日系スーパーマーケット NIJIYAの幻の和菓子
ここ数年、ずっと食べたいと思っていたものがあります。
最初に見たのは日本のメディア。雑誌だったかな?そのときは「水信玄餅」とよばれていました。
次に見たはInstagram。Row Downtownで毎週日曜日におこなわれていた(先日復活)、屋外のフードコートのような食のイベントのようなSmorgasburg (スマガスバーグ)にあると知り、びっくり。「Raindrop Cake(レインドロップケーキ)」とう名前でした。
最後に見たのは、先日の日本滞在中のテレビ。サンドイッチマンが出ていたゴールデンのバラエティ番組。名前は水信玄餅とは違った名前だったと記憶しています。
それぞれ呼び名は違ったけれど、見た目が特徴的なので「同じものだろう」(もしくは類似したもの)と認識したお菓子。そのお菓子には、「まぼろしの」というような形容詞がいつもついました。
それをなんと、日系スーパーマーケットのNIJIYA(ニジヤ)で発見!
こちらの和菓子です。
NIJIYA ぷるぷる水ゼリー / レインドロップケーキ
NIJIYA
Puru puru Mizu Jelly (ニジヤ ぷるぷる 水ゼリー)
aka Raindrop Cake(別名 レインドロップ ケーキ)
食べる気満々で、一緒に入っていたきなこと黒蜜をかけてしまったけれど、その前のほうが美しい姿をしていてちゃんと写真を撮らなかったことを後悔。
水が固まったような透明感、美しい。
ぷるっぷるなので、容器から器に移すのにちょっとドキドキしましたが、意外と丈夫。無事、器に乗せることができました。
あっさりな甘さが日本人の心を癒す水ゼリー
ぷるんとしつつ、食べてみると食感にはさっくりさがありました。ゼラチンではなく、寒天を使って固めている食感です。
きなこと黒蜜のほかに特別な味はせず。アメリカでは考えられない「ほどよい」甘さ。きなこと黒蜜の奥から、ほろんほろんと甘さがでてきて、この加減がいい。
ひとつ大きいかな?と思っても、食後でもぺろりと食べれてしまいます。
前出のサンドイッチマンの伊達さんが「これはゼロカロリー」と言っていた記憶があるけれど、そんな雰囲気が本当にあります。実際、原材料を考えてみたら、たいしてカロリーはないはず。ダイエット中や顔ロリー制限中の方でも、気にせず食べれますね。
特別なおいしさはありません。
「水ゼリー」の名前に納得する、あっさりした味。
特別な一手間もなし。
でも、美味しいです。
機微のないともいえる味ですが、それが優しく上品で美味しい。
これこそ、和菓子。流し菓子。日本人にはたまらない味のバランスです。
この夏は、和菓子が恋しくなったら、ニジヤの水ゼリー
最初、めがねに水ゼリーをだしたらいらないと言われました。も〜!と言いながら私が食べ始め、一口だけ勧めたところ、結局半分は食べていました。
それだけあっさり。
和菓子と堂々と言っていい味。
日本の味とバランスなので、ペロリ食べてしまえます。
特別さはない。
それがいい。
いらないと言っていためがねですが、このお菓子気に入ったようです。
日本の味加減が恋しくなる時があります。私は自覚はなかったけれど、そろそろ恋しかったのかもしれません。水ゼリーを食べながら、やけにしっくり。ほっと一息ついたような感覚がありました。
和菓子好きな方へ。
最近和菓子食べてないなと思った方へ。
日本の味が恋しい方へ。
流し菓子がお好きな方へ。
一度は必食!おすすめです。
これからの時期、暑くなってくるとこの寒天の美味しさがしみそうですね。
ごちそうさまでした。