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香港エッグタルトの名店Bakehouse|行列必至の絶品スイーツ

並んでも食べたい、香港の名店Bakehouseのエッグタルト

香港スイーツといえば、やっぱりエッグタルト!それを食べずに香港から帰るなんてできません!

でも正直に言うと、私くろ、長いことエッグタルトが得意ではありませんでした。

美味しいと評判のものでも感動することは少なく、むしろ食べ切るのが大変なエッグタルトに出会ったこともあります。

そんな私が、一口で先入観をひっくり返されたエッグタルトがあります。

それが香港で行列必至の名店、ベーカリー Bakehouse(ベイクハウス) のエッグタルトです。

香港風とマカオ風エッグタルトの違いとは?

Bakehouse(ベイクハウス)のエッグタルトをご紹介する前に。

エッグタルトとは、香港・マカオ・中国を中心に食される焼き菓子で、タルト生地にカスタードを乗せて焼いたもの。

実は大きく分けて2種類あります

香港風エッグタルト

・タルト生地:クッキーのような生地
・フィリング:つるっとしたカスタード、焼き目なし
・香港の無形文化財に登録、飲茶でも提供される定番

香港式エッグタルトの名店 泰昌餅家のシンガポールIGです

・歴史

1920年代、当時中国唯一の国際港だった広州のデパートが、イギリスのカスタードタルトを参考に開発したのが始まり。

高価なバターの代わりにラードを生地に使用し、カスタードは中華の牛乳入り茶碗蒸し(燉蛋)に近い味わいだったそうです。

1940年代には香港の高級レストランで提供され、1960年代からは茶餐廳(チャーチャンテン、香港風カフェ)でも食べられるようになり、香港全土に広まりました。

現在では、香港の無形文化財にも登録されるほど、愛される存在になっています。

マカオ風

・タルト生地:パイ生地
・フィリング:焦げ目がついたカスタード
・ルーツは、ポルトガル菓子の「パステル・デ・ナタ」

マカオ式エッグタルトが始まったLord Stow’s Bakery

・歴史

パイ生地と焦げ目が特徴のマカオ風エッグタルトは、ポルトガルのPastel de nataがルーツ。

マカオのレストランで働いていた英国人アンドリュー・ストウ氏が、ポルトガルで出会ったこの菓子をアレンジし、1989年に「Lord Stow’s Bakery(ロード ストウズ ベーカリー)」を創業しました。

これが大人気となり、その後KFCにレシピを販売。KFCがアジア圏で展開したことで、一気にエッグタルトの認知が広がりました。

それまでマカオでも香港風が主流でしたが、今では「マカオ=焼き目ありのエッグタルト」というイメージが定着しています。

Bakehouseのエッグタルトはマカオ風

Bakehouseのエッグタルトは、クロワッサン生地を使ったマカオ風タイプ。パリッとした香ばしいパイ生地と、とろけるカスタードが特徴です。

香港で一番人気のエッグタルトのお店、Bakehouseとは?

店頭で受け取ったら、まずは焼き立てを一口食べてみて!

香港で一番美味しいエッグタルトが買えるBakehouse(ベイクハウス)は、スイス出身の名パティシエ Grégoire Michaud(グレゴワール・ミショー)氏が、2018年に香港・湾仔で創業したベーカリー。

ミショー氏は15歳からパン職人の修行を始め、世界の有名レストランやホテルで腕を振るってきました。

香港在住は約30年、フォーシーズンズホテル香港では15年間エグゼクティブペストリーシェフを務めた経歴もあります。

その美味しさから、オープン直後からBakehouseは大人気となり現在は、湾仔・赤柱・中環・尖沙咀・銅鑼湾、沙田、さらに空港そばの東涌にも展開しています。

Bakehouseの看板メニュー、大人気のエッグタルト

Bakehouseのエッグタルトとは

香港で一番と名高いBakehouse(ベイクハウス)のエッグタルトは、タルト部分にサワードウのクロワッサン生地を使用しているのが最大の特徴。一口食べればその香りが漂い、食感も楽しめます。

