中華で人気、塩漬け卵 鹹蛋(シエンタン)
昨日のブログ記事で、中華粥のトッピングにした鹹蛋(シエンタン)。
鹹蛋(シエンタン)は、しろが香港の方に「食べたことないなんて人生損している!」ぐらいの勢いで言われた中華食材。塩漬けのたまごです。
中華粥によくついてくるトッピングで、以前香港で食べたおかゆの朝食にも添えられていました。
鹹蛋(シエンタン)とは
鹹蛋(シエンタン)は、中華圏で広く食されている塩漬け卵。香港、中国本土、台湾、東南アジアで広く食べられている。アヒルの卵で作られることが多く、生卵のまま塩水に1ヶ月漬けて作る。
生のまま食べることもあるが、基本は茹でて使う。おかゆに入れたり、調味料のように使うこともある。月餅の中に入っている卵もこの鹹蛋(シエンタン)である。
鹹蛋(シエンタン)味も人気があり、ポテトチップスなどお菓子の味にもなっている。
99 Ranch Marketで購入、初鹹蛋(シエンタン)
最初、鹹蛋(シエンタン)を台湾系スーパーマーケット99 Ranch Market (99 ランチマーケット)で目にした時、怖気付いて手が出なかった私。その話をめがねにしたところ、「買ってみよう!」と即決されまして、初めて鹹蛋(シエンタン)購入となりました。
めがねの後押しがあったからこそ出会えた、本格中華食材です。
99ランチマーケットには鹹蛋(シエンタン)はいくつもの会社のものがあり、正直どれがいいかわからなかったので、今回は一番たまごの数が少ないというだけのこちらを理由で選びました。
パッケージには熟の文字。茹でられたものが個包装されていました。
たまごの殻は剥きづらいく、外側はぼろぼろになります。殻付きのまま切って出てくるところもあるぐらいなので、ボロボロは仕方ない。そのまま出すのであれば、誤魔化すべく刻んで出すのがいいようです。
鹹蛋(シエンタン)のお味は?
「そのまま皮をむいて食べて」という食べ方の説明の他に、再度茹でると油が美味しくなるとあったのは、中の油分が溶けるから。卵の油って、こんなにあるんですね!
味は「塩漬け卵」、そのまま。
塩分がとても強いゆで卵という印象ですが、白身は普通のゆで卵とは違ってポロポロしています。黄身は粗めな質感で、臭みはないけれど卵の味がしっかり濃い。本体が口の中から消えてからも、卵の味が残り、旨味が残ります。
ゆで卵より卵の味が濃く感じました。ゆで卵の味が好きな人は、好みかもしれません。
これが半熟だったらもっと美味しかった気がします。また黄身だけを使うレシピもあるようなので、生の鹹蛋(シエンタン)も一度は使ってみたい。
そのまま食べると正直すご〜く美味しいわけではないけれど、おかゆに入るといいアクセントになり美味。
黄身のまったりさはおかゆをより美味しくするし、白身もいい仕事してくれて塩っけがアクセントになる。ぽろっとした質感も気になりません。シエンタンはおかゆに入れると、相乗効果で美味しいようです。
シエンタンにごま油やお醤油を垂らすのも美味しかったです。
また鹹蛋(シエンタン)は、調味料のように使うのも美味しい。韓国食材に塩漬けのアミがありますが、鹹蛋(シエンタン)を入れるとアミのように旨みが一気に増します。
今気になっているのは、食材を覆うようにソースのようにすること。というのもポテトチップスやフィッシュスキンなど、鹹蛋(シエンタン)味のスナックにまとわりついているその味が、なんとも言えないまったりとしたたまごの味が絡んでいて美味しいから。
というのも、アジアから届いたこの鹹蛋(シエンタン)味のフィッシュスキンが美味しくて。最初はなんとも言えない味だったけれど、食べているうちにだんだんと美味しくなってきて。
そうしたら鹹蛋(シエンタン)の魅力と美味しい方向が見えてきました。このまとわりついているのが美味しいようなので、ソースのように食材を覆うレシピで一品。挑戦してみたいと思っています。
日本で鹹蛋(シエンタン)が買える場所
日本で鹹蛋(シエンタン)が買えるのは、楽天で購入できます。
フィッシュスキンもありました。
カルディのサイトでは見つからず。業務スーパーでは以前「アヒル卵塩漬け」という名前で取り扱いがあったようです。
一般的ま中華食材なので、中華食材屋さんであれば取り扱いしていると思います。上野のアメ横地下食品街には絶対あります。
深掘りしたい人気中華食材、鹹蛋(シエンタン)
中華系スーパーマーケットに行くと、目が右往左往して全てが気になります。けれど中国語は読めないし、文化的にも知らないこと。結局わからないままで終わります。
