鴨の油と和風出汁で作る鴨ラーメン
ある日のお昼ごはんは大好きな鴨を使って、鴨ラーメンでした。
冬になると食べたくなる大好きな鴨鍋。アメリカで最初に見つけた鴨肉が冷凍の丸鶏だったので、解体して鴨を楽しむようになりました。
お正月を前後して食べることが多く、年末は鴨南蛮や鴨せいろ、年末年始は鴨鍋と、アメリカで鴨を楽しむここ数年です。
今年は鴨の骨で取った鴨ガラストックスープだけではなく、鴨油+和風出汁も合わせて活用したせいか、いつもと違った鴨の食べ方も試すことができ、新しい発見もバランスも知りました。
その一つが、鴨ラーメンです。
鴨のこっくり甘い油がじゅわっと広がったスープを使った鴨ラーメンは、お気に入り鴨レシピの一つになりました。
鴨ラーメンの作り方
【材料】
麺
ねぎ
ゆでたまご
のり(お好みで)
鴨肉(ロースでもモモ肉でも)
和風出汁
醤油
酒
塩
【作り方】
具材を切る
鴨肉を食べやすい厚さにスライスする。軽く塩を振り、置いておく。
ねぎは小口切りにする。
ゆでたまごは1/2にする。
お肉に火を通す
麺を茹でるお湯を沸かしはじめる。
フライパンに油を敷き、中火で鴨肉を両面焼く。お肉に火が通ったらお皿によけ、火を止める。
*鴨肉は鴨ロースのようにスライスせず一枚肉のまま焼き、ホイルに包み肉汁をおちすかせた後、切ってもいい。どちらでもお好みで。
スープを作る
和風出汁と鴨肉を焼いたときに出た油を鍋に入れる。醤油・塩・酒で味をつける。沸騰したら火を弱めて麺が茹で上がるのを待つ。
麺を茹で、盛り付ける
沸かしておいたお湯で麺を茹でる。水気をよく切った後、器に麺を入れる。
麺を入れた器にスープを入れ、上に鴨肉、ゆでたまご、ねぎの小口切り、のりを乗せたら出来上がり。
参考レシピについて
鴨がつくと大層な料理に聞こえます。
鴨ラーメンというと特別そうです。
ですが和風出汁(しかもパック使用)に鴨油を効かせたラーメンは、いつも簡単に作っている和風出汁ベースのラーメンの延長で作りました。(だから実は簡単ごはん。)
なので昔食べた鴨ラーメンのイメージはどこかにありますが、今回参考にしたレシピはありません。
作る時のポイントは、鴨油をしっかり入れること。
味付けは、お醤油と塩とお酒を使って。お醤油は入れすぎるとお醤油味が濃くなるので、塩も一緒に使って味つけます。お酒はしっかり飛ばすこと。
和風出汁でラーメンを作る時はいつもニンニクを入れますが、今回は鴨肉の甘い油の味を堪能したかったので入れませんでした。ただニンニクを入れるとよりラーメンぽくなるので、お好みで入れてもいいかもしれません。
鴨肉はなくとも鴨油は必須
鴨ラーメンのスープ、今回は鴨肉を焼いた油を使っています。皮付きのものを使ったので、スープを飲んだ時に鴨の味がしっかりしました。
同じ方法でなくとも、鴨ガラストックで取った鴨ストックを使ったり、鴨肉はなくとも鴨を焼いた時にでた油を使ってもいい。鴨皮があったらそれをじっくり焼いて油を出して使うのもあり。
鴨ラーメンに鴨肉が乗った方が美味しいですが、鴨ラーメンの美味しさはスープが決め手。鴨肉の油が入ったスープなら、美味しい鴨ラーメンができます。
上に乗せるお肉は鶏肉やチャーシュー、なんならなくたっていい。
鴨の油が鴨ラーメンの決め手です。
鴨の焼き汁や鴨皮や鴨油と和風出汁で鴨ラーメン
鴨が大好きだから、あの手この手で色々なものを食べたくなる。けれど食べた後にいつもたどり着くのは、「鴨は油が美味しい。だからスープが美味しい!」ということ。
鴨肉からでる旨味と油が美味しいから、それが滲み出たスープが何よりも美味しい。正直、お肉よりも楽しみにしています。
そのスープに麺を落としたシンプルなラーメンこそ、実は鴨美味しさを堪能できるご飯なのかもしれません。
鴨ローストやお肉を焼いたときに出る鴨油、鴨肉から排除しがちな皮も美味しい源だから、捨てちゃダメ。絶対活用!そんなときは鴨ラーメンをどうぞ。
はぁ、おいしかった。
ごちそうさまでした。
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