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アメリカLAで味噌作り 材料(大豆・麹・塩)と容器について
昨年、初めてお味噌を作りました。
長いことしたいと思っていた念願のお味噌作り。同じく初めてのお味噌作りだったお友達と一緒に作りました。
一年たって先月お味噌を開けて。作ったお味噌でお味噌汁を作ったら、美味しいこと!
初めてのお味噌、美味しくできました。
そして先日、二回目となる今年のお味噌も仕込みました。すでに出来上がるのが待ち遠しい!
お味噌を作るのに必要な材料は、大豆と麹とお塩の3つ。
LAはもちろん、アメリカであればどれも手に入ります。もしかしたら地域によって材料のひとつである麹は探さなくてはならないかもしれませんが、今はネット社会。ちゃんと手に入ります。
そして欠かせない保存容器。
アメリカLAでの初めての味噌作りで使った材料と容器をまとめました。
アメリカLAで味噌作り 材料① 大豆は日系スーパーNIJIYAのもの
昨年の(今年も)味噌作りに使用したのは、日系スーパーマーケットNIJIYA(ニジヤ)で購入したニジヤのオーガニック大豆でした。
特にこだわりはなく、買いやすい価格(4ドルぐらい)でオーガニックということ。過去にもこちらの大豆を買ったことがある親しみやすさで、麹を買いに行ったついでに購入しました。
オーガニックの大豆を選んだのは、アメリカで作られる大豆の90%以上が遺伝子組み替えと言われているので、遺伝子組み換え大豆を避けたくて選びました。
大豆はどこでも手に入ると思います。手に入る/お好みの大豆で大丈夫。
ただ、一般的に新物の大豆は水をよく含むのでいいと言われているので、新物が手に入ったら新物がおすすめ。
こちらの大豆のように「New(est) Crop」とあるのが新物です。
オーガニック食品が少ない日本ですが、オーガニックの大豆で新物ありました。
大豆以外のお豆作るお味噌も美味しい、らしい
大豆以外のお豆でもお味噌は同じように作れます。
大豆以外のお味噌でよく見かけるのはひよこ豆と黒豆を使ったお味噌。海外在住の方やヴィーガンやベジタリアンの方が紹介しているのを見かけます。風味は大豆のお味噌と少し変わるそうですが、美味しいそうです。
他にどんなお豆で作ったお味噌があるのか、ネット検索してたどり着いたのが上の記事。興味深い記事だったのでシェアしちゃいます。
豆の水煮缶を活用して味噌作りもできる、らしい
少量のお味噌作りやお豆を茹でる面倒くささを省くために、豆(大豆以外でも)の水煮缶を使ってお味噌を作っている方を見たことがあります。合理的ですね!
私のいつかのメモによれば、水煮缶を使う時は水気をよく切ること、だそうです。
アメリカLAで味噌作り 材料② 麹はCold Mountain
味噌作りに必要な材料2つ目は麹。
私は日系スーパーマーケットに売られているCold Mountain(コールド マウンテン)の乾燥麹を使いました。
アマゾンでは売っていませんが、私の周辺(ロサンゼルス)では一番見かける麹です。
アメリカのAmazonで購入できる麹
アメリカのAmazonでも麹は購入できます。
こちらのみやここうじは日本の紀ノ国屋やデパートの食品売り場にも置かれている低温乾燥の麹です。
他にもAmazonで「rice koji」と検索するといくつか出てきます。また常設かは不明ですが、日系スーパーマーケットNIJIYA(ニジヤ)ではみやここじとは別の低温乾燥の麹が購入できます。
日本であればふわっふわの麹が売っています。しかもそんなに高くない。見つかればそんな麹がいいですね!
こんなやつ!
