大人も子どもも楽しむ子連れ香港旅行、1歳児の食事対策

子連れ香港旅行は、大人は香港グルメを楽しみたい一方で、1歳前後の赤ちゃんや小さな子どもには「何を食べさせるか」「香港で離乳食や食事はどうするか」といった、食事の悩みがつきものです。
香港好きの私・妹しろは、先日1歳1ヶ月の娘と、香港在住経験のある夫と香港へ行き、事前準備の大切さや、現地での臨機応変な工夫の必要性を実感。
同時に、香港を知っていたからできた対応もありました。
この記事では、香港1歳子連れ旅行の体験をもとに、出発前の準備、現地スーパーや薬局で買えるもの、そして実際に行った食事対策をまとめています。
娘について
月齢:1歳1ヶ月
離乳食完了期 歯はまだ生えていませんが、BLWを続けているため、基本的にさまざまなものを食べさせている
朝晩のみ授乳継続中
アレルギーは今のところなし
香港好き家族が行く、2泊3日子連れ旅行Vlog
久しぶりにYouTubeを更新。香港旅行VLOGをアップしました。動画から雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
現在執筆中の香港旅行で知っておきたいことや、旅をより快適にするヒントも、ひと足先に載せています。
*現地での支払い方法とオクトパスカード、現金の用意と目安とタクシー、雨対策、香港でのベビーカー利用・抱っこ紐とヒップシート、ベビーフードなど
*関連記事→子連れ香港旅行2泊3日|訪れた香港グルメ・ショッピング全まとめ
子連れ香港旅行、出発前にやっておきたい食の準備
海鮮が多い香港料理はアレルギーチェックを
飲茶やワンタン麺、焼売など、香港料理にはエビや魚介を使ったメニューが多く、見た目では分かりにくいこともあります。
1歳前後の子どもはまだ未経験の食材も多い時期。旅行先で初めて食べてアレルギー反応が出ると大変です。
香港旅行の出発前に、主要な海鮮類のアレルギーテストをしておくと、安心です。
我が家も突然決めた香港旅行の直前、娘に初めてエビを食べさせたところ、肌荒れが…。アレルギーかどうか判断できなかったため、旅行中はエビを与えないと決めました。
出発前にエビ・カニ・貝など主要な海鮮を試しておくと、香港子連れ旅行を安心して楽しめます。
香港での万が一に備えて、子供海外旅行保険
今回の香港旅行では、娘だけ海外旅行保険に加入しました。
というのも、多くの方が利用しているクレジットカード付帯保険は、持ち主本人のみが対象で、家族は対象外となるケースが多いからです。
私自身、初めての海外旅行(1歳5ヶ月でのニュージーランド)から、毎回、両親が家族全員の海外旅行保険に加入していました。その流れもあり、子どもには海外旅行保険が必要だと思っています。
小さい子どもは突然熱を出すこともあり、何が起こるかわかりません。海外の医療費への不安もある。短期旅行でも、お子さまの海外旅行保険に加入を強くおすすめします。
ちなみに今回利用したのは、AGIの海外旅行保険です(リンクはアフィリエイトではありません)。
1歳子連れ香港旅行で役に立った持ち物リスト

【ベビーフード】香港料理は塩分&食感に注意
1歳1ヶ月の娘には料理から取り分けもしましたが、香港料理は赤ちゃんには塩分が濃く、食感も硬め。実際、牛肉団子や米線の麺はうまく飲み込めませんでした。
そのためベビーフードを持参して大正解。「娘の食事はこれで大丈夫」という安心になり、大人は思い切り香港グルメを楽しむことができました。
【アルファ米】香港でもいつものごはんを
香港滞在中にCity’super(高級スーパー)でアルファ米を購入しましたが、あまりに便利だったので、次回は必ず持参すると決めました。
海外ではパンや麺など小麦中心になりがち。食べ慣れたお米があるだけで栄養バランスも取りやすく、娘の食が進みました。
【おやつ】ベビー菓子持参で安心の補食を
1日2回のおやつ(補食)用に、日本のベビー菓子を持参しました。
現地スーパーでバナナを購入して活用したため出番は少なめでしたが、手元にあるだけで安心でした。
*後述の香港の薬局やスーパーでも、日本製ベビー菓子を購入できます。
【エプロンとカトラリー】香港レストランには基本なし?
娘の月齢か、選んだレストランのせいなのか。香港旅行中に訪れたレストランでは、子ども用のカトラリーは出てきませんでした。
そのため、外出時は常に持ち歩いているエプロン、そしてカトラリーが毎食活躍しました。
【ストローマグ】高温多湿の香港では必須
湿気と気温が高い香港では、こまめな水分補給が欠かせません。日頃愛用しているベビーマグは、旅行中に重宝しました。
プラスチックじゃない、落としても安心のストローマグを探していて見つけたサーモスのベビーマグ。毎日使っています。 |
香港での1歳児との外食:子供の食事対策、4つの工夫

