昔ながらの和

草を喰む。おうちで摘み草料理と参りましょう。

 

 

 

春、自然の恵みをいただく

 

 

別荘でのごはんは、自然の恵みが食卓にのぼります。

先日別荘へ忘れ物を取りに、ある仕事ををしに行った時の一食は、特にそうでした。

 

お味噌汁には、せり。

 

 

ポークソテーの上にはクレソンを乗せて。ピリッときいた味が薬味のよう。

 

さっと焼いたたらこ、新玉ねぎのポン酢ドレッシングもおかずのように

 

左のネギのようなものは、甘菜(のかんぞう)のぬたです。

 

 

 

セリ、クレソン、甘菜は、どれも自然の恵み。

庭や別荘の近所で採れたものでした。

 

左はクレソン、右はせり。どちらも水の中に生えています。

 

 

タイミングもあるし、私はいまいちわかっていないので採る勇気がなく、この3つは伯母が一緒の時限定の食材です。でも庭になるタラの芽、ウド、アスパラガス、ふき、こごみ、広がりすぎて恐怖なやっかなミント、ニラは、私もよくいただく、自然の恵み。

 

種が庭中に飛び、いろんなところから目を出してるアスパラ。取り立ては生でいただきます。

 

伯母が大事に大事にしている、タラの芽コレクション。

 

 

どれもこれも、最高に美味しんです。

 

 

私も友人たちに比べたら自然の恵みをいただいている方ですが、草花の知識が豊富で、好奇心旺盛。食べることも料理をすることも、試すことも好きな伯母には、到底、足元にも及びません。

 

特に、京都にある、ご主人が山に入り食材を調達=摘み草料理の和食屋さん。草を喰むと書いて「草喰(そうじき)」という京都のお店が好きになってから、余計に拍車がかかっている気がします。

 

この夜も「摘み草料理、草喰きねぇ」とご満悦でした。

 

 

 

 

 

おうち摘み草料理で自然の力を喰む

 

クレソンの根っこには、こんな葉脈だけの葉っぱが何枚も絡まっていました。

 

人の手が入っていない自然の恵みを口にすると、いつも美味しい!と思うのと同時に、強さを感じます。味の強さや、シャキッとした癖を感じるせいでしょうか。やけにパワーがある気がするんです。

 

これを食べたら、体が健康にになる気がする。何事も気からというけれど、それをひしひしと感じる、この日のおうち摘み草ごはんでした。

 

 

街中に住んでいるとなかなかあることではないからこそ楽しい、おうちで摘み草料理、ごちそうさまでした。

 

 

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