使い勝手がいい乗り降りが自由な1日/数日乗車券は3種類あります。

① GVB Day/Multi-Day Ticket
② Amsterdam Travel Ticket
③ Amsterdam & Region Travel Ticket


どのカードも1日から複数日の期間が選べ、日数が多いほど1日あたりの料金が安くなります。


この1日/数日乗車券がなんせ便利だったので、ぜひ活用してほしい!

3種類の乗り降り自由な1日/数日乗車券の各特徴

3種類のアムステルダムの公共交通機関乗り放題乗車券の一番の違いは、使えるエリアです。


①GVB Day/Multi-Day Ticketと②Amsterdam Travel Ticketの違いは、Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港)からアムステルダム市内への電車/バス乗車券が含まれるかどうか

①GVB Day/Multi-Day Ticketはアムステルダム市内のGVBの交通機関が使えますが、スキポール空港から/への電車とバスは含まれません。

②Amsterdam Travel Ticketはアムステルダム市内のGVBの交通機関に加え、スキポール空港から/へのNSが運営する電車Amsterdam Airport Expressの二等車と、Connexxionのバス397とN97が含まれます。

(Amsterdam Airport Expressは、スキポール空港とAmstel, Bijlmer ArenA, Central Station, Holendrecht, Lelylaan, Muiderpoort, RAI, Sciencepark, Sloterdijk, Zuid, Duivendrecht、の各駅間有効)


③Amsterdam & Region Travel Ticketは、アムステルダム内だけではなく近隣地域の電車とバスも使うことができます。→こちらの地図でエリアを確認できます

参考

・GVB1時間乗車券 €3.4 (時間内であれば乗り降り自由)
・BTM; GVBとバス会社2社(ConnexxionとEBS)が1時間半の間乗り降り自由な乗車券 €6.5
・Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港)からAmsterdam Centraal(アムステルダム中央駅)まで €5.5

*使い捨てチケットには、€1が加算されます。

アムステルダムの3つの1日/数日乗車券の選び方

メトロの自販機で購入した①GVB Multi-Day Ticket

最初に、乗車券を選ぶときの注意点

乗車券購入の前に気をつけたいのは、各乗車券の時間のカウント方法です。

①GVB Day/Multi-Day Ticketは選んだ日数×24時間使え、最初に使った時から時間がカウントされます。

②Amsterdam Travel Ticketと③Amsterdam & Region Travel Ticketは1日単位で区切られます。正確に言うと、0am〜翌日の4amまでが1日の区切り。

夜着く方で空港からホテルだけの移動であれば、こちらの乗車券ではなく普通に買う乗車券の方がお得な時があるので気をつけて。

空港から/への乗車券は必要か、その後の予定は?

①GVB Day/Multi-Day Ticketと②Amsterdam Travel Ticketで迷ったら、Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港から公共交通機関(電車バス)を使うか、その後の予定で公共交通機関を使うかどうかを考える。

午前中にスキポール空港に到着し、電車でアムステルダム内のホテルへ移動。その後アムステルダム観光をする予定で公共交通機関を使うなら、②Amsterdam Travel Ticketを購入するのがお得かもしれません。

逆に飛行機ではなく電車でAmsterdam Centraal(アムステルダム中央駅)に到着する場合や、夜に空港に着いた後ホテルへ直行。

ホテルそばのレストランで食事をするからその日は公共交通機関を使わないようであれば、必要な乗車券だけを購入した方が良いでしょう。


また滞在のホテルの場所はどこでしょう?

ホテルオークラアムステルダムなどがあるアムステルダムの中では郊外側であれば、一日乗車券はあった方がいいかもしれません。


③Amsterdam & Region Travel Ticketは、Keukenhof(キューヘンホフ)公園やチーズ市が有名なエダムなど、アムステルダム近郊へ出かけるときに検討した乗車券です。


1日/数日乗車券は上手に使えばお得になりますが、逆もさもありなん。自分の行動を鑑みて選んでくださいね

我が家の場合

私たちはアムステルダムから出る予定はなかったのと、アムステルダムを出発する日は空港まで車で行く予定でした。

また何も考えずに空港からの乗車券を購入したので、1日目にホテルについた後アムステルダム観光へ出かけるタイミングで2日分の①GVB Day/Multi-Day Ticketを購入しました。

3日目夜、Concertgebouw(コンセルトヘボウ)で音楽鑑賞をした後ホテルに戻る時は①GVB Day/Multi-Day Ticketの有効時間が切れてしまったので、トラムの中で1時間券を購入してホテルに戻りました。

乗れないバスがありました

アムステルダム旅行中、①GVB Day/Multi-Day Ticketが使えないことが一度ありました。赤色のバス(GVBのバスではなくConnexxionかEBSのバスだった模様)に乗ろうとしたところ、この乗車券だと乗れないよと言われて。

