昔ながらの和

鶏代用可。家で作る鴨南蛮そばで、至福の年越しそばを

年越しそばは鴨南蛮 in アメリカ

 

今年も残すところあとわずか。

新年の準備や用事はお済みですか?

 

 

私は、我が家は、まったく笑。

 

今更スイッチも入らないと思うので、大掃除もせず。ただ一つ掃除をした言えるのは、自室の大きな戸棚の中の全出し・整理整頓でしょうか。水回りと玄関だけは終わらせたいけれど、、、さて。

 

そして今年はお節料理も作らないお正月となりそうです。

 

 

 

お節料理を作らない代わりに一つだけしようと思っているのは、とっておきの年越しそば。鴨南蛮を作ろうと思っています。

 

 

数年前の大晦日。おせち料理と並行して頑張って作った、鴨南蛮は私の念願でした。

 

私、カモが、特に鴨鍋が大好き!鴨独特の甘さのある脂がとけたスープの美味しさと言ったら、思い出すだけで・・・たまりません。

 

日本に住んでいる頃、たまに父が地元の鴨鍋が食べれるお店へ連れて行ってくれました。鴨鍋は冬のものだから、年に数回あるかないのかのお楽しみでした。

 

それももう随分と昔のこと。大好きだけれど、アメリカにきてからはとんとご無沙汰で、たまに思い出しては「鴨鍋〜・・・」と思うものの、時期やタイミングもあるので大好物なのにずっと口にせず時間が流れていました。

 

 

だからアメリカ系スーパーマーケット、トレジョのいとこてきなスーパーマーケットALDI(アルディ)の冷凍コーナーで「DUCK」をみた瞬間から、鴨のことが頭から離れず。

 

アメリカ生活 鴨を買って鴨南蛮
鴨を見つけた時の私の目は、間違いなくギラついていたと思います笑。

 

本当は鴨鍋を作りたかったけれど、タイミング的に先に鴨南蛮で年越し蕎麦となりました。

作ってよかった!最高の年越し蕎麦でした。

 

その後年を明けてから続いた鴨南蛮と鴨鍋は、今では家で食べる大好きな味となっています。

 

 

 

その味が忘れられなくて、今年も作ります。

頑張りのない年越しで唯一の頑張りは、年越しは鴨南蛮に捧げるつもりです。

 

 

 

 

 

 

しろくろめがねの鴨南蛮の作り方

 

好きすぎてその年3〜4回作ったので、下に載せた動画とは少々違いますが、私が試した中で一番美味しいと思った鴨南蛮の作り方です。

 

 

① 鴨をさばき、ガラでスープをとる

鴨を丸鶏をさばく要領でさばく。

 

大きなお鍋に、鴨ガラ・生姜・ねぎの青い部分を入れ(日本酒を入れてもいい)、お水をひたひたに入れる。一度沸騰させ灰汁を取り、火を弱めて2〜3時間煮る。

 

脂がうまみのもとなので、出汁をとるとき脂はできるだけ残す。

火を強くすれば白濁し、弱火なら澄んだスープになる。

 

 

 

② 南蛮そばをつくる

 

a. フライパンで鴨のもも肉を皮を下側にして、焼く。皮がパリッとしたら裏返し、身の方も軽く焼く。ぶつ切りにしたネギを一緒に焼き、鴨油の味を移す。

 

b.  ねぎを取り出して、お醤油・みりん・お酒をa に加え、弱火で5分煮る

 

c. 鴨ガラでとったスープに椎茸を入れて、bのお鍋の煮汁で味つける。最後にaで焼いたねぎをを加える。そばつゆの完成。

 

d. aのお肉を薄く切る。

 

e. 茹でたお蕎麦を器に盛り、cのそばつゆと具、dのお肉を盛り付けてできあがり。

 

写真は、おせちの残りの鴨ロースがのっています

 

参考レシピは笠原将弘さんの→鶏南蛮そば←。調味料のバランスなどは、このレシピ通りです。

 

 

 

 

 

 

鴨南蛮の作り方、動画編

全然更新していないyoutubeで鴨南蛮をつくった時のvlogです。全体の流れはわかると思います。よろしければご覧ください。

 

 

 

 

 

 

鴨南蛮を美味しく作るTIPS

 

鴨ストックスープと、アレンジ&なしの場合

ネット検索したところ、鴨ガラでスープを使う鴨南蛮のレシピは見当たらず。もしかしたら邪道かもしれないのでしろくろめがね流としましたが、これかなり美味しいです!

 

鴨のお肉の臭いが気になってもスープは平気な方が多いですが、それでも気になる方はスープと和出汁1:1、もしくは和出汁のみにすると○。

 

鴨ガラスープまでは取れないけれど鴨のもも肉は手に入る場合は、お肉をフライパンで焼くときに余っている皮も使いよく焼いて、皮から油を出します。

 

鴨は脂質が甘味があって美味しいので、脂があれば鴨のスープがなくても一段美味しい鴨南蛮になります!

 

 

 

ねぎに鴨油をすわせる

ねぎを入れるタイミングを鴨の皮(側)を焼いているときに変えたのは、その後に濃い味がついても消えない鴨の美味しさが、このタイミングで焼くとねぎにしっかりつくから。

 

じゅんわり、美味しいねぎになります。

 

 

 

鶏肉でも代用可能

鴨鴨叫んでいますが、もちろん鶏肉でも代用可能。だって鶏南蛮というメニューがありますから!

 

参考にしたレシピも、笠原将弘さんの鶏南蛮のレシピ。チキンストックは使わないけれど笠原さんレシピですもの、もちろんこれだけでも美味しいです!

 

そしてちょうどアップされていたコウケンテツさんの鶏せいろ。こちらまるで鴨南蛮らしい。こちらも作ってみたいレシピです。

 

 

 

 

 

 

 

感無量のお家で鴨南蛮そば

 

鴨ってやっぱり美味しい・・・。作るたびに一人でじんわりしています。

 

好きだったのに、海外に住むようになって縁遠くなったものがある。それが私には鴨だったから、幸せと美味しさを噛み締めました。

 

 

よく考えたら、鴨は洋食の食材だか市販されていてもおかしくないんですよね。今まで考えてこともなったから、目にしても流れていたのかもしれません。

 

 

 

今年の年末年始は、お正月休みがないアメリカでも週末にかかって連休です。

ぎりぎりですが、鴨(鶏)南蛮そばもおすすめです。

 

ごちそうさまでした。

 

 


 

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