昔ながらの和

葉を食べる、花を食べる 既存概念外の美味しさ探し

長引いている今回の日本滞在。家族や病院のこと、私が甘えさせてもらっていることもあって、伯母との時間が初めてなぐらい多くなり、色々な教えを乞うています。

 

 

そんな伯母は「自然の食材をいただく」ことへの熱量がものすごく(笑)、別荘や東京の家などには「食べれるもの」が植えてあり(いつの間にか増えている!)、大事にしています。

 

庭にあるふき、ベリー類、うど、タラの芽、あしたば、ミツバ、アスパラガス・・・は、伯母にものすごく愛されています。それを採る時の伯母の顔は満面の笑みで、それはそれは嬉しそう!

 

 

 

そして採ったものは、すぐに、おいしく調理するのが伯母流です。

 

ある日は、ふきのとうの山!

 

食材によって色々な使い方をしているのを見ますが、一番多いのは天ぷらです。

 

 

伯母は昔から、大々的に天ぷらをするのではなく、少しの天ぷらをよくします。例えばおそばだから、彩りやボリュームのために紫蘇の葉だけを揚げたり。

 

 

ちょっとの油でフライパンを傾けながら揚げていき、出来上がりはさっくさく。私はまだそのさっくさくのコツを得れていないんですが、じっくり揚げるのがポイントだそうです。

 

 

 

こちらはタラの芽の葉っぱです。タラの芽は棘があるので若いうちのみという注意事項がつきますが、葉っぱも食べれます。

 

 

この芽吹いたばかりの若葉を食べるのも、伯母がよくすること。

 

フキの若葉、アシタバ、タラの芽の葉、うどの葉っぱ。私も御相伴に預かっていますが、それぞれ食材の味がして美味しいです。

 

 

芽を逃したから食べれないと思っていたけれど、状態やものを見てですが、芽も花も葉っぱも食べれるんですよね。

 

いつかのローズマリーを乗せたサラダ。

 

伯母のそんな姿を見てから私も感化され、アメリカではよく花を食べるようになりました。

 

 

勝手に自生しているニラの花のつぼみや、家の裏に植えているネギ(グリーンオニオン)にたまにできる葱坊主は、天ぷらにして。

 

リーズマリーやバジルの花は彩りにもなるから、楽しみながら使っています。

 

 

 

 

 

そういえば、先日ヨモギを天ぷらを食べました。ヨモギは餅への使い方しか思い浮かびませんでしたが、てんぷらも美味しいですね。

 

 

花が咲いたから、葉が開いてしまったから。ついそこで終わってしまう私だけれど、そこで止まらず、いろんな楽しみをしていきたいなと思っています。

 

食材についても、食べ方についても色々試して、いろんな味を知っていこうと思います。

 

 

でも昔は普通のことだったのかもしれないけれど。

 

 

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