体をダントツに冷やす焼きなすは夏の#1&万能常備菜
買ってきたミニトマトが目の覚めるような色をしていて、思わずため息がこぼれました。味もしっかり濃くて美味。夏野菜が美味しい季節ですね。
先日は食材のお買い物を前にして(曜日が大体決まっています)、夏野菜のなすが何本も残っていたので全て調理してしまいました。
難しいことはせず、簡単に。焼きなすにしました。
焼きなす美味しいですよね、今の時期は特に!他の食べ方では感じないなすの甘さが大好きです。
作り手としてはそのまま食べても美味しいうえにアレンジがきくので、冷蔵庫にあると重宝するところも好き。
買ってきたなすが多かったり、使わなかったり、視線が止まったら、夏はとりあえず多めに焼きなすしておきます。
暑い時期に大活躍する夏の#1常備菜です
夏野菜の中でダントツに体を冷やすナスは今こそ食べたい野菜
夏になすがいいのは、夏野菜だから美味しいというだけでなく、野菜の中で一番体を冷やしてくれるから。
夏野菜は概して体を冷やす効果がありますが、なすは冷却効果がダントツ。冷やしたなすで湿布をすれば炎症が鎮まるなんて言うほど、体の熱を取ってくれます。
のぼせそうだったり、体内に熱がこもっている気がする時。夏バテや暑さ負けしそうなときは、冷やしたなすを食べるのと体がすっきりします。
夏本番のこの時期こそ、なすを食べるべし!
焼きなすはオーブントースターで作るのが一番簡単!
(私の焼きなすの焼き方をまとめた記事です)
アメリカや海外にお住まいに方は、焼きなすをどう作られるのでしょう。
私は日本にいる頃は魚焼きグリルでなすを焼いていましたが、アメリカに来てからはオーブントースターで焼いています。(最近はオーブントースターで焼くのが便利すぎて、日本でもオーブントースターを使うようになりました。)
オーブントースターのサイズによりますが、我が家のものは奥行きがあるので一度に何本も焼けるため、なすがあれば入るだけ焼いてしまうのが常です。
オーブントースターの網の上に並べて、スイッチオン。程よく焼けたらオーブントースターから取り出して、熱いうちに皮を剥きます。皮を剥くのが苦手であれば、あらかじめなすの皮に切れ込みを。苦もなくなすの皮が剥けます。
皮を剥く時、お水にはつけません。水に浸すとなすの美味しさが流れ出てしまうから。
冷たい焼きなすがお好みなら、皮をむいてから冷蔵庫で冷やします。
ちなみに中華屋さんで出てくるような鮮やかななすの緑色を楽しみたいのなら、焼きなすよりも断然蒸しなす。なすを剥く手間が一層かかりますが、色の美しさはたまりません。
参考 → きょうの料理;ウーウェン 蒸しなす
焼きなすは、古今東西どんな料理とも馴染む万能選手
ある日は焼きなすに生姜とネギを乗せて、お醤油でいただきました。
甘さのあるなすに刺激と爽やさがある生姜、香るお醤油。定番の食べ方ですが、どうしたってこれが美味しいです。
他にも、ポン酢や酢醤油も間違いない。
ごま油とネギとニンニクで、中華風も美味しい。
酸味のある洋風ドレッシングをかければ、マリネ風に。
パクチーをたっぷりかけて、酸味を効かせて。アジア風ドレッシングも合います。
なすは世界中で食されてきた食材なので、ただ焼いた素材そのままの焼きなすは古今東西大抵の料理と相性が良く、味付け次第で変化する。
ただの焼きなす、されど焼きなす。万能に使えます。
焼きなすの食べ方使い方アイディア、私の場合
そのままお醤油をかけて食べる焼きなすもすっごく好きなんですが、食べ方が自在でアレンジもきくのが焼き茄子。
私は焼きなすを一度に作っておいて、こんなふうに使っています。
麺のトッピングや具にする
そのままお皿に乗せて副菜的に食べるのもいいけれど、冷えた焼きなすを麺に乗せるのも好き。
