行ったことないの!?ロサンゼルスの超有名レストラン The Apple Pan
先日、お友達のお家にお邪魔してLA情報などを色々教わっているとき時に登場したレストランがありました。
お友達が話してくれる内容に相槌を打ちながら、「行ったことないなぁ。」となんの気になしに呟いたら。
「え!?行ったことないの!?LAに住んでいるなら、ここは絶対行っとかなくちゃダメなレストラン!!!」
とお友達に言われました笑。
普段おすすめスポットを教えてくれるときは「ここいいよ(あとはくろちゃんのチョイス!)」という雰囲気のお友達からの言葉。
この日色々教わった場所の中で、たったひとつ「絶対行かなくちゃダメ!」と言われたお店でもあったので、即行くリストに追加しました。
そして翌日。そのお友達と出かけることになり、そのレストランThe Apple Pan(ザ アップル パン)へ連れて行っていただきました!
ロサンゼルスの老舗&おすすめレストラン The Apple Pan
The Apple Pan(アップルパン)はウエストLA、Pico Blvd. (ピコブルバード)沿いにあるハンバーガー屋さん。
現在Google(グーグル)の社屋として建て替え中、以前はWestside Pavilion(ウエストサイドパビリオン)と呼ばれたモールの向かいにあります。
1947年創業の老舗ハンバーガー屋さん
創業はなんと1947年(4月11日)!
創業時から続くSteakburger (ステーキバーガー)とHickoryburger(ヒッコリーバーガー)、店名にもなっているりんごを使ったアップルパイが有名。
ですが他のメニューも人気なようでサンドイッチを頼まれている方も多く、他に南部風ベイクドハムサンドイッチ、ハム&チーズサンドイッチ、ツナラサダサンドイッチ、エッグサラダサンドイッチ、グリルドチーズサンドイッチ、そして土日限定のクリームパイ(各種)があります。
創業者が中西部出身だったため、メニューにはその息吹が宿っているとか。
また使用されているのはファミリーレシピ。中には1881年に遡れるものもあるそうです。
2019年、長い間のお客さんであった今のオーナーがレシピとともに創業者(3代目)からビジネスを買いとり(土地のみ創業者一族が保持)、新たなオーナーになりました。
けれどご心配なく。
何十年も続いてきた The Apple Pan(ザ アップル パン)の魅力や遺産は引き続き大事にするという誓約(!)と変わらぬモットー”Quality Forever”のもと、今日も営業を続けています。
古き良き店内とテラス席
建物は創業当時のまま今も使われ、店内はダイナーのような雰囲気。キッチンを囲むように、コの字型のカウンター席が26席あります。
以前はカウンター席のみだったそうですが、コロナ禍以降(と新オーナーにより)古き良きThe Apple Pan(ザ アップル パン)にも変化が訪れたそうで、もともとは駐車場だった場所がテラス席になっています。
2種類のハンバーガーとフレンチフライ @ The Apple Pan
The Apple Pan(ザ アップル パン)ではハンバーガーをいただきました。
左が創業前、1927年から続くSteakburger (ステーキバーガー)。
右がお店の歴史とともに歩んできHickoryburger(ヒッコリーバーガー)。オリジナルのスーモーキーな香りがするBBQソース、ヒッコリーソースがアクセントになっています。
2つとも、チーズを追加していただきました。
どちらのハンバーガーも美味しい!!!
「ちゃんと作って、ちゃんと焼いてあるハンバーガー」で、シンプルだけれど丁寧に作られている味がします。
ザクザクするレタスはしっかりめ。
アクセントになっているヒッコリーソースはアメリカンだけど、くどすぎないところがいい感じ。
特筆すべき点を述べよと言われるとシンプルな分難しいのですが。
素材がちょうどよくそこにあり、全てが丸く収まっているハンバーガー。
ジャンクなハンバーガー、おしゃれハンバーガー、高級ハンバーガーと今は色々なハンバーガーがありますが、The Apple Pan(ザ アップル パン)のハンバーガーは正統派のハンバーガー。
お友達に「LAに住んでいるなら絶対食べなくちゃダメ!」と言われた意味がわかりました。
原点回帰、始まりの味。戻る場所。そんな「ちゃんとした」味なんです。
何かいい例えはないかと思って考えたのは、ラーメンで言うなら定期的に食べたくなる「普通」の醤油ラーメン。そばなら、ざるそば。チョコレートなら、明治やガーナの板チョコです。
(これで伝わるのか・・・?)
