アムステルダムで絶対訪れたい美術館２つ＋α

アムステルダムで絶対訪れたい２つの美術館

オランダアムステルダムへ行ったら必ず訪れたい２つの美術館があります。

人によっては旅の目的になる作品を所蔵している Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）とVan Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）。

どちらも美術好きさんもそうでない方も、アムステルダム訪れたら行きたい美術館２つです。

Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）

アムステルダムに行く話が出た時「アムステルダム国立美術館でやってるフェルメール展が見れたら行く」と答えた私。

人気すぎてそのチケットは取れず、フェルメール作品はそちらの企画展へ出されていたため今回一つも見れずでしたが、次の予定に間に合うギリギリ閉館時間近くまでいたほど充実した時間を過ごしました。

チケットはオンラインで事前購入を

チケットはサイトから（→ Rijksmuseum）オンラインで事前購入をしておきます。ゴッホ美術館ほどチケット争奪戦はありませんが、オンライン購入しておいた方が何かと安心です。

プリントアウトしてもいいですが、携帯に入れておけば問題なし。入館する時にその画面を提示してスキャンしてもらって入館します。

ちなみに18歳以下は無料です。

貿易によって発展したオランダの歴史を感じる

印象的だったのが作品の所々につけられていたこんな説明。奴隷について、植民地支配のことが書かれていました。

オランダが海外との交易によって急速に発展する少し前の15世紀以降の展示物が中心です。

オランダは大航海時代を経て植民地支配を行いました。アムステルダムは世界初の株式会社「オランダ東インド会社」の拠点となった場所（東インド会社とはアジア地域との貿易の特権的に行う貿易会社のことで、オランダのほかイギリスでも設立されました。）。

オランダの黄金時代といわれ、海外との交易により富を築いたオランダの足跡が見て取れます。

一番の見どころ、レンブラントとフェルメール

言わずもがな。なんと言ってもレンブラントとフェルメールの作品は必見です。（今回は企画展フェルメール展が開催中だったのでフェルメール作品はひとつも見れませんでしたが、、、。）

アムステルダム国立美術館一番の「大作」は、レンブラントの夜警。誰もがどこかで目にしたことがある有名な絵は、想像以上の大きさでした。

アムステルダム国立美術館のTips

レンブラント作品は一箇所に全て集められているのではなく、数カ所に展示してあります。見逃しないように要チェック。

レストランとカフェは激混みです！利用するつもりの方はお気をつけて。

大興奮！素敵すぎる図書館はイチオシです！！！

アムステルダム国立美術館には美しい図書館 The Rijksmuseum’s art-historical libraryがあります。1881年に造られ、現在もアートとアートの歴史の図書館として使われている図書館は必見！！！

昔から本屋さんと図書館が大好きで、美女と野獣の図書館に小さい頃から憧れていた私。ずっと見たいと思っていた憧れていた図書館の紙の匂いと空気に触れられて幸せでした。

意外？じっくり見たかったSpecial Collection

最後時間もないしささっと見るだけ見ていこうと覗くぐらいの気持ちで訪れた０階にあるSpecial Collectionが思いの外楽しくて、もっとじっくり見たかった！と家族と意見が一致しました。

私は料理を作るので食器に興味がありますが、オランダは交易が盛んだった国。日本の伊万里焼の洋食器を初め、アジア諸国を含めた素敵な器がありました。また女性のドレスやアクセサリー、演劇や音楽に関するものなど所狭しと並べられています。

見ずに終わりそうな場所ですが、見応えある展示です。

公式HP→ Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）

Van Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）

オランダアムステルダムを訪れた絶対訪れたいもうひとつの美術館は、Van Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）。

ヴィンセントファンゴッホの名（ヴィンセント）を受け継いだ甥（弟テオの子供）が、ゴッホ財団とアムステルダム市の協力のもとゴッホの作品やスケッチや書簡、ゴッホと親交のあった画家の作品とゴッホと弟テオのコレクションを基にして、５０年前に開館した美術館。

