簡単で少し特別 卵と長ねぎのオーブン焼きのレシピ
私の朝ごはんの定番は、卵を使った料理。手軽に簡単に調理ができて、タンパク質が取れるからつい卵に手が伸びます。
ごはんを合わせる時もあれば、パンと合わせたり、トルティーヤを使うこともある。ジャンルは色々ですが、朝は卵料理が基本。
時々あるのんびりな朝は、少し卵料理に手をかける。
最近よく作っているのは、卵と長ねぎのオーブン焼き。「オーブン焼き」なんていうと仰々しいですが、進化版目玉焼きのようなもの。
材料は普通。工程も簡単。だけど手が混んでいるような美味しさと、ちょっとの特別さがあります。
週末や少し特別な日の朝ごはんやブランチに、卵と長ねぎのオーブン焼きはいかがですか?
卵と長ねぎのオーブン焼きの作り方
【材料】
ハム 20g(日本のハムなら2枚 アメリカのハムなら1/2枚)
長ねぎ/リーキ 50g(日本の細目の長ねぎで1/2本)
油 適量
卵 4つ
生クリーム 大さじ3
パルメザンチーズ 大さじ2/10g
イタリアンパセリ 適量
コショウ 少々
塩 お好みで
【作り方】
下準備・具材を切る
オーブンを摂氏200℃/華氏400°Fに予熱する。
長ねぎ/リーキの白い部分を1cm弱のさいの目に切る。 ハムも長ねぎ/リーキと同じぐらいの大きさに切る。イタリアンパセリを細かく刻む。
必要であれば、パルメザンチーズをすりおろしておく。
具を炒める
オーブン対応のフライパンやスキレットを熱し、油を加え、ハムと長ねぎ/リーキをいためる。長ねぎ/リーキが半透明になりしんなりしたら、火を止める。
オーブンで焼く
焼いた長ねぎ/リーキとハムを一度ならし、卵を落とすためのくぼみを4つ作る。その上に卵を割る。
卵の周りに生クリームをまわしかけ、パルメザンチーズも卵の周りにふる。イタリアンパセリは黄身を避け全体に散らす。
熱しておいたオーブンにフライパンごと入れ、5〜7分焼く。
卵の黄身に火が通り、鍋肌のクリームがくつくつっとしたら、オーブンから取り出す。
仕上げる
卵の黄身の部分にコショウと、お好みで塩を振って出来上がり。
動画で見る卵と長ねぎのオーブン焼きの作り方
ね、難しいことはないでしょう?だけど美味しいの。
出来上がりの見極めがレシピで一番大切です
焼き過ぎ注意!!!
卵と長ねぎのオーブン焼きで気をつけたいのは、焼きすぎないこと。上の写真は焼きすぎた状態、クリームの部分がぐつぐつしすぎたため、テーブルに出す頃には歪になりました。
焼きすぎても味は同じだけれど、見た目が美しい方がやっぱり良い。
卵と長ねぎのオーブン焼きで失敗しえる唯一が、この部分。全ての材料は生でも食べれます(欧米の場合は卵に火を通す必要があるけれど・・・)、焼き過ぎダメ!