味噌作りに使う麹は自分で作るという方法もある
実は今年のお味噌は、自家製麹を使いました。
はい、先日麹作りに初挑戦しました。
麹の作り方を簡単に説明すると、購入した種麹を硬めに炊いたお米に振りかけます。その後麹が好む温度を保ち、手入れをしながら数日間醗酵させます。
麹作りの肝は温度管理。ヨーグルトメーカーや温度を35度ぐらいに保てる保温庫があれば簡単なんだと思いますが(他にこたつや電気マットなど)、私はどれもなかったので毛布とクーラーボックスと湯たんぽを使いました。
結果、初麹はいまいちの出来。無念です。
確認のために甘酒を作ったら美味しくできたので麹にはなっていましたが、目指したのは上に貼った楽天リンクのようなふわふわの麹!できたのは上写真のようなパラパラの麹でした。
温度管理がむずかしいなぁ、、、と思っているのでおすすめとは言いませんが、麹は家で作ることもできます。
私が使った種麹はこちら。アメリカのAmazonでも購入できます。
アメリカLAで味噌作り 材料③ お塩はMaldon
味噌作りに欠かせない材料3つ目はお塩。
いつも使っているお塩が終わったタイミングだったので、初めてのお味噌には家にあったイギリスのお塩 Maldon(マルドン)を使いました。上の記事はそのお塩について書いた過去記事です。
最近はどこでも見かけるようになったフレーク状のお塩Maldon(マルドン)。お友達は一度フードプロセッサーにかけて細かくして、私はそのままフレーク状で使いました(問題なしでした)。
今年の味噌作りにはゲランドの塩を使いました
先日仕込んだ今年のお味噌には、日頃愛用使っているゲランドの塩(細かい方)を使いました。
以前から我が家のメインのお塩はゲランドの塩。今も日本で使っていて、コロナ前はアメリカでも使っていたのがこの↑お塩。
最近日本だとデパ地下や紀ノ国屋はもちろん、大きめのスーパーマーケットでも見かけるようになりました。カルディにもあった記憶。
上の楽天のお値段は私が買っている価格よりもお得なんだけど、ちゃんと美味しく、仕上げに料理に入れてもさっと溶け、そして日常遣いできるお値段なのがお気に入り。
コロナ禍以降アメリカで使っているのが、こちらのゲランドの塩。今年のお味噌にはこちらを使いました。
San Francisco Salt Co(サンフランシスコ ソルト カンパニー)がNature & Progrès(ナチュール エ プログレ)の証明書付きのお塩を輸入して、自社でパックしているゲランドの塩です。(参考; Nature & Progrès(ナチュール エ プログレ)とは)
5LBはよりお値段がお手頃なので、いつも5LBのものを購入しています。
オーガニックの大豆やちょっといいお塩を使ったのは、せっかくお味噌を作るのだから美味しくなってねという願いを込めて。初めてのお味噌作りでしたから!
アメリカLAで初味噌作り 保存容器はぬか漬け美人
お味噌を醗酵させる容器は、野田琺瑯のぬか漬け美人の3.2Lを使いました。
こちらは日本から持ってきたものですが、Torrance(トーランス)の常陸屋(Hitachiya)さんでも(在庫があれば)購入可能。
そしてアメリカアマゾンでもタイミングで販売されています→Amazon USA
(去年の味噌作りでそれまでのぬか漬けの容器を横取りしてしまったので、その後常陸屋さんで同じぬか漬け美人Lを購入しました。)
野田琺瑯のぬか漬け美人を味噌作りに使う訳
(味噌作りに使ったものよりひとつ大きい5.8Lのぬか漬け美人。味噌容器としてもいいけれど、冷蔵庫の中で引き出し代わりにできるなと思って欲しいのです。なんとUS Amazonにもありました。)
野田琺瑯のぬか漬け美人Lが気に入っているのは、収まりがいいサイズと形にあります。
2LB(900g)ずつの大豆と麹で作ったお味噌がほぼピッタリ入る大きさ。大量にお味噌を作るわけではない初めての味噌作りには、この大きさがちょうどよかった。
そして蓋が閉まるところ。蓋が湾曲しておらずフラットなところ。そして四角い形。
我が家は狭いので、発酵途中のお味噌の置き場は流し下。流しの下に置くのにこのサイズはちょうどよく、四角い形がとっても収まりがいい。
アメリカで四角い蓋付き容器を探してみると、あまりないんですよね。蓋がフラットな大きめ容器もあまりない。
冷蔵庫にもちょうどいいサイズで使いやすい大きさなので、お味噌作りに使わなくなったら別の容器として転用できると思えるところが個数を増やせる理由です。
ちなみに我が家、3つありますがまだ欲しい笑。愛用しています。
その他の味噌作りに使える容器
と書きましたが、結局容器はなんでもいいわけで。
タッパーで作る方もいるし、キムチが入っていた大きな容器だっていいし、家にある瓶でも鍋でもいい。なんならビニール袋/ジップロックでだっていいんです。
