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(あまり辛くない)香り高い黄色い柚子胡椒できました
先日、柚子胡椒を作りました。
以前伯母が作ったものを持たせてくれたことがあったので手作りできることは知っていましたが、作ってみて予想以上の簡単さに目鱗。
柚子胡椒って簡単に作れるんですね!
普通の柚子胡椒を作るつもりがあまり辛くない柚子胡椒ができたのは辛さの苦手な私のための采配なのか(理由は後述)なんて思うこともありながら、出来上がった柚子胡椒の香り豊かなその味にため息。
手作り柚子胡椒は市販のものとは別物。
香り豊かでフレッシュ!
かなり美味しい柚子胡椒ができました。
自家製柚子胡椒を作ろうと思ったきっかけ
今回手作り柚子胡椒を作ろうと思ったのは、2つ理由があります。
ひとつは、一時帰国中に柚子胡椒の美味しさが記憶に刻み込まれたから。
一時帰国中に訪れたラーメン屋さんでとっても美味しいラーメンをいただきました。ラーメンフリークではありません。と加えるべきかもしれませんが、初めてお汁まで飲み干すラーメンはまた食べたい味。塩ラーメンらしいですが、私が知っている塩ラーメンではなく和風だしみたいなスープ。私、初めてラーメン屋さんでお汁を飲みほしました。
そのお店でアクセントにどうぞ、とレンゲに添えられていたのが柚子胡椒でした。
そのまま食べても美味しかったけれど、柚子胡椒を加えたらまた美味しかったラーメン。お汁に加える前に柚子胡椒をがペロリと味見した時にも美味しくて。(ついでに卓上にあったグラインダーに入った山椒のアクセントもこれまた美味でした。)
辛いのものが苦手な私ですが、美味しい柚子胡椒を日本で買ってくればよかったなと思うほど、柚子胡椒の美味しさを知りました。
もう一つの理由は、余ったゆずがあったから。
年末、おせち料理のなますに使うためにゆずを買います。とはいえ我が家の場合は器にしたり、具にしたり、飾り切りにもせず、香りを移す程度にしか使わないためいつも残ります。
LAだからか。フカっとしたゆずなので果汁は少なく、残るのは皮の部分。
それを使ってしまいたく、柚子胡椒を作ることにしました。
辛いものが苦手な私は今まで柚子胡椒を視野に入れずに過ごしてきましたが、今回作ってよかったです。
自家製柚子胡椒は美味しい!
柚子胡椒には青ゆずと黄ゆずを使ったものがある
一般的にゆずといえば晩秋に旬を迎える黄色いゆずを思い浮かべますが、黄色く熟す前の夏の青く固いものは、もう一つの旬。黄ゆずの方が一般的なのは、青ゆずの方が収穫時期が短いからだそうです。
青いゆずは青ゆずと呼ばれます。黄ゆずに比べて果汁が少なく爽やかな香りが特徴で、果汁が少ないため皮が主役。
今回作った柚子胡椒には黄ゆずを使いましたが、青ゆずで作った柚子胡椒のほうが一般的なようでレシピ検索をしたところ圧倒的に青ゆずで作るレシピが多かったです。他にはすりおろしてそうめんや冷奴にかける使い方が紹介されていました(参考)。
とはいえ柚子胡椒の地元の九州では黄ゆずで作ったものもあります。
面白いなと思ったのは、青ゆずと黄ゆずでは合わせる唐辛子の色が違うところ。
青ゆずとは青唐辛子を合わせて青ゆずこしょうに、黄ゆずは赤唐辛子と合わせて赤ゆずこしょうになるそうです。美意識を感じる唐辛子の使い分けですね。
今回は黄ゆずの黄色を活かしたく、青唐辛子でも赤唐辛子でもなく黄色の唐辛子を使ってみました。
黄色い柚子胡椒の作り方
【材料】
ゆず(黄色)
唐辛子(黄色)
塩
分量はゆずと唐辛子が1:1、塩はゆず+唐辛子の20%ですが、唐辛子は好みによって量の調節を。
【作り方】
1. 柚子はタネとわたをとり、皮の内側の白い部分は軽くそぐ。唐辛子はへたとタネを取り除く。
2. フードプロセッサーに入れて、撹拌する。
3. 塩を加えてさらに攪拌する。
*ここでペースト状にしなくて良い
4. すり鉢に移してさらに細かく混ぜ合わせたら、完成。
フードプロセッサーを使った上ですり鉢を使うのは、参考にしたレシピにフードプロセッサーのみだと味が尖るとあったから。また全体量が少なかったため、フードプロセッサーではペーストまでにはならなかったのもすり鉢を最後に使った理由です。
フードプロセッサーをお持ちでない方は、材料をみじん切りにした後にすり鉢やスパイスグラインダーを使って作ってもいいと思います。その時は唐辛子の扱いだけは要注意。
辛くない柚子胡椒ができたわけ
今回作った柚子胡椒が辛くなかったのは、使った唐辛子に理由があります。
