エビの味が濃い!エビのココナッツミルク煮のレシピ
時々無性に食べたくなる東南アジア料理。
各国からの移民が多いアメリカでは、そんな方達が経営しているレストランで本格的なアジア料理がいただけます。
私が住むロサンゼルス周辺にはリトルタイ(タイ人街)もあるぐらいタイ料理が豊富。
ココナッツミルクと甘さ、辛味と酸味とハーブの味がたまらなく美味しいタイ料理。辛いものを徐々に克服してきた最近は大好きな外食先です。
今回はタイ料理から着想を得たエビのココナッツミルク煮のレシピです。エビがとにかく好きな私が贈る、濃いエビの味が美味しい一品です。
エビのココナッツミルク煮のレシピと作り方
【材料】(3人)
有頭エビ 10尾
マッシュルーム 6個
なす 1本
ニンニク 3片
レモングラス 根本の部分10cm
生姜 ひとかけ
ココナッツミルク 1缶 *振らない
レッドカレーペースト 小さじ1/2(調節可)
ライムリーフ 5枚
砂糖 小さじ1
ナンプラー 小さじ2
あみの塩辛 小さじ1
パクチー (あれば)
ライム (あれば)
【作り方】
エビの下処理をする
エビをよく洗い、ひげを取る。頭をつけたまま加える3尾の足を取る。
残り7尾のエビの頭を取り、よけておく。尻尾を残して足と殻をむく。
野菜を切る
マッシュルームは薄切りに、なすは乱切りにする。ニンニクはみじん切りに、レモングラスは縦に1/4本に切る。生姜はぶつ切りにする。
調理する
鍋やフライパンにココナッツミルクの固まっている白い上ずみ部分とレッドカレーペースト、刻んだニンニクとレモングラスと生姜を加え中火にかける。
ココナッツミルクが沸騰したらよけておいたエビの頭を加え、10分ほど煮る。時々エビの頭をつぶしてエビ味噌を出す。
野菜を加えて火を通す
残りのココナッツミルクと切っておいたマッシュルームとなす、ライムリーフを加え、野菜が柔らかくなるまで煮る。
味つける
野菜が柔らかくなったら、エビの頭を取り出す。
砂糖を加える。
ナンプラーとあみの塩辛を加えて味付ける。この時まず半量ずつ(ナンプラー小さじ1・あみの塩辛小さじ1/2)加え、軽く混ぜて味見をする。塩加減を見て残りのナンプラーとあみの塩辛の量を加減して加えると、好みの塩味に仕上がる。
エビを加える
有頭エビと剥きエビを全て加える。
エビに火が通ったら出来上がり。お好みでパクチーを上に散らし切ったライムを添える。
動画で見るエビのココナッツミルク煮
Coming soon….
エビのココナッツミルク煮を美味しく作るTIPS
レシピの具材のこと
有頭エビを使うのが美味しさの秘訣
エビのココナッツミルク煮のレシピのポイントは、ココナッツミルクにエビの濃い味を移すところ。この味を出すためには有頭エビが必須なので、剥きエビではなく有頭エビを使ってください。
最後の盛り付けのために3尾のエビを頭つきのまま使っていますが、全て頭を取って調理しても問題ありません。
マッシュルームとなすの代用品
エビと一緒に加えたマッシュルームとなすは、他のきのこと野菜を使っても美味しいです。
私はマッシュルームをしめじやエリンギに(椎茸は味が強いのでおすすめしません)、なすをアスパラガスやズッキーニにすることもあります。
レッドカレーペーストは調節可
レッドカレーペーストの量を小さじ1/2としましたが、あくまで目安。タイカレーペーストはメーカーごとで辛さもまちまちですし、お好みの量でどうぞ。
あみの塩辛について
今回のエビのココナッツミルク煮のレシピは、(ゼロから自分発想なので実際にタイ料理にあるかは不明ですが)タイ料理をイメージしています。
タイにはカピというエビペーストの調味料があり、タイカレーをはじめよく使われます。あみの塩辛はこのカピの代用品です。
東南・東アジア各国には発酵による旨みが特徴のエビの調味料があり、タイのカピも韓国のあみの塩辛もそのひとつ。それぞれ少しずつ味は違うようですが全て揃えるのは大変なので、私は他の料理でも韓国のあみの塩辛を使っています。
あみの塩辛がない場合は、お手持ちにエビの発酵調味料があったそちらを、なければナンプラーの量を(全体量で小さじ1程度)増やし、塩で整えてください。
レモングラスとライムリーフの代用はない
レモングラスとライムリーフ(別名バイマックル・コブミカンの葉)の代用はありません。
だけどこの2つは用意して、ぜひ加えて欲しい。味が劇的に美味しくなります(グリーンカレーも!)。
日本であればカルディに乾燥のものが、楽天には生もあります。
アメリカであればレモングラスは大抵のスーパーマーケットで取り扱いがあります。ライムリーフは大きめのアジア系スーパーマーケットにあります。
私は台湾系スーパーマーケット99 Ranch Market(99 ランチ マーケット)で購入して、冷凍保存しています。妹しろは育てています笑。
特にタイ料理好きの方であれば、買って損はないハーブです。
レシピ中の工程のこと
2度に分けて入れるココナッツミルク
ココナッツミルクは大抵缶の中で上に白いクリーム、下に半透明の水分と二層になっています。
今回のエビのココナッツミルク煮のレシピではタイカレーの作り方にならい、クリームを加熱したあと、野菜を加えるとタイミングで後から水分を入れます。
ココナッツミルクが分離していない時や思わず振ってしまいクリームと水分が一体化してしまった時は、気にせず半量ずつ加えてください。
水は加えない
缶詰のココナッツミルクを使うと、そこに水を入れて加えたくなりませんか?私はなります笑。
今回はエビのココナッツミルク煮には「濃い味」が魅力。水は加えません。加えるとエビの濃厚さが薄まってしまうから。
ですが火加減強くて汁気が少ないと感じたら、お水を50ml〜加えて調節してください。
ナンプラーとあみの塩辛は調節を
ナンプラーは小さじ2、あみの塩辛は小さじ1としましたが、煮る工程があるので火の加減で煮詰まることもある。
レシピ内にも書きましたが、ナンプラーとアミノ塩辛を加えるときはまず半量ずつ加え、味見をして残りの量を調節した方が好みの塩加減になります。
特にあみの塩辛は塩味が強いのでお気をつけて。
パクチーとライムはなくてもいい
エビのココナッツミルク煮は出来上がりがピンク色。色的なアクセントになるように、最後にパクチーとライムを添えました。
味としてもポイントになるので美味しいですが、2つはオプション。なくも美味しいです。
エビ好きがエビ好きへ贈るエビのココナッツミルク煮のレシピ
東南アジア料理を食べに行くと美味しいエビ料理に出会うことがよくあって、アジア料理はエビが美味しい!と思うようになりました。
夏が近づいてきた最近はココナッツミルクや少し辛い料理が美味しく感じるので、今回は今食べたいタイ料理をイメージしたピリ辛なエビのココナッツミルク煮をレシピにしました。
エビ味噌の美味しさをココナッツミルクにしっかり閉じ込めた、エビ好きがエビ好きに贈るレシピです。
美味しいよ!
ごちそうさまでした。