ごはんと食べるレバノン風ラムとインゲンのシチュー
9月を前に私が住むアメリカ ロサンゼルスでは気温が下がり秋の訪れを感じた涼しい日、レバノン風ラムとインゲンのシチューを作りました。(ですが今週からまた暑い!!!)
夏は冷たいものを食べたり飲んだりすることが増え、冷房や扇風機にあたることで意外と体が中から冷えています。
私は夏に自律神経が乱れやすくもあるので(副交感神経が弱くなる)、夏でも時々温かいものをしっかり作るようにしているのもあって。
とはいえ暑い日はそんな気にはならないので、比較的気温が低かったこの日に満を持して煮込みました。
レバノン風シチューは日本人の口にあう!
レバノン風でラムのシチューと聞いたら縁遠い料理に感じるかもしれませんが、ラムの代わりに牛肉でも美味しく作れます。
トマトベースの料理なので日本人にも馴染みやすい味。
レバノンではカレーのようにごはんの横に添えるのが一般的と聞いたら、「レバノン風」の料理が近くに感じません?
今日は意外と?日本人の味覚にも合う、レバノン風ラムとインゲンのシチューのレシピです。
*この記事にはアフェリエイトを含みます。どうぞよろしくお願いいたします。
レバノン風ラムとインゲンのシチューのレシピと作り方
【材料】
煮込み用ラム肉 700g
塩 小さじ1
コショウ 小さじ1/2
玉ねぎ 2個
セロリの葉、もしくはセロリ 15g
ニンニク 3個
油 適量
インゲン 200g
五香粉 小さじ1/4
シナモン 小さじ1/4
トマト缶 1個
水 200ml
ローリエ 1枚
塩 小さじ1/2
お好みでミントやパクチー、ヨーグルトやザクロの種 適量
【作り方】
ラムに下味をつける
ラム肉に塩小さじ1とコショウを振り、よく揉む。
具材を切る
玉ねぎの皮を剥いて粗いみじん切りにする。セロリの葉とニンニクはみじん切りにする。
ラムを焼く
鍋を中火にかけ油を加えて熱する。必要であれば2度に分け、下味をつけたラム肉を加えて両面焼く。ラム肉は取り出して避けておく。
野菜を炒める
同じ鍋に切った玉ねぎとセロリの葉とニンニクを加え、玉ねぎの色が変わるまで炒める。この時必要であれば、分量外の油を適量加える。
具材を煮こむ
インゲンを加えてさっと炒めたらラム肉を戻して、五香粉とシナモンと塩を加えて1〜2分程度炒める。
トマト缶と水とローリエを加える。沸騰したら火を弱め、ラムが柔らかくなるまで45分ほど弱火で煮る。
盛り付ける
器にシチューを盛り、お好みでミントやパクチー、ヨーグルトやザクロの種を乗せて出来上がり。ごはんに添えても美味しい。
動画で観るレシピと作り方
coming soon….
レバノン風ラムとインゲンのシチューのレシピを美味しく作るTIPS
ラムの代わりに牛肉でも美味しい
今回のレバノン風ラムとインゲンのシチューのレシピではその名の通りラムを使いますが、ラムの代わりに牛肉で作っても美味しくできます。
インゲンのトマト煮をネット検索すると、牛肉と合わせているレシピの方が多いぐらい。レバノン風からも外れません。
ただし豚肉は要注意。レバノン国民の過半数以上は豚肉をタブーとするイスラム教徒。豚肉で作っても美味しいですが、その場合はレバノン風ではなさそうです。
インゲンの量は増し増しでも美味
今回インゲンの量を200gとしましたが、インゲン好きな方や野菜をもっと入れたい方はインゲンをさら入れるのもあり。
私は羊肉と同量まで増やしたことがありますが、問題なし。美味しく食べれることができました。
インゲンを増やすときは煮込んだ後に味見をして、必要であれば塩で味を整えてください。
トッピングはお好みで
今回トッピングに使ったのはミントとヨーグルトとザクロの種ですが、トッピングはお好みでどうぞ。
ミントの代わりにパクチーやパセリ、グリーンオニオン/小ネギで緑を添えてもいいし、なくても問題ありません。
アメリカ在住の皆さまへ
9月になればあっという間にホリデイシーズンの到来。ホリデイシーズンは、Green Beans(インゲン豆)料理が頻繁に登場する季節です。
