エリカ アンギャルさんの本、おすすめです
数年前に日本へ帰った時に聞いた講演が、強く印象に残っているエリカ・アンギャルさん。
日本のテレビでよく聞く「アメリカでは」「EUでは」ではなく、アメリカの学校でエッセイを書くとき最初にこんこんと言われる文献の引用仕方を彷彿とさせる、情報源・データ元を一言付け加えている姿勢に、好印象を持ちました。
「なぜ」だめなのかを比喩少なめ兼わかりやい説明も、理解しやすくて頭に残り。
半ば無理やりいやいや母に連れていかれたにもかかわらず楽しくなっちゃって、積極的に聞いていた記憶があります。(エリカさんだから、最後はOKしたのもあるんだけど笑)
先日、そのエリカ アンギャルさんの本を完読しました。
こちらのBook Off (ブックオフ)でセカンドハンドで買ったものなので、(こちらブックオフには新品もあり)少し古く、5年前初版のもの。
講演の印象が強かったとはいえよくあるタイトル風だし、半分は30日の食事の例でさらりと読める感じだったので、期待せずに読んだんですが。
やっぱり好きです、エリカアンギャル氏。
他の本も読んで見たい。
もっと深い情報も!と、意外にも?ますます魅せられました。
題名よりプロフェッショナルなエリカ アンギャルさん
我が家の母は食の安全にいささかうるさく、今ほど一般的でなかった私たちが子供の頃から、「食育」という言葉をよく使っていましたし、食べ物の害悪に関しても度々聞かされました。(でもジャンク好き笑)
その母の言っていたこととと同じことが、エリカアンギャルさんの本により詳しく書かれていたり。
私が常々思っていることを推奨していたり。
だから入りやすく、理解しやすかったです。
エリカ アンギャルさんのイメージは、ミスユニバースの元公式栄養士。
ミスユニバースの華やかさと女性の「美」と関係している印象の方が強いですが、今回HPを拝見したところオーストラリアでお医者様と一緒に、”アレルギーや自己免疫疾患、心臓病や糖尿病などの生活習慣病や、肌コンディションに悩む患者の治療に従事”とありました。(エリカアンギャル氏のHPより)
そのせいか、読者ターゲットは女性としているから読みやすさやキャッチーなある意味ミーハーさのある題名ですが、書かれている内容はしっかり「食」のこと。「美」の前に「健康」「安全」が基礎にありました。
予防栄養学的な部分もあり、タイトルで受ける印象よりもしっかりした、プロフェッショナルな内容でした。
前出の講演で一番印象的だったのは、『他のものは控えめに、できるだけ、と言いますが、トランス脂肪酸(植物油脂、加工植物油脂含)は口にしないこと』の一言。
この本によれば、1日4gの摂取で男性の不妊症リスク、女性の排卵障害による不妊症リスクが上がるそうです。(講演のときと違って、このデータがどこから来ているのか書かれていないのが残念!)
本を読みながら、驚きや、拒否感や、反対に親近感が湧いて来ましたが、一番の驚きは、エリカさんの48歳という彼女の年齢でした。
若い!
新刊も愛読中です
そして日本で買って来たのが、エリカ アンギャルさんの新刊。
しかも和食の本。
読むのが楽しみです。
(その後何度も読み返して、電子版も購入しました。)
追記
こちらも愛読しています。