常々欲しい私に足りないもの、計画性。
あれをしよう、これをしたい。そう思ってはても計画性のなさゆえ、ひとつのことに時間をかけすぎたり、忘れてしまったり。流れてしまうこと、後回しになってしまうこと。色々あります。
例をあげたらきりがないけれど、料理に関わることで言えば、日々のごはんの献立がまさにそれ。
わかってはいるんです。あらかじめ今日はあれにしよう!と決めておけば、すっごく楽なことは。
午前中のリモートやすべきことが終わってささっとお昼ごはんが用意できたら、間食をしなくて済む。お腹が減りすぎていらいらいすることもない。気持ちよく、美味しく、ガツガツせずにお昼ごはんを食べれることは。
いいことずくめ。なのになかなかできないのは、なぜなんだ!
でも、たまに。そんな無計画がいいように働くことも、あったりするんですよね笑。
先日も、献立を決めていなかった日のお昼ごはんは、もちろんバタバタ&空腹で作りました。しかもなぜか散々迷ってしまって、献立がなかなか決まらず。
結局、リゾットになりました。
ちょうどあった海鮮だしをお出汁(スープ)として使い、ホタテの稚貝と、牡蠣スプレッドを作ってからよく買っている加熱用牡蠣も乗せて。
空腹が背中を押したのか。本当は別のものに使うはずだったのに。いつもならどちらかにするであろうところを両方の貝を使い、豪華なお昼ごはんとなりました。
これがとっても美味しくて!家族から大絶賛。食事中何度美味しいを聞いたかわかりません。
とにかく、お米の味が絶品でした。そこに大好きな牡蠣までのっているのだから、もう文句なく美味しくて。美味しくて、美味しくて!
お米の火を通しすぎてしまったことをさしい引いても、100点リゾットでした。
海鮮リゾットの作り方
【 材料 】(2〜3人分)
たまねぎ 中1/2個
しめじ 50g(もう少し多くてもいい)
彩りになる緑色の葉物(今回は青梗菜の菜花) 少々
かき 6粒 (なくてもいい)
バター 15g
米 1合(洗わない!)
海鮮スープ
牛乳 半カップぐらい
オリーブオイル
塩こしょう
【 作り方 】
① 具材を切っていく。玉ねぎは薄切り、しめじは石突きを落とし、ほぐす。彩りになる菜花などがあれば、適当な大きさに切る。
② フライパンにオリーブオイルを入れ、熱する。スープを鍋に入れて熱する。
③ フライパンで玉ねぎとしめじを炒める。しんなりしたら塩をふり、お米を加え、5分ぐらいさらに炒める。
③ 海鮮スープの鍋で、貝類に軽く火を通す。火が通ったら、上げてよけておく。牛乳を入れて熱する。
④ お米に油がまぶされお米の色がしろっぽくなったら、熱々のスープを入れる。蓋をせず、かきまぜず、水が少なくなればスープを足しながら、お米がアルデンテぐらいになるまで約20分煮る。
⑤ お米がアルデンテより少し硬いぐらいになったら、よけておいた貝類と菜花を、温めるために上に乗せる。
⑥ お米の状態を確認し、ちょどよければ乗せた具材を一度取り出す。バターを乗せ、スープを加えてから初めてかき混ぜる。塩こしょうで味を整える。再度具を上に置いて出来上がり。
最後混ぜる時に、パルメザンチーズやバターを入れると本格的な味になります。
美味しいリゾットのポイントは、特に日本米は粘り気が出やすいので粘り気を出さないようにすること。
日本米は混ぜれば混ぜるほど粘りがでるので、お米は最後まで混ぜません。またお米は洗わず、先に炒めてから水を加えて日を通していきます。
まスープは熱々のものを入れるのも、ポイントです。
また、お米に火が通り過ぎるよりも少し芯が残っている方が美味しいです。この加減が難しいのだけれど・・・(今回は通り過ぎてしまいました)、最後に加えるスープの量は、少しずつ加減して入れていきます。
計画性がないからリゾットになり、お腹が減っていたから太っ腹になって、他のものに使うはずだった牡蠣がのりました。
リゾットのおいさの秘訣のひとつ、お米への火の通りは今回は落第点でしたが、味は最高。特にお米がすご〜く美味しくて、そこに大好物の牡蠣。それがなんせ美味しかったお昼ごはんでした。
こういうのがあると無計画もいいところがあるんだよね。なんて考え違いをしそうになる危険なお昼ごはんでした。
ごちそうさまでした。
文中に出てきた牡蠣スプレッド
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今、東京都美術館で吉田博展が開催されています。
数年の日本滞在中、日曜の朝にEテレで放送されている日曜美術館で出会ってから、濃淡のある色使いと版画ゆえの質感、西洋画でありながらどこか日本画のような雰囲気に惚れました。
マッカーサーからダイアナ妃までに愛され、LAのLACMAにも作品が所蔵されているんですが、その方の没後70周年の展覧会です。
何度もニアミスしてきた吉田博氏の展覧会、すっごく観たい!
数年前に、The Japan Foundation, Los Angeles(国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター)の建物一角で行われていたミニミニミニミニ吉田博展には行きましたが、あまり観やすくなかったので。
思いっきり見たい!!!
ですが、首都圏の緊急事態宣言が、二週間延長されました。
自分でゆるみを感じていることもあるので、メッセージとしても、私はこの延長は必要なことだと思っています。
だから迷っています。
今まで「緊急事態宣言が開けたら」と思ってきたけれど、結局丸かぶりで今に至ります。
開催は3/28まで。延長のの緊急事態宣言がきちんとあけたあと、残るは最終週。この週は、病院系の用事が毎日続くので、時間的に難しそう・・・。
伯母から借りた以前の吉田博氏の展覧会の画集を見ながら、いい方法はないか悩み中です。
コロナめ〜!と思うものの、コロナだからこそ都立美術館で吉田博展をしている部分もあると思うので、あまり強くも言えないので、状況の中で自分のベストを選びたいと思います。