GVB以外の公共交通機関がアムステルダムにどれだけあるかわかりませんが、GVB Day/Multi-Day Ticketでは乗れないバスがありました。

最初にバスに乗れない体験をしたので、以降トラムとメトロのみを使い移動しましたが特に問題はありませんでした。

アムステルダム旅行 1日/数日乗車券の購入方法

①GVB Day/Multi-Day Ticketの購入方法


①GVB Day/Multi-Day Ticketは、メトロの駅にある自販機で購入できます。詳しい購入方法は上動画1;52〜。

他に1時間と24時間乗車券であれば、トラムの車内でも購入できます(現金不可、カードのみ)。

メトロの駅には2つの自販機がある

アムステルダムのメトロの駅には、乗車券の自販機が2種類あります。


青い自販機はGVBの自販機で、①GVB Day/Multi-Day Ticketが購入できます。


黄色い自販機はNS(オランダ鉄道)の自販機で、Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港)への乗車券やHolland Travel Ticket(オランダ中の鉄道が乗り放題になる乗車券)が購入できます。

Amsterdam Travel Ticketと③Amsterdam & Region Travel Ticketの購入方法

②Amsterdam Travel Ticketと③Amsterdam & Region Travel Ticketは自販機では買えないようで、以下の場所で購入可能です。

  • NS Tickets & Service(NSのチケット&サービスカウンター)
     Amsterdam Centraal(アムステルダム中央駅)、 Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港)他、主要な駅の窓口

  • I amsterdam Visiter Center
     アムステルダム中央駅、 スキポール空港他

  • GVB Tickets & Service(GVB(電車)チケット&サービスカウンター)
     アムステルダム中央駅、 スキポール空港他、主要な駅の窓口

  • EBS Tickets & Service(EBS(バス)のチケット&サービスカウンター
    アムステルダム中央駅

  • Connexxion Tickets & Info(Connexxionのチケット&サービスカウンター
    スキポール空港、他

詳しくはこちらをご覧ください→ Amsterdam Travel TicketAmsterdam region travel ticket


東京だとどの駅に窓口があり駅員さんがいるのが普通ですが、アムステルダムの駅には窓口があまりない印象。

②Amsterdam Travel Ticketと③Amsterdam & Region Travel Ticketは日付の指定ができるので、あらかじめ購入しておく方法もあります。

キャッシュレス社会でカード払いが主流

日本より格段にキャッシュレス社会だったオランダ アムステルダム。

今回のオランダ アムステルダム旅行にさいしてユーロに両替はせず。以前の旅行で残ったユーロを若干持っていたけれど、お支払いはほぼクレジットカードを使いました。

現金を使ったのは、ベッドメイキングのために置いたお金と、Amsterdam Centraal(アムステルダム中央駅)で利用したトイレの入場料のみ。トイレもカードが使えましたが、現金を使いたくてあえて利用しました。


逆にアムステルダムには現金が使えない場所がいくつもあったので、アムステルダム旅行ではカード使いがメインになります。

交通機関の切符や乗車券を購入する時もカードのみ使えることがありました。

そしてタッチ決済が当たり前にできるので、携帯にクレジットカードを登録してタッチ決済ができるようにしておくと便利です。


カードが主流なので現金への両替はしなくても、しても少額がいい。

私が住んでいるアメリカは古いお金も当たり前のように使える国なので忘れがちなんですが、ヨーロッパやアジア圏だと新しく紙幣が切り替わると、以前の紙幣は使えなくなる国もあります。

再訪する予定があるなら別ですが、そうでない場合は現金の両替はごく少量がいいです。

アムステルダム旅行は、カードがあれば基本大丈夫だから。

アムステルダムで公共交通機関に乗る

アムステルダムで移動、乗り換えを調べる

日頃から携帯アプリのGoogleマップを愛用しているので、旅先でもGoogleマップを使います。


出発地と到着地を入力して、ルート検索。下に記載されたおすすめルートを見て、適したものを選びます(左写真)。

適したルートを表示して、ルートを確認(右写真)。

大丈夫そうであれば、あとはその通りに移動します。

バスに乗らないルートを事前に選択

前述の通り、①GVB Day/Multi-Day Ticketで乗れないバスがありました。


再度バスを使うルートを選んで乗れなかったら嫌なので、その後はルート検索で表示されるアイコンを確認して、バスを使わないルートを選び移動しました。


アムステルダム内はトラムとメトロだけの移動でも、困ることはなかったです。

アムステルダムのトラムの乗り方

トラム乗り場には掲示板があり、次にくるトラムの番号、行き先、待ち時間が記載されています。

アムステルダムのトラムに乗るのは簡単です。

日本のバスと同じように、入り口(車両の先頭)に乗車券をタッチする機械があるので、そこに乗車券をタッチしてトラムに乗ります。

トラムを降りる際は、手すりについている赤い降車ボタンを押して、事前に停車が必要なことを知らせます。

トラム停車後、扉のそばにある緑のドアの開閉ボタンを押して扉を開ける。

降り口(車体の中央か後方)にある乗車券をタッチする機械に乗車券をタッチして、トラムを降ります。



メトロは日本の電車と同じ。改札にある機械に乗車券をタッチして駅に入場し、降りる時も改札の機械に乗車券をタッチして駅を出ます。

扉はボタンを押して開ける

2;57〜、メトロ改札が登場します。


トラムもメトロの車両も、扉は自動で開きません!

