ヨーロッパと中央アジアに挟まれたコーカサスの国、ジョージア(旧グルジア)を旅しました。こちらはその旅行記+α、どうぞよろしくお願いいたします。
ジョージアの首都トビリシの定番観光名所を巡る
ヨーロッパとアジアの間、南コーカサスにある国ジョージア🇬🇪の首都Tbilisi(トビリシ)。
一見ヨーロッパの街並みに混ざる異国情緒、奇想天外にも思えた近未来的な建造物とその対極にある崩壊寸前の建物が混在する、知れば知るほど面白かった街。
歩くだけで楽しく、私的には街並みがトビリシの一番でした。
とはいえトビリシにも観光名所があり、私たちも巡りました。やっぱり一度は見ておかないとね。観光名所を巡ることで、土地勘がだんだんつかめる利点もあるし。
今回はトビリシに行ったら、まず行きたい定番観光名所をまとめました。
トビリシの必見観光名所は旧市街地中心、周り方
観光に関わるトビリシの街は小さいうえ、絶対行くべき観光名所は旧市街地が中心なので、効率よくめぐれます。
こちらの地球の歩き方Plat ジョージアの巻頭近くに、トビリシ旧市街地のモデルコースが書かれています。
これがいい、使えます。
私のアドバイスは、このモデルコースを回った後食事をしたり一息ついた後、地球の歩き方Platのモデルコースからは漏れているけれど、(後のページで紹介されている)近くにある周辺の観光名所をまわること。
こうすれば、より効率よく回れます。
一つ注意があるとすれば旧市街地は坂が多いので、意外なところで坂を登らされること。無理せずどうぞ。
トビリシの定番観光名所 旧市街地編
Bridge of Peace(平和橋)
トビリシはムトゥクヴァリ川(別名クラ川)を中心に発展した街。そのクラ川にかかる近代的な橋が平和橋。2010年完成の歩行者専用橋で、夜はジョージアの国旗の色 赤と白にライトアップされます。
トビリシの街の特徴である突如出現する近未来的な建物の代表的なひとつ。
ここで記念撮影はトビリシ観光の定番。なんせあの藤原ヒロシ氏さえされていますから、しちゃってください。
平和橋周辺では、右の写真に写るコーヒーが飲めるボート?の客引き多めでした。
Rike Park(リケ公園)
平和橋の東側にあるのがリケ公園。これがここにあったのかと思うものがいくつかある公園。
トイレは平和橋そばにあり、有料。一人ずつお金を入れないと出れなくなるトラップがあるそうです。
Rike Concert Hall(リケ コンサートホール)は完成しているのに、一度も使われていないという謎のコンサートホール。これまた近未来的な建物です。
Air Balloon Tbilisi(エアバルーントビリシ)は、実際飛んでいる気球。こちらからチケットも購入可能→Air Balloon Tbilisi 。さぞ絶景なんだろうな。
ロープウエイ乗り場もリケ公園内にあります。
ロープウエイ乗り場
リケ公園とナリカラ要塞を繋ぐロープウエイ。
丘の上にあるナリカラ要塞やジョージアの母像、(植物園もあります)へ行くときに便利。
私たちはガイドブック通り上りはロープウエイ、帰りは旧市街地を歩いて降りました。この方法、効率的に観光地を巡れて省エネなので、おすすめです。
24時まで営業しているので夜景目的で行くのもいい。これ、したくてできなかったこと。
ロープウエイの支払いには、メトロカードが必要です。なければその場で現金で購入できます。
たまたまかもしれませんが、私たちの時は一つのメトロカードで3人分の支払いができました。ひとつあれば人数分は必要ないのかもしれません。メトロカードを使う予定がない方は、要確認。
Kartlis Deda (ジョージアの母像)
1958年にトビリシの創設1500年を記念して建てられた像。右手に剣、左手にワインを持つ。これは友人には歓迎を、敵には断固として立ち向かうジョージアの姿を表しているそうです。
旧市街地にいるとたびたび目にした像、ジョージアを見守っているようでした。
Narikala Fortress (ナリカラ要塞)
4世紀に建てられた要塞がはじまりで、時々の支配者によって増設されてきたナリカラ要塞。現在残る城壁は16世紀のものですが、一部6世紀頃の城壁も残っているそうです。
ジョージアはまだ安全面の整備が行き届いていない部分があります。だからこそ城壁に登れてしまうし、捕まるところもないのでドキドキもありました。勇気のある方は、上まで登って見てください。
城壁の模様が特徴的だったのが記憶に残っています。
ナリカラ要塞だけではありませんが、トビリシにはざくろジュースが売っています。ジョージアの物価を考えると決して安くはないんだけれど、これがびっくりするほど美味しいので一度飲んでほしい!