けれど昨年のロックダウン中、台湾系スーパーマーケット99 Ranch Mraket (99 ランチマーケット)が私のワンダーランドになりました。何度も足を運ぶようになって、少しずつ紐解くように解ることもでてきています。
鹹蛋(シエンタン)もそのひとつ。最初はただの卵だったけれど、最近は食材としてみれるようになりました。今は調理に使ってみたい。
少し深掘りしたい私的新中華食材、鹹蛋(シエンタン)。
ごちそうさまでした。
今朝妹しろからLINEがあり、Twitter情報ですが、現在の日本入国後の隔離は「遠方」もあることを知りました。
twitterで「隔離 ホテル」と検索するとツイートがずらりと出てきますが、空港からの1時間以上のバス移動(行き先と移動時間はは告げられず、窓は覆われているミステリーツアー的な状態も)はもちろん、仙台や福岡まで飛行機でワンフライト。
場所も普通のビジネスホテルから大学の寮まで、現在の日本入国後の隔離は想像以上のことがあるようです。
日本は感染状況が劇的に落ち着き、驚くほど感染者が減っています。感染者ゼロの都道府県も少なくなく、東京でさえ多くて1日数十人。
そんな日本が、今一番気にしているのは、変異種のオミクロン株です。
日本政府は日本入国者の人数制限をもうけ、外国人入国の禁止などが復活。二転三転した日本への便の予約停止要請をだしたり(これはなくなりました)、オミクロン株の感染者が搭乗していた便に同乗していた全員を濃厚接触者とし、指定施設での隔離を求めています。
空港検疫で押さえ込もうとしている姿が見えます。
私は日本に一時帰国してまだ日本におりますが、今日本では今新型コロナウィルスの話題はオミクロン株に集中しています。オミクロン株の市中感染は、日本ではまだ確認されいません。日本でのオミクロン株の感染者は空港検疫のみだからこそ、どこから便の何人が感染していたということが報道され、空港検疫の話も耳にします。
日本が今見ているのは、空港検疫で見つかるオミクロン株。当たり前ですが、みなそこに敏感です。去年の8月頃、日本へ帰国した時のような帰国者に対しての敏感な空気があります。言い方は悪けれど、外国からの入国者に疑惑の目が向いているような空気が、去年の冬より、数ヶ月前よりも強くなっています。
地域が変われば、気持ちも当たり前も変わります。
今まであった日本の新型コロナウィルスの波は、最初大阪・東京が突出し、その近郊、そして地方がと、感染者数が増えていきます。だから日本国内では波が来ると県を跨いだ移動の自粛の要請が出て、特に東京からの移動は厳しくなる。
ある意味、空港検疫の帰国者が都民で、日本国民が地方住民という構図です。
それを実感したのが、日本の感染状況が落ち着いた時に地方に住むお友達に連絡をした時でした。伯母の用事でそちらへ車で行くから野外のどこかでお茶でも?と思ったんですが、甘かった。お友達のお勤め先では、東京からきた人などと接した時は二週間の自宅隔離(出社できない)が要請されていました。それを別の方の話したら、その方の会社も接触があった時は会社に申請しなければならいと言っていました。
東京民(仮)、びっくりでした。
国であれ地方であれ家であれ、受け入れる方は警戒してしまうということなのでしょう。
年末年始が見えてきて、帰省シーズンも直近です。以前より落ち着いた感がある新型コロナウィルスの感染状況で、今年は帰省される方も多いようです。それは国を跨いでの帰省も同じで、まわりにもこのタイミングで日本へ帰国している方がいます。
今、空港検疫の隔離施設は驚くほど遠方もあるようです。指定施設での隔離が待っている方、自分がリラックスして過ごせる準備をお忘れなく。そして日本人の目は、帰国者に対して以前より厳しめになっています。襟を正して参りましょう。
そして受け入れる側は、寛容な目と暖かな気持ちを持っていたい。
いろいろと難しいことはありますが、帰省が楽しいものとなるようにね!!!
「隔離 ホテル」で見つけたお気に入り投稿です。
隔離3日目の部屋の様子です。
ホテル隔離展 終了
応援ありがとうございました! pic.twitter.com/LWoBumt3aU— Tatsuya Tanaka 田中達也 (@tanaka_tatsuya) December 8, 2021
少しずつ検疫や隔離の状況は改善されていくと思います。入国後の検査・管理システムが、回を重ねるごとにだんだんとよくなっているので。きっと!日本政府さん、お願いします。