夏はそうめんやおうどんの季節。家での麺料理が増えます。
私はなんでも乗せる麺をよくしますが、冷えた焼きなすは特に好きなトッピング。冷たい麺に一本乗せても、みんなつるりと完食します。
上のリンクの時はなすのさっと煮を乗せていますが、焼きなすもこんなふうに乗せています。
焼きなすを麺類のトッピングにするのは、私の夏の定番。そうめんだけではなく和風はもちろん、中華風、アジア風、冷やし中華に乗せて。どれも美味しいです。
また乗っけ麺だけではなく、焼きなすを薬味のようにつけダレに入れても美味です。
お豆腐にトッピングする/ドレッシングにする
お豆腐の上に焼きなすを乗せれば、冷奴が豪華風。
この時はお豆腐に焼きなすを乗せ、ベトナム風ドレッシングをかけました。ひやっひやのお豆腐と焼きなすとベトナム風ドレッシング、夏に食べるとことのほか美味しいんです。
もちろんベトナム風ドレッシングではなくても、他のドレッシングでも美味しい。
その時はハーブなど、ドレッシングのテイストのものを少し加えるとより雰囲気が出ます。例えば、イタリアンドレッシングとパセリやべジルとか。なければドライでもいいと思います。
もうひとつ。焼きなすを細かくして先にドレッシングと混ぜ、ドレッシングの一部にしちゃうのも好き。それを冷やしておいて野菜と混ぜたら、これまた美味しい一品です。
冷製パスタの具にする
なすは洋風で食べても美味しい野菜。冷やしておいたなすを冷たいパスタの具にしても美味。
焼きなす、トマトを適当な大きさに切って、バジル、オリーブオイル&塩こしょう、お好みですりおろしたニンニクやハーブミックスで味付け。茹でた後水で冷やしパスタを加え、和えたら冷製パスタの出来上がり。
タンパク質が必要なら、水煮にしておいた鶏肉を加えてもいい。(→驚くほどしっとり仕上がる鶏胸肉とささみの茹でかた)
もっと簡単がお好みなら、トレジョで冷蔵ブルスケッタと冷やしておいた焼き茄子、茹でたあと水で冷やし水気を切ったパスタと混ぜて、塩胡椒で味を整えて完成。が、がおすすめです。
アメリカや海外でおすすめのナスChinese Eggplant
この記事は過去記事を元に加筆修正しているものですが、初めてこの記事を更新したときになすの質問をいただいたことがあります。
私はLA、しかもサイウベイ在住なので日本食材が身近で、その時は日本のナスばかり焼きなすにしていました。ですが最近は上の写真の明るい色で細長いなすもよく使います。
私が住んでいる場所ではChinese Eggplant(チャイニーズ エッグプラント)と表記されていますが、ある方のyoutubeでは全く違う名前でした。アメリカだけではなくヨーロッパでも流通しているようです。
この夏はこのナスばかり、というのも美味しいから!食べたことがない方は試して欲しいぐらいおすすめです。
皮を剥いでしまう焼きなすの記事なのであまり本領発揮ができないのだけれど笑、皮が薄いのが美味しさの秘密。
火が通ると皮が日本のなすほど気にならず、中の部分はとろけます。しかも簡単に火が通るから、簡単に炒め物にしても硬い部分が残ることもなく美味しくできます。
もちろん焼きなすにしても美味しいです!
夏の暑さをそのぐ焼きナスは夏一番活躍する常備菜
作るのが簡単で、まとめて作っておけばささっと使える焼きなすは、今の季節こそ食べたい一品。
体を冷やして、ほてりを取ってくれます。
暑い日や湿度が高い日に食べると、体が喜ぶ。
夏のお昼に大活躍。
柔らかくて甘味もあるので、子供も大人も誰でも食べやすいのもいいところ。
思いついたら多めに仕込んでおくと便利な夏の常備菜、焼きなすです。
ごちそうさまでした。