扉のそばにある開閉ボタンを自分で押して乗車降車します。

トラム・メトロに乗る時の注意点

トラムやメトロに乗る時、降りる時。必ず、絶対に、きちんと乗車券を機械にタッチをしましょう

特に降車時は気をつけて!!!タッチを忘れたら、1時間券は無効になります。

観光名所がある場所などはたくさんの方が降りるので、タッチの機械の反応があやふや。タッチが漏れがち&漏れても気がつきません。

一日乗車券を使っていてもトラムは運転手さんが対応してくれると思うのでまだいいですが、メトロは無人の改札も多いので対応に困ることもあるかもしれません。


我が家もトラムを降りてメトロに乗ろうとした時にエラーが出てしまったことがありました。一時間乗車券だったので乗車券を買い直しました。

機械のタッチは、もれなく、しっかりどうぞ!

オランダのトラム・メトロは乗りやすい

バス停の掲示板

国や都市によって公共交通機関の乗りやすさは千差万別ですが、オランダ アムステルダムのトラムとメトロはどちらもわかりやすく、簡単でした。

トラム乗り場(バス停にも)には電光掲示板があり、どこでトラムやバスを待てばいいのか一目瞭然。

電光掲示板にはトラムやバスの番号、行き先、何分後にくるか表示されているので、乗る前に自分の行き先と照らし合わせることができました。

トラム車内のスクリーン。右上の「STOP」がボタンが点灯していたら、次の停車場所に停車するサイン。

そしてトラムの車内には上写真のようなスクリーンがあり、目的地、行き先、今どこにいるかが一目でわかる仕様になっています。これは旅行者にはとてもありがたい表示でした。

メトロの表示。YouTubeからのスクショのため画質荒めで失礼します。

メトロも扉の上にルートの電光掲示板があり、自分が乗っているルートと進行方向、現在どこにいるかわかるように表記されていました。こちらもわかりやすかった!


日本より理解しやすい気さえしたアムステルダムの交通交通機関とそのシステム。

初めてもで乗りやすく、安心感あり。

初めてでも、前情報さえあればちゃんと乗れます!

その他の知っておきたい便利な乗車券

I Amsterdam City Card

市内公共交通機関乗り放題の乗車券、美術館の入場料、運河クルーズが1つになった乗車券。Schiphol Amsterdam Airport(スキポール空港)や観光案内所で購入可能。→詳しくはこちら

Holland Travel Ticket

一部を除いたオランダ全土の公共交通機関を乗れる乗車券。→詳しくはこちら

Museumkaart(ミュージアムカールト)

オランダ国内400以上の美術館と博物館が対象にした、31日間有効で最大5か所まで入場できるカード。→公式サイト

大活躍!アムステルダムの乗り放題1日/数日乗車券


一日/数日乗車券は、便利だったのはもちろん、とっても楽でした。

毎回乗車券を買う必要がなくチャージやなんだの心配がないのは大きくて、タイトな日程の旅行中のストレス軽減。次の行動への流れがスムーズだから、時間も有効に使えた気がします。

残高余裕のSuica(スイカ)を持っているような感じでしょうか。


そしてガイドブックにも、帰宅後に調べた時も、「乗車券は乗り降りは自由だけれど、有効時間が切れたチケットを検札官に見つかれば、容赦無く罰金と行き先までの運賃が徴収される」とありました。

寄り道しがちの我が家にとって、1時間なんてあっという間。

有効時間が大丈夫か気にすることもなかったのも、1日/数日乗車券を購入して良かった点です。

乗車券のお得さももちろんありがたいけれど、気にせず乗り降りができるのが、1日/数日乗車券の一番の魅力です。


私たちが今回利用した①GVB Day/Multi-Day Ticketでバスに乗れない経験はしたけれど、そのほかタッチミス以外のトラブルもなく、快適でした。

アムステルダムのトラムとメトロはとてもわかりやすい。

初めてでも前情報さえきちんとあれば、乗り降りも楽ちん。

オランダ アムステルダム旅行の際は、上手に活用したい3種類のアムステルダム1日/数日乗車券。これがあれば、アムステルダム旅行はより快適になります!


参考



NS(オランダ鉄道) / チケットページ
GVB
Public Transport Holland; Public Transport Amsterdam Day Ticket- GVB
Amsterdam Tips; Public Transport Tickets in Amsterdam 2023 (Complete Guide)
Wikipedia; アムステルダム市営交通会社
Wikipedia; オランダ鉄道


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