アメリカには日本に比べて唐辛子の種類が豊富です。
メキシカン/ラティーノの食材には欠かせない唐辛子。辛いものが苦手なので唐辛子について詳しくない私でも米系スーパーマーケットに行けば、レストランでと、自然と唐辛子を目にする機会があります。そして移民が多いこの地。それぞれの国/地域のスーパーマーケットに行けば、また違った唐辛子が売られている。
アメリカで購入できる唐辛子は多種多様です。
ゆずの色によって唐辛子の色を変えるなら、せっかくならゆずの黄色を活かしたい。
黄色い唐辛子をと思った時に真っ先に頭に浮かんだのが、今回使ったこちらの唐辛子。お店にはPeppers Chili Yellowとありましたが、 Wax Pepper という別名があるようです。
時々訪れるメキシカンレストランに、ペッパーズ チリ イエローを焼いて唐辛子?をかけれたものがあります。そのままたべれるということはいわゆる唐辛子ほど辛くなく、けれど私的には十分刺激的な辛さだったので、黄色いゆずの色も消さず、辛いものが苦手な私にちょうどいい辛さだと思ったんですが、、、。
個体差があるのか?仕上がったのはほとんど辛くない柚子胡椒でした。
辛さはないけれど、味はしっかり柚子胡椒。
ゆずのフレッシュな香りはそのままで、市販品を越えています。
辛さが苦手なこともあって、逆に美味しく私らしい柚子胡椒ができました。この後辛さも欲しいと思ったら、唐辛子を一本加えてもいいしね。
唐辛子の加減を調節して好みの辛さの柚子胡椒を
辛さが苦手な方、逆に辛いのものが好きな方、お好みの辛さにするには唐辛子に一工夫。
唐辛子の量を減らしてみたり、辛くない唐辛子を使えば辛くない柚子胡椒の出来上がり。逆に辛さが好きな方はとびきり辛い唐辛子を使ってみてください。それぞれ好みの辛さの柚子胡椒が出来上がります。(ゆずの香りが新鮮であれば、唐辛子を増量しても香りはそのままでした。)
辛さを変えれるのが、自家製のいいところですね。
アメリカで、日本で。黄色い唐辛子をお探しなら。
アメリカのあまり辛くない唐辛子
私も唐辛子に詳しくないので大々的にこれがおすすめ!とはいえませんが、調べているといつも名前が上がる唐辛子がBanana Pepper(バナナペッパー)とう黄色い唐辛子がありました。
この唐辛子はどのサイトを見ても辛さがマイルドとあったので、辛さ控えめな品種のようです。(私が今回買ったペッパーチリイエローとよく似ています。)
よくバーガーなどにピクルスのようについてくる唐辛子としても使われているものです。
私にとってはあのピクルスは辛いんだけれど、、、と思ったら、辛いバージョンもありましたMezzetta: Deli-Sliced Hot Pepper Rings 16 Oz (Pack of 2)。
が。アメリカではシシトウも辛い(当たり外れではなく全部辛い)。唐辛子は水切れで辛さが変化するそうなので品質は安定しなそうだと思うのは、私だけでしょうか。
日本の辛くない唐辛子
日本であまり辛くない唐辛子と思って頭に浮かんだのは、甘とうがらし。
日本の友達はアメリカに来る前の辛さレベル0の私をよく覚えてくれているんですが(今は辛さレベル1ぐらいに上がっていると思っています!)、そんな友達が私でもこれなら食べれると思うよと言っていたものが甘とうがらしです。
上の楽天リンクは苗ですが、手間がかからず大きくなるそうです(しかも仕立てによってはかなり可愛いらしい)。
自家製柚子胡椒は辛さ自在!辛い/辛くない柚子胡椒が作れます
柚子胡椒は、ゆずと唐辛子があれば作れます。
黄色いゆずでも、青いゆずでも。
辛い唐辛子でも、辛くない唐辛子でも。
辛さを調節できるのは自家製ならでは。
そしてフレッシュな香り高い柚子胡椒も、自家製だから。市販品では味わえない香りの良さです。
お家にゆずが余っていたら、自家製柚子胡椒、おすすめです!
ごちそうさまでした。
参照
Foodie;柚子胡椒(ゆずこしょう)の自家製レシピ。市販品では味わえないフレッシュさ!
macaroni; 仕込むなら今!「黄柚子胡椒」の作り方、教えます【マダムゆずの柚子胡椒 #2】
YOKARE; 緑の柚子と黄色い柚子の違いって何?種類から美味しい食べ方まで紹介
PaperScale; Yellow Peppers Guide: From Mild To Extra Hot
The Daily Meal; 5 ‘Mild’ Chile Peppers Even Beginners Can Tolerate
Delish Kitchen; 甘唐辛子とは?品種や特徴・レシピもご紹介