アメリカから持ってきたものの、これだけ長くいるのに手をつけていなかった食材がありまして、先日やっとそれをお昼ごはんでいただきました。
肉団子のトマト煮 焼きポレンタ添えです。
ポレンタをご存知ですか?
私はひとくちだけ食べたことはありましたが、今回初めて調理して、初めてきちんと食べました。
ポレンタは、元々は北イタリアの寒冷山岳地帯の主食で、古代小麦の一つであるファッロやきびなどを挽いたものをオリーブオイルやバターで味を整えた、おかゆのようなオートミールのような見た目のどろっとしたもの。
15世紀にアメリカ大陸からとうもろこしが伝わってからは、原材料がとうもろこしにとって変わり、今はとうもろこしで作られるのが一般的になっています。
参考→ウィキペディア←
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)
Organic Polenta (オーガニック ポレンタ)
今回使ったポレンタもこちらですが、ポレンタとの出会いもこのトレジョさんのポレンタでした。
乾物パスタ売り場の一角で売られているこのポレンタ、パスタを買うたびに目に入り、気になっていました。長いこと。
あまりに気になって、ポレンタはどんなものかネットで調べたこともありました。けれど調べた時に出てくるどろどろ形状の写真に、食指はのびず。
このまま食べないで終わるのかなと思っていたところ、これずいぶん前なんですが笑、トレジョさんの試食コーナーで溶かさず形のまま焼いているものに出会い、そんな食べ方もあるのだと知りました。
その時はトマトペーストとチーズが、輪切りにされたポレンタの上に乗せて焼かれている、イタリアン味。美味しかったです。
これで何となくの使い方が見えたので、今回一時帰国あたり購入となりました。
トレジョさんでのこの試食がなければ、買うこともなかったと思います。こういうことがあるから、トレジョさんの試食をいただいちゃうんですよね笑
今回はやっぱりどろどろポレンタは気持ちが向かなかったので、トレジョさんを真似して、薄くスライスしたものをフライパンで軽く焼いて。
(この上にチーズをかけて焼いても美味しいです。)
パンやニョッキ、ラビオリのような主食の代わりとして、肉団子のトマト煮に添えました。
ポレンタを一口食べて、あれ・・・?と思ったのは、食べたことがある味だったから。
原材料がとうもろこしだとわかっていなかったぐらい試食した時のポレンタの味は忘れていたので、それとは別の何か。
さて・・・?
二口目で頭に浮かんだのは、メキシカン。
タコスの生地、コーントルティーヤ。
タマリのとうもろこし生地とそっくりな味がしました。
時々ちゅるっとする食感も、タマリに似ている!
イタリアンなのに。
原材料はどちらもとうもろこしだから、似ていてもおかしくないのだけれど、予想していなかっただけに驚きでした。
LAに住んでいる分、イタリアンのともうろこしの使い方より、メキシカンのとうもろこしの使い方のほうが身近なので、そのうちメキシカンの味のように思えてきたりして。
本当にタマリそのままなので、メキシカンとしても通用しそう。
タコサラダに添えたり。
チリコンカンと一緒に。
ホロホロ豚肉とともに。
邪道だけれど、ポレンタはメキシカンごはんでいけると思う!イタリアンもいいけれど、メキシカンとの組み合わせもよさそうです。
ワンプレートごはんだったので、あまり見えませんが、ポレンタの奥には、焼いたかぶのバルサミコ味と、ブロッコリーも添えました。
肉団子もふわっと美味しくできた。
初めてのポレンタはメキシカンと繋がって思わぬ方向へ行ったけれど、それはそれでいい発見。
機会があればドロドロポレンタも食べてみたいと思っています。自分で作ることはなさそうだから、外ごはんでね。
どんな味なのか、興味あり!
久々の新食材にワクワクしたこの日、ごちそうさまでした。