3泊アムステルダム旅 コンセルトヘボウでクラッシック鑑賞
先日、3泊の日程でオランダ アムステルダムへ行ってきました。トラムが走り、世界遺産にもなっている運河とその街並みは美しく、充実した3日間を過ごしました。
家族がアムステルダムでしたいことのひとつにコンセルトヘボウでの音楽鑑賞がありました。
ならばいざゆかん!ということで、コンサートスケジュールと私たちのアムステルダムの滞在日を照らし合わせて、3日目の夜にConcertgebouw(コンセルトヘボウ)を訪れました。
Santtu-Matias Rouvali(サントゥ=マティアス・ロウヴァリ)指揮、コンセルトヘボウオーケストラが奏でるShostakovich’s philosophical Fifteenth Symphony(ショスタコーヴィッチの協奏曲第15番)を聴きました。
Concertgebouw(コンセルトヘボウ)とは
ベルリンフィルハーモニー、ウィーンフィルハーモニーと並ぶヨーロッパ屈指のオーケストラと言われるRoyal Concertgebouw Orchestra(ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラ)。
アムステルダムに1888年に完成したコンサートホールConcertgebouw(コンセルトヘボウ)の専属オーケストラとして誕生し、100年以上の歴史があります。
後期ロマン派を代表する作曲家であるシュトラウスの「英雄の生涯」の初演を行い、あのマーラーが定期的にオーケストラの客演指揮をしたという由緒あるオーケストラです(そのためマーラー曲の演奏を得意とするとか)。
Concertgebouw(コンセルトヘボウ=オランダ語でコンサートホールという意味)と呼ばれる建物は、多目的ホールとしてではなく、はじめから純粋なコンサートホールとして建てられ、戦前(1888)年の姿を今も保っています。
約2000席のメインホールと約500席弱のリサイタルホールがあり、内装は全て木造。その響きに魅了されるファンも多いそうです。
コンセルトヘボウのコンサートは低料金から楽しめる
美しいコンサートホールConcertgebouw(コンセルトヘボウ)とそこに拠点を置く著名なオーケストラ Royal Concertgebouw Orchestra(ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラ)と聞くと敷居が高そうですが、さすがヨーロッパ。
音楽への門戸は広く開かれています。
チケットのお値段のスタートは25ユーロぐらいから。いい席はもちろんより高額ですが、このお値段のチケットが用意されていることが素晴らしい。
このお値段なら、クラッシックファンでなくともアムステルダムでの体験として訪れることができますね。
コンセルトヘボウの無料コンサート
25ユーロだって十分お手頃なのに、Concertgebouw(コンセルトヘボウ)には、7月と8月を除いて週に一度(基本的に水曜日)、無料のランチタイムコンサートがあります。
内容は若手による演奏からオーケストラのリハーサルまで、その時々で変わるようです。
リサイタルホールで行われる場合、あらかじめオンラインでチケット(無料)を購入する必要があります。コンサートによってはチケット購入手数料2.5ユーロがかかることもあるようです。
(メインホールの場合は無料チケットの事前購入は必要ないとありますが、別の場所には無料チケットを購入してあるりました。さて?)
無料チケットはランチタイムコンサートの開始4時間前から、コンチセルトヘボウのサイトで購入できます。
参照→Concertgebouw; Lunchtime Concerts
コンセルトヘボウのチケット購入方法
Concertgebouw(コンセルトヘボウ)で行われるチケットの購入方法は3つあります。(参照→Concertgebouw; Purchase tickets)
1. オンラインで購入する
Concertgebouw(コンセルトヘボウ)のサイトから、チケットを購入することができます。→Concertgebouw; Concert schedule
I. e-チケットで受け取る
e-チケットを購入する場合はアカウントを作らず、ログインせずにチケットの購入ができます(ログイン後の購入ももちろんできます)。
チケット購入後、確認メールが届きます。このメールはあくまで確認メールなのでメール内のリンクを開き、e-チケットをダウンロードします。
我が家はe-チケットを購入しました。特に難しさはありませんでした。
忘れがち!届いたメールからe-チケットの取得する方法
メールを開きます。
届いたメールの中程にあるShow Orderをクリック。ブラウザが開き、購入したチケットの詳細が書かれているページが表示れます。
このページはレシートのようなものなので、中程のDownload Tickets か Add to Wallet どちらかクリックしてe-チケットをダウンロードするか、e-チケットを携帯に保存します。
入場する時はダウンロード/携帯のWalletに保存したe-チケットを携帯の画面に表示して、入り口の係の方にそれを提示して入場しました。
II. オンライン購入したチケットを郵送してもらう
オランダ国内の住所限定になりますが、オンラインで購入したチケットを郵送してもらうこともできます。
こちらはアカウントの登録とログインが必要。チケット購入後、オランダ国内の住所にチケットが郵送されてくるそうです。
もし購入したチケットのコンサートが5日以内、もしくは登録した住所がオランダ以外の住所の場合は、ボックスオフィスにチケットが保管されるのでボックスオフィスに取りに行きます。
2. 電話で購入
チケットは電話でも購入可能です。購入したチケットはボックスオフィスで受け取ります。(予約という取り扱いもあるようです)
電話番号(Concertgebouw Line) 0031 20 671 83 45
3. ボックスオフィスで購入する
Concertgebouw(コンセルトヘボウ)にあるボックスオフィスでもチケットの購入ができます。
ボックスオフィスの営業時間
*営業時間は変更される場合はあるので、公式HPを要チェック!