ゴッホ作品のコレクションは、世界一を誇ります。

程よいサイズがちょうどいい

ゴッホ美術館のいいところは、Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）のように巨大でないところ。（動線が悪いなと思うところはあれど）大きすぎず、小さいすぎず、ちょうどいい。

ゴッホ作品（＋α）をたっぷり堪能できるので充足感はありつつ、そこまで時間を要しません。

時間的制約のある方にもおすすめの美術館です。

ゴッホ作品を存分に堪能できる美術館

©︎Van Gogh Museum, Amsterdam 花咲くアーモンドの木の枝は、ゴッホが弟テオに子供（この美術館を作ったヴィンセント）が産まれたことを祝って送った絵。寿ぐ気持ちがこもった優しい絵でした。

©︎Van Gogh Museum, Amsterdam　不思議なことにじっと見ていると違う印象をうけ、焦点も変わる。絵に入り込んだような不思議な感じがして、（混んでいるので場所を移りながら）一番長く眺めていた絵でした。

絵に詳しいわけではないので自分の感覚で観ているだけですが、私はゴッホの描く植物、ゴッホが描く色がとても好きです。有名なジャガイモを食べる人々は初期に描かれた絵。暗い色調で独特な迫力がありました。

浮世絵に強い影響を受けたといわれるゴッホが描いた浮世絵もありました。（ゴッホが漢字を書いている！）

ゴッホの絵を浴びるように観ることで今まで感じたことのないことが見えたり。

決して大きくない美術館ですが、濃い体験ができます！（濃いからこそ、このサイズがちょうどいい！）

ゴッホ美術館のTIPS 気をつけるべきこと

チケットの事前購入は必須

これだけの量のゴッホの作品を一気に見れることはそうそうないので、アムステルダムに行ったら一度は訪れたいゴッホ美術館。

人気美術館です。

あらかじめのチケット購入は必須!!!

いやいや、そうは言っても大丈夫でしょう。という気持ちは捨ててください。なんなら日程が決まってすぐ予約しましょう。先ほど確認したところ現在２週間先のチケットまで売り切れていましたから。

今回はオフシーズンに当たりましたが、それでも少し前には売り切れ。以前妹しろがアムステルダムを訪れた時は、チケットが購入できず観れなかったということもありました。

ゴッホ美術館を訪れる時は、なるべく早く、あらかじめ、チケット購入です！

チケットはオンラインで購入します。→ Van Gogh Museum; Book your tickets

いつの時間帯が空いている？

お友達は開館時間に訪れたそうですが、ひまわりの絵を独り占めできるぐらい空いていたそうです。帰る頃には人が増えていたそうなので、開館時間はおすすめかもしれません。

予約時間は厳守だけれど、遅れてしまった時はとりあえず行ってみて

ゴッホ美術館のQ&Aにこんな質問があります。

Q; I have a ticket with a starting time but I’m arriving earlier/ later; is that allowed?

A; It is not possible to enter the museum earlier than you booked start time. However, you do have half an hour to arrive after your booked start time. It is also possible to change the start time according to the availability. Please fill out the contact form and we will help you the best we can.

Van Gogh Museum; Frequently Asked Questions about Your Museum Visit

要はチケットの時間より早く/遅くても大丈夫ですかという質問で、答えは「NO」、予約時間から30分後までしか入場できないとあります。だから入場時間を守ることが大事です。

