ポテトサラダが残ったらチーズトーストにしよう
ある日の朝ごはんは、隔離を一緒に過ごしたお友達がチャチャっと作ってくれたポテトサラダのチーズトーストでした。
ポテトサラダには大ファンがいることは重々承知ですが、私にとってはそこまで惹かれない献立です。
嫌いではないので出てきたら食べるし、美味しいポテトサラダを食べたら美味しいと思うんですが、なぜか魅力を感じない。家族は大っ好きだから食卓にはよく登場しますが、私は好んで作りません。
そんな私なので、ポテトサラダをアレンジすることを考えたことがありませんでした。ポテトサラダのアレンジで思いつくのは、ポテトサラダを具にして作る伯母のサンドイッチぐらい。これは美味しいから好き!だけれど、それぐらい。
だからお友達が「ポテトサラダをチーズトーストにするのはどうでしょう」の一言に、驚きがありました。
ポテトサラダはそのまま食べるだけではない。
アレンジもきくんですね。
ポテトサラダを乗せたチーズトーストは、いつものポテトサラダと違った雰囲気があって、美味しいお昼ごはんとなりました。
残り物ポテトサラダのチーズトーストの作り方
厚めのパンにポテトサラダを平らに乗せる
チーズを上にかける。胡椒をふる。
トレーに乗せて、オーブントースターで焼いたら出来上がり。
お好みでブラックペッパーを振っていただきます。
普通に見えるでしょう?ですが、パンを持った時バリっというサクサクさ、パンの中はふわふわ。チーズも香る。
美味しいです!
料理上手な人はどんな時も美味しいを探してる
最初、ポテトサラダのアレンジをしようと考えることもなくそのアイディアも全く浮かばないのは、私がポテトサラダに気持ちがないからそこから派生させるアイディアが考えつかないのだろうと思っていました。
けれど一緒に隔離を過ごしたお友達の日々を覗いて、そこから他の料理上手さんを思い出して。それは違うという気づきが、実はこのポテトサラダのチーズトーストからの一番の収穫でした。
料理上手で美味しいものが好きな人は、暮らしの中のなんてことないごはんにも一工夫を欠かしません。
残り物をそのまま食べる時ももちろんあるだろうけれど、あるものにひとアレンジ加えたり、小さな盛り付けを惜しまない。
それがハレのごはんだけではなく、日常に流れてしまいそうな一食に同じことができる。
それは自然と美味しいことが身についているということで、そんな日常があるからこそ料理上手になれる。好奇心が旺盛で、経験値もきっと高いから、次への枝葉が繋がってその幅も広くなる。
小さなごはんを、日々、毎食、楽しむことが、料理上手への一番の近道な気がしています。
最近の時短ごはんは卵かけごはん一択な私には、その日々の積み重ねができていないけれど笑、少しずつ心がけていきたいこと。
残ったポテトサラダの翌日は、チーズトーストにして。
そこからの気づき。
美味しいだけではない、貴重な朝ごはんでした。
ごちそうさまでした。