昔ながらの和

少量のよもぎの使い方 よもぎ味のおにぎりをどうぞ

春ですね。

 

目を凝らせば、美味しそうなものがあちらこちらになっているというのは、言い過ぎでしょうか。

 

東京では野草のような自然の恵みなかなかなさそうだけれど、植物の生命は力強く、ちょっとした隙間や庭の片隅に春の息吹はあるんです。猫の額より小さな庭?隙間?でもふきのとうが見つかるぐらい。

 

もちろん少し自然が豊かなところであれば、うっふふと笑いそうなほど色々取れるはず。

 

 

春は毒消しの季節。苦味や悪が強いものも多いけれど、それが美味しい。日本の春の味ですね。

 

 

 

 

先日、伯母がいつの間にか手にしていたのは、私の人差し指よりも少し短いぐらいのよもぎの新芽でした。数は5本ぐらいだったでしょうか。

 

伯母から受け取ったよもぎに鼻を近づければ、確かにあの香り。私は草餅が大好きなので思わずあんこを連想して、いつもの和菓子屋さんではよもぎ餅がもう終わったことを思い出しました。悲しい笑。

 

 

 

何か作るには小量だから天ぷらになるのかな?と思ったら、まさかの朝ごはんになりました。

 

 

よもぎ味のおにぎりです。

 

 

 

洗ってさっと茹でたよもぎをブレンダーでペーストにします。

 

 

それを炊けたごはんにお塩とともに加えて混ぜて、おにぎりにしたら出来上がり。

 

 

ペースト上にする時、長い筋が残っていれば取り除きます。柔らかい新芽ではないと、この筋が多くなるそうです。

 

 

 

 

よもぎをおにぎりなんて面白いなぁと思ったのは一瞬で、一口食べればまた食べたいとおもうぐらい美味しかったです!

 

よもぎの甘さのある香りがふわ〜んとして、よもぎの味も健在。ちょっとのお塩が草餅など甘さのあるものと相性の良い香りを、お食事寄りにしています。

 

強すぎもせず、いい味加減。

あのよもぎの味って、甘くなくても美味しんですね。

 

これは、また食べたい!

 

 

まさがよもぎをおにぎりに加えるなんてね。かな〜り驚きでしたが、美味しかったです!

 

 

「なんだって試したらいいのよ。やってみなくちゃわからないじゃない」とは伯母の言葉。

 

そうしていきましょう!

 

 

 

新しい味、春の味。

ごちそうさまでした。

 

 

 

ちなみによもぎはお湯を入れて、おちゃっぽくするのも美味しいですよ。

 

 

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