私たちのベストは、このナリカラ要塞で飲んだものでした。
お手洗いもこちらにありますが、有料でカオスなので他で間に合えばそちらでどうぞ。
温泉街
トビリシの名前の由来になり首都になるきっかけになったのが、トビリシの旧市街地にある温泉。
はい、ジョージアには温泉があります。あの硫黄の匂いがする温泉が。
温泉街といっても狭いエリアで、現在も営業している温泉施設もそんなに多くありません。でもなかなか良い場所で良いお湯でした。
温泉街入り口付近はトビリシで一番客引きが多かった場所。しつこくはないけれど、観光地らしい雰囲気。小さなお土産屋さんも多いので、覗いてみるのも面白いです。
Leghvtakhevi Waterfall (レグヴタヘヴィ滝)
旧ソ連時代に埋め立てられた土砂が2012年に取り除かれ、よみがえった渓谷。暑い日にちょっと休憩するのにちょうどいい癒し場所でした。
滝に辿り着くまでに東屋のような場所がありました。そこで母が聞き齧った見知らぬガイドさんの説明によると、壁と同化しいるこの木がなにかが大切だそうです。
Metekhi Church(メテヒ教会)
皮を挟んで温泉街の向かいにある、トビリシで最初に建てられた教会。
もともとはトビリシの創始者ヴァフタング・ゴルガサリ王の宮殿が立った場所とされる。現在の建物は13世紀に再建されたもの。
右写真の像があるテラスからの旧市街地の眺めがとてもいいので、必見です。
Sioni Cathedral of the Dormition (シオニ大聖堂)
2004年に後述のツミンダ・サバメ大聖堂建築される以前は、ジョージア正教会の総本山だった教会。創建は5~6世紀で、今の建物は13世紀のもの。
祭壇の左側には、信仰のシンボルとなっている「聖ニノの十字架」のレプリカが保存されています。
Anchiskhati Basilica(アンチスハティ教会)
現在の建物は16世紀のものですが、6世紀に建てられた現存するトビリシの教会の中で最古の教会。
残念ながら閉まっていたので中は見れませんでしたが、中庭さえ気持ちよかった場所でした。
内部には美しいフレスコ画があるそうです。
Ateshgah (拝火教寺院)
バグー(アゼルバイジャン)の拝火教寺院を感じれる、5〜7に建築されたものの遺構。
下の写真の眺めになるまで必死で細い道を上ったのに(予想外でした)、まさか閉まっていたという悲運。周辺の雰囲気を見るとあまり注目・有名ではなさそうなので、こちらは気が向いたらでいいのかもしれません。
トビリシの必見観光名所 サメバ教会
ほとんどの観光名所が旧市街地なのでこの記事に含めるか迷いましたが、旧市街地意外でもうひとつ必ず訪れた観光名所があります。
それがツミンダ・サメバ教会です。
Tbilisi Holy Trinity Cathedral(ツミンダ・サメバ教会)
別名、至聖三者大聖堂。ジョージア正教1500年とキリスト生誕2000年を記念して、2004年に完成した教会。世界で二番目に古いジョージア正教の総本山で、トビリシの街中至る所から望める。
行きたかたけれど、行けなかった場所。今回、訪れることができませんでした。
ジョージアを旅行すると、ジョージアにとってどれだけジョージア正教が大きな存在がかがわかります。生活に人々の暮らしに根付いている。だからこそ訪れた方が絶対よかった教会です。
トビリシの定番&必見観光名所、ぜひ行ってみてね
旧市街地に固まっているので、1日で見ようと思えば見れてしまうジョージアの首都トビリシの観光名所。私たちはジョージア旅行3日目に、今回載せた観光名所をぐるっと一巡しました。
後日、温泉に入りに行ったりなんだりで旧市街地を訪れる機会もあったんですが、先にまわったことで土地勘もなんとなくつきます。行かなくちゃ!という焦りもなくなるので、私的には観光名所は先に回るのが好き。
私からひとつアドバイスがあるとすれば、トビリシの旧市街地は坂が多いので歩きやすい格好必須。
そして歩けば暑さがひとしおなので、季節によっては温度調節ができる格好と帽子を。またお水もお忘れなく。ロープウエイで上がってしまうと購入できる場所がないので、その前の調達がおすすめです。
そしてジョージアはお手洗いがあまりなく、有料でカオスなこともあるので、できるときに済ませましょう。
そして。決して!決して!目的に直行するルートを設定し、途中寄れる観光地を素通りする人にナビを任せてはいけません。我が妹しろのようなね笑。基本しろがナビをし、任せてしまった私なので文句は言えない&自業自得なわけですが、私はあちらことら見たいタイプ。この旧市街地を回るルートに関してだけは注文をつけました。そういうことも大切です笑。
記事をまとめて思い出すこの時の楽しさ、トビリシいいところでした。