先日、郵便局へ国際郵便を出しに行ったら、今までと送り方が変わっていました。しかもアメリカに関しては、今までのやり方では原則受け取らないとの注意書きまで!
アメリカではありませんが、2月に送った時は今まで通りでしたが、今年の1月1日から変更されたそうです。
私のまわりでは、日本からの郵便荷物をふるさと便と呼んでます。この言葉の響き通り、ご家族やお友達からの頼りは、嬉しくてありがたく、そして何より温かさを感じるもの。
そして送る側としては、相手の顔を思い浮かべながら、あれもこれも入れたくなるけど、重さを見ながら詰めたり。やっぱり、物と共に、あたたかな気持ちを詰めているんだと思います。
郵便局で荷物を出す時は、あとはよろしくね!なんて気持ちで出していましたが、これからはその前に、一手間必要になりました。
その一手間は、要は電子化です。
アメリカで施行されたSTOP Act
今回の電子化は、アメリカのSTOP Actが関係しています。
STOP Actとは
“テロ対策のほか、違法薬物等の物品の不正輸入を取り締まるため、USPSが米国に輸入される国際郵便物に対し、通関に関する情報を事前に米国税関に送信することを義務付けた米国内法です。
これにより、アメリカへ送る郵便物は、事前に電子データで情報を送ることが必須となりました。
送る国へ送られるデータは、”「差出人名」「差出人住所」「名宛人名」「名宛人住所」「内容品の情報」「郵便物の総重量」「郵便物番号」「その他ラベルに記載した情報(郵便局HPより)”。
郵便物を送る前に、送り主は郵便局のホームページからこれらの情報を登録する必要があります。これは義務なので、逆に言えば、今までのような手書きの送り状で、アメリカへの国際郵便荷物を送ることはできません。
今回はアメリカへの荷物ではありませんでしたが、郵便局のお兄さんが念のためしておきましょうと教えてくださり、その場で教えてくださいました。
今後アメリカだけではなく、世界への郵便物に順次適用されるのではないかと思われます。
アメリカへの郵便局から郵便荷物を送る方法
1. 郵便局のホームページの、「国際郵便マイページサービス」へ行く。
2. サイトにログインし、画面の指示に従い住所氏名内容物の詳細などを入力していく。この内容が通関情報としてアメリカ側へ送られる。
3. 入力した内容をもとに送り状が作成されるので、送り状を印刷し、荷物に貼り付けて完了。
4. 後は郵便局へ持っていき、出す。
2の国際マイページサービスについては、ログイン後の詳細ページのスクショがないですが、郵便局のサイトで詳しく説明してあります。
正直いえば、ラベルは郵便局で印刷させて欲しい!と思うのはわたしだけ? 以前は持っていた人でも、文書は電子でやり取りすることが増えた今、家にプリンターがない方も増えている。
ここはどうにかしてほしいよ、郵便局さん!ここまで電子にするなら、アナログ部分は引き受けていただきたいです!
送りにくくなる人も出てきそう、、、。
今回の国際郵便の電子化は、仕方のないことかもしれないけれど、郵便物を出すのが億劫になる人がいるのは間違いない。
幸い、今回は親切なお兄さんに当たったので詳しく教えていただけましたが、運がよかっただけ。
パソコンや携帯電話等が身近な方には問題ありませんが、例えば年配の方やあまり電子機器に強くない方には、大きなハードル。荷物を送りづらい状況になるでしょう。
私が思い浮かべるのは、やはり年配の方。
私のお友達やその周りの方のご両親の年代を考えたら、家にWi-Fiがなかったり、携帯電話がガラケーのままの方もいらっしゃいます。その年代の方たちがふるさと便の送り主であることも少なくない。その方たちが今回の電子化を知ったら、わからないじゃなくて、無理となってしまう方もいるはずです。
その方たちが今まで送ってきた気持ちが、この電子化で途切れるのは寂しい。
電子化が仕方ないことであるなら、そのフォローアップもきちんとあってほしいと思います。
アメリカへの荷物を送る方法が変わりました。送られるかた、受け取られるかた、お気をつけて。
今日は諸事情につき携帯からの投稿。パソコンの方、見づらかったらごめんなさい💦