2泊3日の香港旅行では、無理なく新しい味を食べさせる・塩分を調整する・食事のスケジュールを守ることを意識しました。
実際にやってよかった工夫を、4つご紹介します。
1. ベビーフード+取り分けで塩分調整
注文から料理が来るまでの待ち時間にベビーフードを与え、お腹を落ち着かせて。料理が来たら、食べられる部分だけ少量取り分け。
→ 塩分や味付けを調整でき、一緒に食事を楽しめました。
2. カフェで補食&早めの夕食
おやつ時間に合わせてカフェで休憩し、少し多めに食べさせてから、夕食も早めにスタート。
→ メニュー選びの余裕ができ、子どもの食事リズムも守ることができました。
3. 現地スーパーで安心食材を購入(アルファ米+果物)
City’super(高級スーパー)でアルファ米と納豆を購入し、朝食はいつも通りに。またおやつには街中のスーパーで購入したバナナを活用。
→ パンよりごはん、お菓子より果物という、普段の方針も守れました。
4. 空港&機内でも食事リズム維持
お昼過ぎの便だったので、空港で搭乗前にベビーフード、機内ではバナナをおやつに。
→移動日も食事のタイミングがずれず、心配も減りました。
日本食材はここ!子連れ香港旅行で安心、日系スーパー

香港には、イオンとドンキホーテが出店していて、日本の食材やベビー用品を手に入れることができます。旅行中に困ったときに安心です。
【日系スーパー】イオン
・公式サイト:Aeon
・店舗:香港各所に約10店舗+α
イオンは、香港各所に約10店舗、他の形態でも多数事業を展開しています。旅行者でも訪れやすい場所にも店舗があり、特に下の尖沙咀(チムサーチョイ)店は便利です。
【日系スーパー】ドンキホーテ
・公式サイト:ドンキホーテ
・店舗:香港各所に10店舗
香港各所にスーパーマーケット型店舗が10店あり、日本食材はもちろん、生鮮食品からお惣菜やお菓子まで購入できます。
尖沙咀(チムサーチョイ)店は、上のイオン尖沙咀(チムサーチョイ)店の裏にあります。他に、中環店も旅行者に便利な立地です。
現地調達!子連れに便利な香港の薬局・ローカルスーパー
【薬局】龍豊 Mall / Lung Fung Mall
・公式サイト:龍豊
・店舗:香港各所
・特徴:日本化粧品・韓国パック・イソップ・ベビーグッズまで揃う
・子連れ情報:ピジョンの哺乳瓶、おしゃぶり、日本製のベビー/子ども用おやつやボディーソープあり
私妹しろが忘れ物をしたら、とりあえず行くのが龍豊 Mall / Lung Fung Mall。現地のものから日本の化粧品、韓国パック、イソップやジョーマローまで揃う、お買い得が売りの薬局です。
香港滞在中に一度は訪れますが、今回驚いたのが、日本製品のベビー用品。私が日本から持参したおやつもありました。
【スーパー】City’super
・公式サイト:City’super
・店舗:中環、尖沙咀① ②、銅鑼湾(コーズウェイベイ)、他
・特徴:輸入食品が豊富な高級スーパーマーケット
・子連れ情報:アルファ米や納豆など、日本製品もあり
香港で一番の高級スーパーマーケット、City’super(シティスーパー)。輸入食品やオーガニック製品など安心食材が多いスーパーマーケットです。
中環のフェリー乗り場近くにあるIFCモール内の店舗では、娘の朝ごはん用にアルファ米と納豆を、熱中症対策のココナッツウォーターを購入しました。
日本の食材も購入でき、ベビーフードもいろいろある便利なスーパーです。
【スーパー】Market Place
・公式サイト:Market Place
・他店舗:香港各所
・特徴:高級スーパー。輸入品の他、香港製品も豊富
・子連れ情報:欧米系ベビーフードあり
Market Place(マーケットプレイス)は輸入食品の取り扱いが多いですが、香港製品も豊富。
K11 Art Mallの地下にある店舗に立ち寄ったところ、欧米系のベビーフードがありました。
子連れ香港旅行、1歳児の食事対策はちょっとの工夫で安心

1歳児との香港旅行では、日本から持参した安心食材と、現地スーパーマーケットでの調達を組み合わせることで、無理なく過ごせました。
外食は「取り分け+ベビーフード」で調整し、朝食やおやつは現地で購入したアルファ米や果物を取り入れることで、普段の食事に近づけることができました。
「香港旅行で離乳食はどうする?」「香港でベビーフードは買える?」という疑問に対しては、持参+現地調達の併用が安心というのがわが家の答え。
事前に「何を持っていくか」「どこで買えるか」を押さえておけば、子どもは食事にストレスなく、大人は香港グルメを楽しめます。
これから子連れで香港を訪れるみなさまの旅が、安心で楽しいものになりますように!