*この状態でもフライパン側は焦げていません。
焼き過ぎ傾向✖️3
ちょうどいい焼き加減、特に右
左はもう少し焼いてもいいけれど、半熟卵好きならこれぐらいでもいい。右はちょうどいい出来上がり。
焼き上がは卵と鍋肌で確認
卵の白身が沸騰し始める前に取り出すと、見た目が綺麗な卵と長ねぎのオーブン焼きができます。
焼き上がりの目安は、黄身と白身それぞれの状態と鍋肌に接している部分を見て確認。
卵に火が通っていて、鍋肌に接している部分がふつふつしているけれど焦げていない状態が取り出すタイミング。鍋肌が焦げ始めていればすでに焼き過ぎが始まっています。
卵と長ねぎのオーブン焼きを美味しく作るTIPS
容器について
卵と長ねぎのオーブン焼きを作る容器は、オーブン対応のフライパンやスキレットが一番簡単ですが、上のようなオーブン対応の容器でも作れます。
ココットよりも、グラタン皿のような平たく浅いものの方がより良いです。
フライパンのサイズについて
我が家のフライパンは直径24cm。使うフライパンの大きさがこれよりも少し小さいぐらいなら、レシピ通りの分量で作って問題ありません。
また小さいサイズのスキレットなどを使って、一人分ずつ作るのも素敵です。
大きいフライパンで作る場合は余白に注意。生クリームが沸騰して蒸発しやすくなるので、あまりに大きい場合は全体の量を増やしてください。
長ねぎ・リーキが美味しい
長ねぎは和風に使うイメージですが、欧米にはリーキ(西洋ねぎ、ポロネギ)と呼ばれる長ねぎがあり、西洋料理に使われます。グラタンも定番の使い方。
長ねぎは洋風に使っても美味しいです!
グリーンオニオンよりリーキがいい
アメリカでお馴染みの小ねぎ的グリーンオニオンを使っても卵と長ねぎのオーブン焼きは作れますが、味的にはリーキの方が美味しいです。
ソーセージでもいい
卵と長ねぎのオーブン焼きのレシピにはハムを使いましたが、欧米在住の皆さまであれば生ソーセージでも美味しいです。私はハムの方が好きですが、めがねにはソーセージの方が好評でした。
生ソーセージはハーブの味や辛さがついているので、ソーセージ次第で味が変わり、ハムよりボリュームがでます。
ソーセージを使う場合、50~60gぐらいが目安。先にソーセージを炒めてから、長ねぎを加えます。
ベーコンはススメヌ
ベーコンはおすすめしません。ベーコンのおいしさが薄くなり、全体の味もベーコンによってしまうので、イマイチだから。
ハムかソーセージがおすすめです。
チェダーチーズでも美味しい
レシピではパルメザンチーズを使いましたが、チェダーチーズでも美味しいです。
イタリアンパセリは彩りにつき省略変更可
イタリアンパセリは彩りです。味は若干するものの味的影響は極薄いので、普通にパセリにしても他のものにしても省いてもいい。バジルでもいいです。
卵と長ねぎのオーブン焼きを朝作るための下準備
卵と長ねぎのオーブン焼きは、オーブンを使うけれど工程は至極簡単。ですがより時短したい場合は、前日に下準備をしておきます。
下準備は具材を炒めるところまで
下準備は、具材を切って炒めるところまで。必要があればチーズもすりおろしておきます。
翌朝はまずはオーブンを予熱。
フライパンをコンロで熱し炒めた具を加え火を止めます。具材を温め直す必要はありませんが、フライパンは温めた方がいいです。特にスキレットを使う場合は。
後はレシピ通りの手順で作ります。
卵と長ねぎのオーブン焼きはパンに乗せても美味
玉ねぎと長ねぎのオーブン焼きを、ある日はイグリッシュマフィンの上に乗せました。
半熟卵で仕上げる時はパンを添えるのではなくて、パンの上に乗せるのもいいですね。
その時は、お好みでとなっているお塩を最後振った方がいいバランスになります。
少し特別な朝食 卵と長ねぎのオーブン焼きのレシピ
卵と長ねぎのオーブン焼きは、日常の卵料理より少しだけ特別さがあります。
平日よりは週末の朝ごはんやブランチにしたいような味わい。(もちろん、平日の朝に作ってもいいのだけれど!)
作る工程は簡単なのに、グラタンのようなリッチな美味しさがある。見た目は目玉焼きなのに、あれ?と思う味。
頑張りすぎた感の出ない、ちょっと美味しい朝食です。
生クリームが余っていたら、ぜひ作ってみてね。
ごちそうさまでした。