何度も作っている、簡単 ふんわり卵の和風汁
ある日の朝ごはん。なんとなくおにぎりを食べたくて、珍しく自分用におにぎりを握ることにしました。
私は自分のおにぎりは美味しくないと思っているので、実はおにぎりを握ろうなんて思うのはものすご〜く珍しいこと。せっかくやる気が出たんだからと、冷蔵庫の中を見て、鮭を焼き、オクラを茹でて、そしてお汁をささっと作りました。
わかめとゴマをまぶしたおにぎり
焼き鮭の2色のシソと梅のせ、酢醤油をかけて
薄切りにしたオクラ
ふんわり卵の和風汁
この日のもうひとつの主役は、汁物でした。
お友達に教わったふんわり卵の和風汁は、作るのがとても簡単。汁物を追加したくなった時、汁物でボリュームを出したい時にとっても便利。何より美味しくて。
教わってから続けて4−5回は作ったお気に入り。定期的に思い出しては作っています。
簡単 ふんわり卵の和風汁の作り方
【 材料 】
だし
醤油・塩
卵
ごま油
【 作り方 】
だしを醤油と塩で味をつけたら、強めの火でグツグツさせ、菜箸でぐるぐるっと円を描くように混ぜる。間髪入れず溶き卵を同じく円を描くように回しいれ、再度菜箸でくるっと回す。
卵のひと加減で、ふわっとなる和風汁
卵を入れた後、何度もかき混ぜず、そのまま時間をおくと、ふわふわ卵のかたまりができます。これがお友達に教わったこのお汁の魅力。
柔らかくした茶碗蒸しのようで美味しいんです。
私はせっかちなので、今までは「できた!→食べる!」と一直線で、卵に火が通ったらすぐに器に盛っていました。卵を入れた直後も、よくかき混ぜていたので中華料理店の卵スープのような細かいものになることが多かった。
あれはあれでいいのだけれど、「具」感はでません。
ごはんに合わせる時や箸を使って食べる時は、お汁にボリュームが欲しい時は、ふんわり卵にするのが好きです。
何年も定番のふんわり卵の和風汁です
普通でシンプルだけど、こういうご飯が一番好き。
食べた後に美味しかったと思えるごはん、いい朝ごはんでした。
ごちそうさまでした。
先日、こちらのニュースを目にしました。
→ BBC カナダの先住民寄宿学校跡で215人の遺体発見 支援団体は「全国的な捜索」要求
カナダの隣アメリカですが、その歴史を知っていればあるだろうなと思ってしまう方は少なくないはず。
もうひとつ、私が「やっぱり本当だったんだな」と思ってしまったのは、Netflixのドラマ「Anne with an E (邦題 アンという名の少女)」を見ていたから。
上のBBCのニュース記事にも、劇中に登場し、実在する「プリンスエドワード島シャーロットタウン」の文字がありましたが、シリーズ3では先住民の少女とその家族が登場し、寄宿舎に強制的に「収容」されていく描写があります。
その子供たちの将来は安穏としたものではないことが察する強い表現でした(結末もなにもなく、一瞬で先住民の描写は終わりますが)。このニュースを読んで、そこに繋がりました。
「ジェノサイド」という表現がニュースの中では使われていましたが、数百年たった今でも、この地球上には同じことをしている国や地域があります。
被害者がいます。
そう思うと悲しみだけではない絶望にも似た気持ちを感じるのは、私だけではきっとないはずです。