嬉しかった日本土産は井上海苔店松葉のり
美味しいものやおしゃれなものに詳しい家族の友人に、少し前にいただいた日本のお土産。
今2缶目を使っていますが、1缶目を使い切る前にこれは自分で買おう。お料理好きのお友達へのお土産にもしたいと、思ったものでした。
創業嘉永七年(1854年)創業
日本橋 井上海苔店 二代目吉太郎伝承 復刻 松葉のり
要は刻みのりなんですが、一般的な市販のものよりかなり細く、1mmという極細に切られたものです。この稀に見る細さが、添えたお料理を一層美味しく見せてくれます!
松葉のりは高さを演出、だから料理が洗練する
お料理を美味しそうに盛るコツに、「高さを出して盛る」というのがあります。
例えば、スパゲッティ。焼きそばのように無造作に盛ったスパゲッティと、少し麺をクルクルして高さを出したスパゲッティだと、後者の方が素敵に見えると言われています。(逆に平たいと素朴に見える)
他のお料理も同様で、「高さ」は雰囲気を洗練させた見た目にし、美味しく見せてくれる大きな要素。
この「高さ」効果を、この松葉のりをお料理に追加するだけで出すことができるんです。
海苔が立っているのがわかりますか?
今回この雰囲気を伝えたかったので、盛り付けに全く拘っていません。お箸で缶から取り出して、このお皿に盛っただけ。
お皿からはみ出たり、のりの方向が傍若無人に暴れた感はありますが、高さは出ています。
これはのりが極細なので、塊にするとこまかくからまって、ふんわりとまとまるから。のりの細さが、高さの秘密。
自分で切った海苔だと、こうはいきません。ぺったり、平べったい印象になります。
もう一枚の写真は、こちら。海苔で高さが出ているのが、わかりますか?
こちらも意図して盛ったものではありません。
ちょうど上の青い器に入ったのりの写真を撮り終わったタイミングで、めがねがお蕎麦を食べていたので、これも一緒に食べちゃってと渡しました。
そして横を通ったら雰囲気が良かったので、食べはじめたのを静止して撮らせてもらった写真。(だから奥側に、お皿に何かついています笑)
めがねは何ともなしに、のりを盛っていたはず。しかも自宅向きに、何も考えず笑
それでもこんな風に、雰囲気がよくなるんです!
細さが高さを出して、料理をよりよく見せてくれます。
その姿に、めがねが自分の朝ごはんのごはんに散らすたびに、この海苔本当に綺麗よね〜。といっています。でも、本当にそれだけで料理が一段よくなります。
この海苔を使うようになって知ったのは、黒色ってお料理映えするということ。
例えばおそばや、スパゲッティ、おかゆのような、単色の料理に添えるとしまります。ちらし寿司のような多色づかいでも、やっぱり映える。
手で切ったものは不揃いなので素朴。揃っている見た目と極細さが繊細さをお料理に加えてくれるからでしょうか。
他に、缶がいいのか、ゆっくり使っていたのに、使い始めたときの予想に反して海苔がしけることなく使い終わることができたのも高ポイントでした。
思っている以上にぎゅうぎゅうにのりが入っているので、「大事に」使わず、常用でるところも気に入りました。家庭用に使うにはこのポイントって大きくて、また買おうと思った理由です。
決して1缶は安くないのだけれど、この使い勝手とこの量なら、文句ないお値段です!
今度は私から日本のおみやげとして贈りたい
ちょっと添えるだけでお料理が美味しそうに見える、極細の刻みのり「日本橋 井上海苔店 二代目吉太郎伝承 復刻 松葉のり」
散らしても美しく、ふわりと盛っても美しい。
お料理が好きなあの人に、贈りたい贈り物。
日本のおみやげにもおすすめです。
井上海苔店→HP