ですがもし予約時間よりも遅くなってしまったら。

とりあえず美術館へ行ってみてください。そして入り口でチケットを確認しているスタッフの方にチケットを出して、バーコードをスキャンしてもらいましょう。

ここで何も言われなければ、入れます。

ハイシーズンも同じかはわからないので自己責任でお願いします！ですが、今回は我が家は予約時間に間に合わず三時間遅れて入館しました。

チケットを見せスキャンしてもらい、特に何も言われず入館。

もしもの時にはお試しください。

（＊同じくRijksmuseum（アムステルダム国立美術館）でも一時間ぐらいかな？遅く訪れましたが、入館できました。）

©︎Van Gogh Museum, Amsterdam 弟テオのお気に入りだったゴッホのデッサン。

実は写真を撮ってはいけない

ゴッホ美術館で何より驚いたのが、帰宅してから知った作品の写真（動画）を撮ってはいけない事実。

場内で写真禁止のマークは見た覚えはなく、誰もが作品の写真を撮っていました。キュレーターの方たちはそれを注意することもなかったので写真OKなのかと思ったら、HPには写真撮影は基本禁止。ロビーやフォトスポットなど限られた場所のみ写真を撮ることができるとありました。（参考→Van Gogh Museum; House Rules)

その代わりに作品の写真をダウンロードすることができます。今回のゴッホの絵の写真はそちらを利用していますが、、、まぁ、びつくりです。

快適な格好でどうぞ。

すごく楽しかったゴッホ美術館ですが、動線が考えられていないなぁと妹と意見が一致しました。（突然ゴッホ以外の作品が並んで意図がわからず、混乱したり。）

人も多く階段で３階分を登り降りします。お手洗いは地上階にしかない。

快適な格好でどうぞ。

公式HP→ Van Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）

アムステルダムで人気のもう一つの美術館

モダンアートから現代アートがお好きな方。Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）とVan Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）の他にも美術館を訪れたい時は、こちらの美術館へどうぞ！

Stedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）

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モダンアートや現代アートがお好きな方におすすめなのが、Stedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）。

私は訪れておらず、モダンアートも詳しくないので「実情は自分で調べてみてね」ですが笑、アムステルダムの美術館を調べている時にRijksmuseum（アムステルダム国立美術館）とVan Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）と一緒に掲載されていることが多かった美術館です。

1895年開館という歴史がある美術館で、21世紀初頭までの近現代美術作品が収蔵されています。その中にはゴッホ、セザンヌ、カンディンスキー、シャガール、マティス、ポロック、アンディ・ウォーホル、クーニング、デュマス、フォンタナ、ピカソ、草間彌生、デ・ステイル、バウハウス、ポップアート、コブラ、新印象派などの作品を含むそう（参照→ Wikipedia)。

現代（モダン）アートはまだ楽しいと感じられない私ですが、公式Instagramを見てみたら思ったより楽しめそうな雰囲気。帰宅してから、興味が出てきた美術館です。

公式HP→ Stedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）

アムステルダムへ行ったら、美術館へ行かなくちゃ！

Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）にあるレンブラントの夜警の前には、常に人だかりができていました。

Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）の目玉、レンブラントの夜警。

あるタイミングでその夜警を囲うガラスケースの一番前に十人ぐらいの子供達がずらっと座り、キュレーターの方（？）の説明を聞いている光景を目にしました。キュレーターの方の手元には小道具があり、子供たちにそれを触らせて触感を確かめさせてたのが印象的だったし、子供達も飽きずによく聞いていました。

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そして夜警のガラスガードの中で遊ぶイベント。Instagramで見たときは「マジですか？」と思わず声に出た投稿。

ミッフィーがレンブラントの絵を説明する絵本がミュージアムショップに売っているんですが、その絵本に載っている絵を探す就学前であろう子どもと、見つけた絵の前で絵本を読むお母さん。

こんなふうに芸術が身近にあるってこういうことなのかなと思うことが度々あったオランダ・アムステルダムが誇る美術館は必見です。

Rijksmuseum（アムステルダム国立美術館）のVan Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）とはどちらも最高です！（Stedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）も見てみたい！）

オランダ・アムステルダムを訪れた、ぜひ行ってみてね！

＊ Van Gogh Museum（ファンゴッホ美術館）とStedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館とStedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）は、どこも１８歳以下（Stedelijk Museum Amsterdam（アムステルダム市立美術館）は19歳以下）の入館料は無料です。