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2024年アメリカ LAで作るおせち料理、今年は削り節が決め手!

 

2024年、アメリカ ロサンゼルスで迎えたお正月とおせち料理

 

皆さま、改めまして新年おめでとうございます。

 

LA時間で年が明ける直前に飛び込んできたニュースに、不安と悲しさ、やるせなさが混じる年明けとなりました。落ち着かない気持ちで過ごされた方、されている方も多いのではないでしょうか。

 

皆さまのまわりに少しでも温かな瞬間がありますよう願っております。

 

 

私はアメリカ・ロサンゼルスで新年を迎えました。

 

全員揃わずともみな元気で、おせち料理を用意して迎えることができるお正月に感謝する時間となりました。

 

 

 

 

 

我が家のおせち料理 お品書き

 

今年もLAでおせち料理を作りました。

 

 

壱ノ重

 

黒豆

田作り

数の子

かまぼこ

伊達巻(参考レシピ

松前漬け

栗きんとん(参考レシピ

エビの酒蒸し

 

 

松前漬けは時たまお正月に登場するもの。

 

昨年のめがねがご祈祷していただいたさいに頂いた神饌のスルメがあったので、今年はお重に入りました。

 

 

 

 

弍ノ重

人参の梅を飾り切りにしようかいつも迷うんですが、結局祖母のおせちを踏襲してシンプルな人参の梅と松の絹さやに落ち着きます。

 

お煮しめ

(ごぼう、里芋、椎茸、こんにゃく、たけのこ、ちくわ)

酢蓮

きんぴら

銀だらの焼き物

なます

 

 

少し大きくなってから毎年楽しみだった銀だらの焼き物は、今も大人気。すぐになくなりました。

 

 

 

 

お雑煮

 

おせち料理は父方の味ですが、お雑煮は母方のもの。

 

一番出汁を使ってお汁を作り、具材はミツバ、かしわ(鶏肉)、おもちだけ。

 

シンプルで整った見た目が母方らしい味なんです。

 

 

 

 

エビカツ

 

いつの頃からか私がお正月に作るようになったエビカツを、今年も作りました。

 

今年は何故か内側に余計な水分を感じて、不服笑。好きだからこそ納得いかず、近いうちにリベンジしたい。

 

 

 

 

おまけ アボカドとトマトのサラダ

 

生野菜があったらいいなと思いたち、冷蔵庫にあったもので作ったアボカドとトマトのサラダ。

 

小さい頃、家族旅行で初めてLAに来た時にファーマーズマーケットで出会ったアボカドサラダは、我が家の定番で家族の味です。

 

アボカドが一番美味しいサラダには、お醤油少々 

 

 

 

 

 

今年のおせち作りは鰹節削りで始まりました

今まで片手に数えるぐらいしか鰹節を削ったことはなく、両親でさえ削り節を使うのが当たり前の世代。右往左往しながら削りましたが、なかなかいい出来だと思うんですがどうでしょう?

今年のおせち料理に使ったお出汁には、本節を自分で削った鰹節を使いましたました。

 

 

数年前に家族が買ってきてくれた本節の削り節で取ったお出汁がびっくりする美味しさで。

 

以来、年に一度お正月ぐらいそんな美味しい鰹節とお出汁を使えたらいいなと思っています。

 

今まであったその本節が(やっと笑)終わったので、年末の一時帰国の際に新しい本枯れ節を購入。

 

行方不明だった鰹節削り器も見つけ、今年のおせち作りで使い始めました。

 

 

削った鰹節で取ったお出汁は、やっぱり、とっても美味しいかった!!!

 

おせち作りのことで何か一つ勧めるとしたら、自分で削るこの鰹節かもしれません。

 

それぐらい美味しいお出汁になりました。

 

 

 

 

 

まだまだおせち作り8年目、精進したいと思います

今年も失敗がありました。壱ノ重と弍ノ重に詰めるものを逆にしてしまったこと。よくやるやつ、、、。

アメリカに来てから作るようになり、今年で8回目になったおせち作り。最初に比べたら随分とスムーズに作れるようになりました。

 

でもね。

 

去年は上手に作れたので甘えがあったのか。去年のおせちよりも「もう少し」と思うことがいくつもあって、美味しいのだけれど私が求める記憶にある味と離れた出来上がりになった料理もありました。

 

逆に祖母の味と重る求めていた味に仕上がった料理もあって。

 

上手にできたらと思ったら次の年はうまくいかなくて、そんなことを何度も繰り返した後、安定して求める味を作れるようになるのでしょうか。

 

 

まだまだおせち作り8年目。

 

精進したいと思います。

 

 

 

 

 

私のおせち作りは、きっとアメリカにいるからしてること

 

“・・・いのちの「在った」「在る」「在らしめ給え」を意識するのが正月ではないでしょうか。

きょうの料理 2007年12月号”

 

 

今はおしゃれなものから美味しいものまで多種多様のおせち料理がありますが、私が目指しているおせちは父方の祖母が毎年作ってくれた味。

 

小さい頃は全くおせち料理を美味しいと思えなかったくちなのに、今は昔ながらのおせちを作っています。

 

 

今年も同じことを思いましたが、去年、おせち作りはもう記憶の中にしかいない家族に話しかけるような時間であり、同時にこれからの未来にも想いを馳せる時間だと実感。

 

自分が覚えている味や料理にご先祖さまの息吹が宿っているから、私はいつものおせちが一番よくて、これからも作っていきたいです。

 

 

そして今年思い至ったのは、そもそも私は日本にいたらおせち料理を作っていたのかどうか、ということ。

 

日本のお正月は一年で一番神聖な行事で、日本らしい時。

 

私はこの時期一番日本が恋しくなりますが、日本でお勤めしていたら一番休みやすい時だからお出かけすることも多そう。

 

海外でお正月を迎えるようになったから、こうしておせち料理を作るようになったのかもしれません。

 

 

 

 

 

LAとアメリカに渡った先人に感謝して

 

今年のおせち作りの材料は、年末に日本に一時帰国したときに黒豆と田作り、お餅は購入してきましたが、他はロサンゼルスで揃えました。

 

こうして日本らしいおせち料理を用意することができるのも、ロサンゼルスやアメリカに渡った先人がいて、道を作ってくれたから。

 

日本人、日系人、日系の会社やコミュニティに心からの感謝を!

 

 

 

 

 

2024年、今年もどうぞよろしくお願い致します

まさかの縁起物、仏手柑をSprouts(スプラウト)にて発見!鏡餅と一緒に飾りました。

 

2024年の今年は、世の中が変わっていく年だとか。

 

我が家も変化の年となりそうな気配がすでにありますが、柳のようにしなやかに(これが一番苦手なんだけど笑)、自分の壁を突き破って上昇していけたらなと思っています。

 

しろくろめがねを訪れてくださる皆さまのこれからの一年が、昇龍の如くのびやかに勢いのある年となりますおように!

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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