月〜金 5pm〜
土・日 10am〜
6・7・8月の土・日 昼間のコンサートがある場合:1pm〜/夜のコンサートがある場合:5pm〜
*コンサートがない日はボックスオフィスはお休みです。
・TIPS
*e-チケットには4.5ユーロ、紙のチケットには6ユーロ、ボックスオフィスだと8ユーロ、一枚につきそれぞれが手続き料として料金に加算されます。
*言葉などが心配な方は、旅行会社にチケットの代理手配を頼むのも一つのアイディアです。
チケットにはフリードリンク(一部除く)が付いているので、コンサート前や休憩時間に楽しむことができます。(ヨーロッパ!)
コンセルトヘボウを訪れる時の服装は?
伝統あるコンサートホールConcertgebouw(コンセルトヘボウ)へ音楽を聴きにゆく。
さて、どんな格好で行きましょう。
せっかくだからお気に入りのワンピースを着ておしゃれして行くもよし。日中は観光してその足で訪れるのであれば、少しだけキレイ目を意識した格好でそのまま行くもいい。
演奏者や演目にもよるところもありますが、今回はクラッシック。カジュアルにドレスアップした方(カジュアルフォーマルぐらいでしょうか。日本のクラッシックコンサートで見かける格好)、スニーカーにデニムを履いた方、どちらもそれぞれ見かけました。
綺麗な格好をしている方は年配の人に多く、スニーカーにデニムは若い方が多い傾向。ですがどちらでも会場には入れるし、特に奇異な目で見られることはありません。
私的にはちょっとオシャレしたい
私たちはというと、コンセルトヘボウを訪れる前にホテルに戻る時間はなかったので綺麗めな格好にスニーカー(革の落ち着いたスニーカー、コンバースハイカット、Onのスニーカー)でした。
でもね少し後悔アリです。私と妹は。(母の大丈夫な装いだったので)
おしゃれすると良いタイミングってあるし、ヨーロッパは特にONの場所がある。
前述の通りスニーカーでも問題ありませんが、こういう時こそちょっとおしゃれしたいのが女心。せっかくだからその場の空気をそれらしく楽しみたい。
(妹しろ)このために持って行ったワンピースを着ればよかった!(姉くろ)持って行ったヒールを履けばよかった(コンサート中だけでも)!そんな会話がありました。
毎回旅先できちんとした場所へ行くときに「まぁいっか」で行った後思うことなんですが、やっぱり今回も、、、。次こそは達成しましょうよ、妹よ。
クロークがあるので大きな荷物は預けよう
コンセルトヘボウにはクロークがあります。コートや大きめ荷物はこちらに預けて身軽になって客席へどうぞ。
コンセルトヘボウの安い席はどこがいい?私の場合
今回私たちはお手頃価格の席を選びました。
席の選択を妹しろに委ねたところ、案の定、選んだのは客席に向かっている側の指揮者の顔が見える席でした。姉はわかっていたよ、こちら側の席を選ぶことを。
指揮者の表情、指揮棒の振り方、演奏者たちのやりとりやが見えるところは純粋に楽しかったですが、私はやっぱり正面側が好きでした(最初に音を聞いた時に正面で聞くよりも塞がったような音色に感じたのは気のせいか?)。
次回からは端っこや後ろでもいいので、前面でお願いします。
私からのたったひとつのアドバイス
席がどうとか、音がどうとか偉そうに言っていますが。
白状します。
私、見事に寝ました笑。
時差ボケからの、旅行ゆえの活動増加により演奏中気持ちよ~く。
10代の頃に観に行った能でさえ、こんなに寝た覚えはないぐらい寝ました笑。大失態だし大後悔中です。これに懲りて、もう少し体力をつけたいと思います。(日頃動いている妹しろとの違いを見せつけられた感じです。せめてそのぐらいに、私はなりたい。)
私からのアドバイスはたったひとつ。
Concertgebouw(コンセルトヘボウ)へ行くときは、体力に余力を持って行け!
また訪れたい!アムステルダムのコンセルトヘボウで貴重な体験
由緒正しきConcertgebouw (コンセルトヘボウ)で、Santtu-Matias Rouvali(サントゥ=マティアス・ロウヴァリ)指揮、Royal Concertgebouw Orchestra(ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラ)が奏でるShostakovich’s philosophical Fifteenth Symphony(ショスタコーヴィッチの協奏曲第15番)を聴くことができました。
まぁ、寝たんだけど・・・泣。
それでも後半は、とても気持ち良い音楽に包まれました。
コンセルトヘボウはコンセルトヘボウオーケストラが演奏するクラッシック音楽だけではなく、ジャズやその他の演奏も行われます。その時々で演目は変わりますが、それぞれがきっとよい体験。
ヨーロッパは芸術が身近といわれますが、そんな機会があるのは素敵なことだなぁと実感する体験にもなりました。お手頃価格の席でも十分楽しめるので、体験として訪れるのもおすすめです。
次回は寝ない!(泣)
公式HP→https://www.concertgebouw.nl/en/
参照
Wikipedia; Concertgebouw, Amsterdam