我が家は日本人家庭なのでそこまで作りませんが、それでも残りがちなインゲン料理。
そんな残ったGreen Beans(インゲン豆)料理は、今回のラムとインゲン豆のシチューのレシピのようにお肉と一緒に煮込んでアレンジすると、美味しくペロリとなくなります。
私は最初に作ったGreen Beans(インゲン豆)料理よりも好きなことが多いぐらい、美味しくなります。
レバノン風ラムとインゲンの煮込みのレシピは、そんな残ったGreen Beans(インゲン豆)料理の使い方としてもおすすめ。すでにインゲン豆に味がついているので、五香粉とシナモンはお好みで調節してください。
レシピ、レバノン風ラムシチューに必須の五香粉
五香粉は加えて欲しい
五香粉は中華のスパイスですが、アジア圏や中東でも時に使われるスパイス。
今回のレバノン風ラムとインゲンのシチューは、五香粉が決め手。シナモンパウダーを省いたとしても五香粉はぜひ加えたい。
もし代用するのであれば、アニススターを1〜2粒入れてください。
五香粉が買える場所・日本
五香粉は大手メーカースパイスブランド、例えばS&BやGBAN、ユウキや朝岡スパイスから発売されています。
大手スーパーマーケとで取り扱いがあると思いますが、カルディや富沢商店なら間違いなく見つかるはずです。
五香粉が買える場所・アメリカ
アメリカではアジア系スーパーマーケットではなくとも、五香粉(Chinese Five Spice Powder)は大手スパイスメーカーから発売されているので、きっとすぐに見つかるはず。
中華系スーパーマーケットなら必ずあります。
五香粉はどれを選ぶ?
五香粉には量が多い袋入りのものと、少量の瓶詰めのものがあります。
香りが飛びやすい五香粉、初めて買う時や頻繁に使うのでない場合は少量のものがおすすめです。
少量の商品の中で迷ったら、袋入りよりも瓶入りのものを。何よりもきっちり蓋が閉まるものを選んでください。
保存するときは、しっかり密閉してください。
シチューや煮込み料理が簡単に美味しくなるシャトルシェフ
レシピとは全く関係がないですが、煮込み料理に便利なシャトルシェフをご存知ですか?
シャトルシェフは保冷ポットで有名なサーモスの商品で、大きな保温ポットの中に取り外し可能なお鍋がついている二重構造の「保温調理」ができる鍋。
シャトルシェフがあればもお肉は驚くほど柔らかくなるし、味は染み込むのに煮崩れない。保温容器に熱した鍋を入れるだけなので調理中の火の心配もなく、予約調理器のように調理前の雑菌繁殖の心配もありません。
一度鍋を熱したら、そのあとは電気代もかからないので経済的。
アメリカではインスタントポットやスロークッカーなどがあるけれど、電気代も必要としないシャトルシェフが私の好み。
中の鍋がステンレスなところ、鍋が取り外せて洗えるところも好きな点です。
日本で愛用中、アメリカ用に欲しい!
以前から大叔母や伯母が愛用していて、私も日本に帰ると好んで使っているシャトルシェフ。昔は古い鍋だと思って見向きもしなかったけれど笑、一度使って惚れました。
冬は煮込む熱が暖に変わるのでまだいいのですが、火を使いたくない暑い夏は特に欲しくなる!この夏はアメリカでも愛用したく、購入検討を始めました。
肉の部位関係なく美味しくなるのも嬉しくて。
ネックは欲しい型が日本でしか売っていないところ。US Amazonでも日本から輸入したものがあるのでそれで妥協するか、日本で買うか。悩み中です。
→お肉が絶品化するシャトルシェフでタンシチュー
食べやすくて異国風、レバノン風ラムとインゲンのシチュー
数年前、初めて訪れたレバノン料理レストラン。
そこからレバノン料理は美味しい上に、ごはんと共に食べる料理が多いせいか、日本人家庭の我が家のおかずとしても優秀だと思うようになりました。
家でも作るようになったレバノン料理が、今回レシピにしたラム(牛肉)とインゲンのシチュー。たくさん作ったつもりでも、人気すぎてペロリとなくなる人気のおかずです。
いつもとは一味違う新しい「シチュー」に出会えるレシピ、レバノン風ラムとインゲンのシチュー。
ごちそうさまでした。