周りの方が使っていたり、私が一考した容器はこちらです。
味噌作りの容器選びでたったひとつ気をつけること
瓶をお味噌の保存容器にする場合、ひとつだけ大切なことがあります。
口が広く腕が中まで入ること。
お味噌をカビさせないためには、空気に触れないことが大事。お団子にして上から押し付けるように潰してお味噌を容器入れていくので、手が底まで入ることは容器選びの大切な要素です。
味噌作りの容器 大きな蓋付きの瓶
アメリカだと上のアンカーホッキングのような瓶がTARGETを含めどこでも売っていますが、この瓶でお味噌を作っている方が私の周りに何人かいます。
というか、アメリカでのお味噌作り容器として一番定番かもしれません。
仲のいいお友達もこの容器でお味噌を作っているので聞いてみたら、透明の瓶なので遮光はされないけれど、冷暗所においたり袋に入れておけば大丈夫だそうです。
日本にもアンカーホッキングの容器はありますが→楽天、ダルトンの方がデザインもサイズも色々あるのでいいかもしれません。
瓶といえば、懐かしの果実酒を作るような瓶。アメリカにも梅酒作りに使うような容器がありましたが→Amazon、この瓶も味噌作りにいいのではないでしょうか。
味噌作りの容器 お鍋
昨年一緒にお味噌を作ったお友達、今年は使っていないステンレスのお鍋をお味噌の保存容器にしていました。
私も昨年容器を迷って、直前まで家にあるホーローのお鍋にしようと思っていました。
結局、今年もまたぬか漬けから奪い取って野田琺瑯のぬか漬け美人を容器として使いましたが、今年の容器を考えているときにいいなと思ったのがストックポット。
ストックポットなら味噌作りの容器として使わなくなったとしても、お鍋として使えるしね。
日本なら野田琺瑯のラウンドストッカーも(置く場所があれば)魅力的。これストックポットに似ていませんか?(野田琺瑯は元々バケツ(タンク)が始まりだから、保存容器が上手。)
材質によりますが、あまり使っていない家にあるお鍋を味噌作りの容器にする。いいアイディアではないでしょうか。
味噌作りの容器 ポリ袋やジップロックなどの袋
お味噌を作ることになって色々調べているときに出てきたのが、袋で作るお味噌でした。
お味噌は空気に触れることで好気性のカビが出ます。空気抜きがうまくできるビニール袋はそういう意味で味噌作りに適した容器。
だからこんなお味噌作りキットもありました。
空気が抜けるチャック付き袋だけの販売もありました。麹とお味噌のお店ではお味噌キットの別売りとして→楽天。富沢商店にも→楽天。
アメリカのアマゾンでは見つけられず。瓶はあるんだけどね→Amazon。
そしてこんな本もありました。
著者は発酵の本を何冊も書かれている方。私も他の本ですが読んだことがあります。
初めて知った時は驚いたビニール袋で作る味噌作りですが、きょうの料理のポリ袋みそのレシピなどネットで検索しても袋で作っている方がたくさん出てきます。
少量のお味噌作りには特に向いている容器/方法かもしれません。
その他の気になるアメリカの容器
こちらは完全に私の趣味ですが笑。
US Amazonで容器を色々見ているときに見つけたのが、Fermentation Crock(ファーメンテーションクロック) でした。
レトロな雰囲気のからアジアっぽいのまであって、容器とふた、重しがついている発酵用の容器です。
この容器は深掘りしたい!
結局、味噌が入ればなんでもいいと思う!
瓶の場合は底まで手が入るもの。
あえて形のことを言うのであれば、平たい容器よりも深さがある容器の方が味噌作りに適しています。
お味噌にはカビが生えやすく、カビは好気性(空気があるところで繁殖する)なので空気と触れている部分からかびていきます。縦型の深さがあるものの方が味噌作りにはいい。
まぁ、前出の野田琺瑯のぬか漬け美人は横型なんですけどね。
結局、容器は味噌が入って蓋があればなんでもいい!
そんなお味噌作りのVLOGをYouTubeにアップしました
お味噌を仕込んだ日、生えたカビを取ったとき、完成まで。一年のお味噌作りVLOGとなっています。
手前味噌ですが、ご覧いただくとお味噌の工程の簡単さがわかっていただけると思います。
アメリカLAで作るお味噌。必要なのは3つの材料と容器だけ!
他にも、お豆を煮るお鍋やつぶすフードプロセッサー(代用方法あり LAで人初の味噌作り 美味しいお味噌できました参照)、お塩と麹、大豆を混ぜる容器だったりと必要なものはあるんですが、そこはなんとかなる!
けれど3つの材料 大豆、麹、塩のと保存容器だけは味噌作りに必要です。
アメリカやLAなど海外在住でも材料は手に入ります。麹もAmazonで購入できます。
容器は結局、なんでもいい笑。
身近なものを使って。もしくは張り切って購入して?、今年はお味噌を作ってみませんか?
海外在住者こそ味噌作り、どうでしょう?
おすすめですよ!