「ちゃんと作られた」The Apple Pan(ザ アップル パン) ハンバーガーは、美味しかった。帰宅後すぐに再訪の話が出ています笑。
次はアップルパイも食べるんだから!
有名なThe Apple Pan(ザ アップル パン)のアップルパイは、今回食べれずでした。いくらアメリカナイズされた私の胃でも、ハンバーガーの後にアップルパイは厳しかった。
でも次こそはパイを食べたい!できたらバナナパイも!
空いてそうな時間にパイだけを食べに行くのもありですね。
ホールでも購入できるので、どなたかのお宅にお邪魔するときの手土産にもいいかも!?
次はThe Apple Pan(ザ アップル パン)でパイを食べるんだから!
おすすめレストランThe Apple Pan(ザ アップル パン)は雰囲気最高
次のお客さんが待っているので長居できるお店ではないけれど、居心地がいいThe Apple Pan(ザ アップル パン)。
ダイナーのような古き良きアメリカなインテリアと、忙しいけれどスローな空気が流れる空間。
ごはんだけではなく雰囲気も素敵でした。
スタッフの方もお客さんもいい!
コーヒーを頼んだところ空になるかならないかですかさずお代わりがいるかどうか聞いてくれて、Yesであればすぐ注いでくれる。
お客さんをよく見ているけれど近すぎない、ちょうどいいフレンドリーさのスタッフたち。
私みたいな観光客から常連さんまで老若男女のお客さんは、和気藹々と、淡々と。時にはお隣同士でコミュニケーションをとりながら、各々自分のペースで過ごしていました。
熟練のスタッフさんとマイペースなお客さんが交わる空気が心地がよく、魅力的で。
The Apple Pan(ザ アップル パン)へまた行きたい!と思う大きな理由になっています。
初旅行より数回目。LA在住者にこそ行って欲しいレストラン
The Apple Pan(ザ アップル パン)のハンバーガーはシンプルで、強い癖はない正統派のハンバーガー。
ちゃんと作られた味は美味しくて、雰囲気も大好きだったから、我が家はこの正統派ハンバーガーを求めて再訪するつもりです。
それぐらい大好き!
でもね。
ロサンゼルス旅行情報を求めてこちらの記事にたどり着いた方、特に日が短いタイトな旅行を計画中の方には、あまりおすすめしません。
ハンバーガー食べ歩きの旅や古き良きアメリカの空気を楽しみたい!歴史あるものが好きな方でなければ。
旅行中たった一度のハンバーガーを食べるなら、LAらしいハンバーガーを食べたいなら、ここにわざわざ行くよりも、LA中どこでもあって利便性がいいIn-N-Out(インナアウト)が先でしょう!と思うから。
それよりも、The Apple Pan(ザ アップル パン)はロサンゼルス在住の皆様におすすめしたい!
何度もLAを訪れている方におすすめしたいお店です。
ロサンゼルス在住なら一度は訪れたいレストランThe Apple Pan
レストランや美味しいものを含め、LA情報に詳しいお友達が「LAに住んでいるならここは絶対行っとかなくちゃダメなレストラン!!!」と教えてくれたハンバーガー屋さん/ダイナー、The Apple Pan(ザ アップル パン)。
ここは確かに一度は行っておかなくちゃいけないロサンゼルスのレストランでした。
美味しいハンバーガーを日々淡々と長い間続けてきたから今があると思える、正統派のハンバーガーが味わえるお店です。
まだ行かれたことがない方、ぜひ行ってみてね。
ごちそうさまでした。
The Apple Pan
参照
The Apple Pan
LA Times; 70 years of the Apple Pan on Pico
NY Times; An L.A. Diner That’s Been Obsessing Over Its Burgers and Pies Since 1947
LA Conservancy; The Apple Pan