トレジョで購入。ココナッツ入りアメリカのマカロン
小さい頃は好きではなかったココナッツ味が、今では大好き!むしろ生活に欠かせない味になっています。
コロナ禍を経て家でちょくちょく作るようになった東南アジア料理。
特にタイ料理に多用されるココナッツミルクだから、グリーンカレー、レッドカレー、トムカーガイ。裾野を伸ばして、白玉やお餅を乗せてデザートに。
今ではココナッツミルクは常備している食材のひとつです。
そんな自分の進化を思い出したのは、Trader Joe’s(トレーダージョーズ)で久しぶりに購入したアメリカ的ココナッツ味のお菓子のせい!
Coconut Macaroon(ココナッツ マカロン)とは
日本だとあまり馴染みがないココナッツマカロンは、ココナッツマカローン、ココナッツマカルーンとも表記されるアメリカのマカロン。アーモンドパウダーの生地にシュレデッドココナッツと砂糖を混ぜて作る焼き菓子。
Macaron、oが1つのフレンチマカロン。
Macaroon、oが2つのココナッツマカロン。
アメリカで「マカロン」といえば、日本人が想像するラドュレやピーエルエルメ的カラフルなフレンチマカロンではなく、こちらの茶色い素朴な焼き菓子的マカロンを指すことが多いです。
トレジョのCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)
Coconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)
先日Trader Joe’s(トレーダージョーズ)で購入したのはこのCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)でした。
アメリカに来て受けたカルチャーショックなんて酸っぱいものから可愛いものまで山ほどありますが、私が鮮明に覚えているカルチャーショックの一つがこのマカロンのこと。
アメリカに来た当初、美味しいマカロンを食べに行こうと言われてワクワクして出かけたら、出てきたのがアメリカのココナッツマカロンでした。いや美味しかったけれどフレンチマカロンに比べるとキラめきが、、、。ワクワクを返してと思った記憶があります。
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)にも昔からココナッツマカロンはありました。
来たばかりの頃はベーカリーコーナーに並ぶヴィーガン製品の紙袋シリーズのものがあり、そのうちにチョコレートコーティングされたココナッツマカロンが登場して(今もあるかは不明です)。
商品は変わっていますが、ココナッツマカロンはトレジョさんにずっとある定番的商品の一つです。それぐらいアメリカでは一般的な焼き菓子なのでしょう。
今回Trader Joe’s(トレーダージョーズ)で購入したCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)は、外はこんがりきつね色。
色があまり付いていないもの多くある中、トレジョさんのCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)はいい色に焼けていて、美味しそう。
直径約5センチほどの大きさのものが、一箱に11個入っています。
トレジョのココナッツマカロンはどんなもの?
箱を開けるとふわっとココナッツの香りがします。
ひとくちかじると少しだけサクッとした食感はある。けれど外側一膜に歯応えはあるものの、その奥はしっとりはふりとした食感なので、サクッとさは一瞬。すぐにふわんとした食感に変わります。
ふわんとさを噛むうちに、口の中に広がるココナッツの香り。
そしてココナッツマカロン特有のしゃりしゃりしたココナッツの食感が、口の中で踊り始めます。
これはシュレッデッドココナッツのものですが、独特な食感。他の食べ物で例えるのが難しいけれど、、、レタスの芯近い部分を細かく切ったみたいな感じ・・・?????
次第に甘さが強くなり、食べ終わる頃には口の中がココナッツの香りと甘さで満たされます。
トレジョのココナッツマカロンは王道的味加減
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)のCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)は、アメリカのココナッツマカロンの味がします。
あの味そのまま。感激する美味しいさではないけれど、普通に美味しい、ココナッツマカロンらしい味。
後半は甘さもしっかりするけれど許容範囲。シュレッデッドココナッツも一般的な細さなのもちょうどいい。
ココナッツマカロンはアメリカらしいお菓子のひとつだと思うので、もし食べたことがない方がいたら一度は食べてみてほしい。トレジョ商品でもなくてもね!アメリカ在住なら尚更。
これがアメリカのマカロン、ココナッツマカロンです。とってもアメリカ的な味がします。
ただココナッツが、特にココナッツオイルが嫌いな方、シュレッデッドココナッツの食感が苦手な方は避けた方が無難です。なんせココナッツの味そのままで、シュレデッドココナッツの食感がしっかりするから。
そしてココナッツオイル的な油の味もたまにします。あのオイル感が苦手な方は避けた方が良さそうです。
トレジョのチョコレート味のココナッツマカロン
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)
Chocolate Coconut Macaroons(チョコレート ココナッツ マカロン)
こちらは前述のTrader Joe’s(トレーダージョーズ)Chocolate Coconut Macaroons(チョコレート ココナッツ マカロン)。今は売っているか分かりませんが、ココナッツマカロンをチョコレートコーティングしたものです。
今回のCoconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)より食感がはふんとしていて、チョコレートコーティングのせいか甘さ強め。お茶とともにゆっくり一つがいい感じでした。
アメリカ人はこちらが好きな人が多そうな気がするけれど、どうでしょう。
ココナッツの味なのか、食べているとココナッツオイル的な?油感を少々感じるタイミングありました。
この味は今回購入したTrader Joe’s(トレーダージョーズ)Coconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)にもある味で、ココナッツマカロンの一般的な味の一部ですが、嫌いな人はいるかもしれません。
一度は食べたいアメリカ的ココナッツマカロンをトレジョで
ココナッツ好きな人にはぜひ食べてほしい、おすすめのTrader Joe’s(トレーダージョーズ)Coconut Macaroons(ココナッツ マカロンズ)。
とてもアメリカ的で、アメリカ人が大好きなお菓子です。
だから日本へのお土産にもいいと思う。
乾いたお菓子よりは日持ちはしないけれど、短くもない。私はココナッツマカロンを日本へのお土産にしたことがないと気がついたので、お土産リストに加えました。
久々に食べたココナッツマカロンに懐かしい記憶もよみがえる。
ごちそうさまでした。
マカロンとココナッツマカロンの豆知識
Macaron(フレンチマカロン)とMacaroon(ココナッツマカロン)。名前がほぼ同じお菓子は同じルーツを持つそうです。
ルネッサンス時代、ベニスでフランスの僧侶が作ったイタリアのアマレッティに似たクッキーが、2つのマカロンの始まり。
フランスに入ったのか、フランスを経由してイギリスに入ったのか。まず1611年のイギリスの文献に記述があるそうです。
そして→こちらのサイト←によれば、ここでフレンチマカロンとココナッツマカロンは袂を分かち、イギリスの記述から40年後の1651年にフレンチマカロンの原型の記述、20世紀に入って今の形になりました。
一方ココナッツマカロンは18世紀に2つのoのマカロンがアメリカのレシピ本に登場し、1871年の本にココナッツマカロンのレシピが載っているそうです。
文化はイタリアから始まりフランスを経てイギリスへ渡って行ったと言いますが、ココナッツマカロンにもそんな流れとその先のアメリカへという流れが垣間見えるようで。
同じものが時を経て全く違うものに変わる。時代の浪漫(歴史大好き!)ですね。
久々に美味しいフレンチマカロンもたべたいなぁ、、、。