昔ながらの和

2022年はゆる〜いお正月。一晩で作ったおせちとともに

ゆる〜いお正月と一晩で作ったおせち

 

1月2日、みなさまいかがお過ごしですか。

 

アメリカはお正月休みがないので2日からお仕事という方もいらっしゃいますが、今年は日の並びがいい。久しぶりに、ゆっくりなお正月を堪能されている方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

我が家は、のんびりお正月。

今年はお節料理もゆる〜く作りました。

 

 

年末に日本からLAに戻ったため、時差ぼけが残っていて日中とろとろ眠い。そのせいかやる気スイッチはOFFのまま。

 

またワクチン接種が済んでいれば義務ではありませんが、日本でその必要性を感じたこともあって、現在最低限の用事以外は家にいるプチ自宅隔離をしています。そのため生鮮の買い物とはいえ、出かけることが億劫で。雨も降っていたしね。

 

結局、大晦日の夜、激混みの波が落ち着いた頃に日系スーパーマーケットへ出かけ、材料を調達。

 

大晦日の夜と元日のの朝に作ったお節料理となりました。

 

 

 

 

 

 

2022年のお節料理 お品書き

 

【 一ノ重 】

 

なます

かまぼこ

数の子

酢蓮

海老の酒蒸し

 

 

大好きな数の子は一晩で作りましたが、美味しくできました。

 

酢蓮はいつもとのは味が違ったけれど、やけに美味しくて和風ピクルスのようでした。これはこれでまた作りたい。

 

 

 

どちらもめがね作。美味しかったよ!

 

【 ニノ重 】

 

筑前煮

銀鱈

 

 

我が家は筑前煮(いり鶏)ではなくお煮しめを用意するので、筑前煮を入れたのは多分初めて。私、筑前煮が好きなので箸がとまりませんでした。

 

 

銀鱈は、懐かしの味。

 

毎年お正月は祖父母の家で家族親族と迎えていたので、私のお節料理の土台は祖母のおせちです。その祖母のお節料理に入っていた焼き物が銀鱈でした。おせちの中で一二を争う好きな味です。

 

年末に銀鱈を見つけられないことが続いていたましたが、今年は日系スーパーマーケットNIJIYA(ニジヤ)の店頭にあったのでお重に入りました。臭みもなく美味しかった銀鱈、やっぱり好き!

 

 

 

 

 

お雑煮

 

そして今年のお雑煮は、母方のお雑煮。祖父はシンプルで美しい椀ものが好きだったので、中に入るのはかしわ(鶏肉)と三つ葉とお餅だけ。シンプルなお雑煮です。

 

 

 

 

 

 

のんびりゆっくりなお正月もいいですね

 

祝い三肴さえ揃っていなかった今年のおせちは、大晦日の夜で用意できたもの、自分たちが好きなものが中心です。

 

 

結局、駆け込みで作りたくなるのだから最初から作ればいいのにとは、手を抜いた年の大晦日に毎度思うこと。今年も思いました。

 

同時に、自分たちが好きなもの中心に用意できるものだけを用意したお節料理もなんだか悪くない。むしろ妙な満足感さえありました。

 

それはきっと、見栄も何もない、作るわたしたちを含めた家族のためのお節料理だったから。

肩の力を抜いて、ゆるっとしていたから。余裕があったからだと思います。

 

そして今の自分の気持ちや在り方とシンクロしていたから。

 

 

 

日本人にとってハレの日の極みであるお正月。例年のように、それをとことん楽しむのもよし。逆にこんなゆる〜いお正月もいいものだと思った今年のお正月。

 

いいお正月となりました。

 

 

 

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