中のフィリングは甘すぎず、なめらかでこっくり。冷めても濃厚なので、まるでチーズケーキのようでした。

マカオ風のようにしっかり焦げ目がついているエッグタルトは、場所によってはキャラメライズされたかのような香ばしさがプラスしていました。

一口で虜になった香港のエッグタルト

最初にBakehouseのエッグタルトを食べたのは、家族が香港から持ち帰ってくれたお土産でした。

それまで心から美味しいと思えるエッグタルトに出会ったことがなく、むしろ失敗の記憶が強く残っていたので正直期待していませんでしたが、ひと口かじった瞬間に衝撃を受けました。

我が家はLAなので届いた時にはクロワッサンのサクサク感は失われていたものの、タルト生地からはバターの香りが広がり、香り豊か。

フィリングは甘さ控えめでチーズケーキのようなコクがあり、これもまた美味しい。2つが重なった味はさらに美味しくて、思わず2つ目に手が伸びました。

冷めていても、あれだけ美味しいなんて!

もちろん焼き立てなら、、、クロワッサン生地が口の中で弾け、バターの香りが漂う“別次元のおいしさ”だそうです!

Bakehouseのエッグタルトの買い方と買い逃さないTIPS

Bakehouse(ベイクハウス)のエッグタルトはとにかく人気です。家族によれば、夕方には売り切れることもしばしばあるので、確実に手に入れるためのヒントをお伝えします。

夜は売り切れ、昼間に行こう!

SNSで、売り切れを恐れて開店数時間前から並んでいる方がいましたが、そこまでの心配はありません。ですが夜に行くと売り切れているので、昼間に行きましょう。

行列は普通です、時間に余裕を持って

Bakehouseは、行列が基本です。 並ばないことは、まずありません。時間に余裕を持って訪れてください。

焼き上がりの時間に合わせて、予約する

Bakehouseを訪れた時にエッグタルトがなかったら、次の焼き上がり時間に合わせて、予約することができます。その場合は、6個ごとの注文になります。

家族が16:00に訪れたときはエッグタルトは売り切れており、16:30に焼き上がり分を予約したそうです。

6個以下の個数が欲しい場合は、焼き上がり時間に間に合うように再訪して、行列に並びましょう。

店内で食べられる店舗もあり

現在、Bakehouseは香港内に7店舗ありますが、一部店内で食べられる店舗もあります。

湾仔(ワンチャイ)店はカフェが、沙田(シャティン)店はレストランが、それぞれ併設されています。

Bakehouseにはエッグタルト以外にも美味しいパンがある!

パン職人として、長年腕を振るってきたミショー氏が手がけるベーカリーBakehouse(ベイクハウス)。香港名物になったエッグタルト以外のパンも、美味しいんです!

欧米の定番のパンはもちろん、香港やアジアの食材を取り入れたパンも面白いので、そちらもぜひ試してみて!

期間限定商品は、公式Instagramからチェック!

・Mango Sago Bolo Bao(マンゴーとサゴのボーローバオ)

7月限定商品だったようなんですが、、、。

香港発祥のクッキー生地が乗った甘いパン、ボーローバオ(パイナップルパン)もBakehouseの手にかかれば、劇的に美味しくなります。

家族が訪れた時は、Mango Sago Bolo Bao(マンゴーとサゴ(小さいタピオカのようなもの)のボーローバオ)がありました。これがとっても美味しかったそうです。

見つけた時はぜひ試してみて!

・Salted Egg & Caramel Bolo Bao(鹹蛋とキャラメルのボーローバオ)

中華食材の鹹蛋(シエンタン)、塩漬けの卵をキャラメルを合わせたボーローバオは、食材の組み合わせに惹かれて購入。

マンゴーとサゴのボーローバオが美味しすぎたせいか、、、普通の美味しさでした。

・Chocolate Hazelnut Doughnuts(チョコレート ヘーゼルナッツ ドーナツ)

中にフィリングがたっぷり。普通に美味しい。

・Walnut & Fig Sourdough(くるみとイチジクのサワードウ)

サワードウ系のパンはどれも普通に美味しいので、欧米のサワードウが恋しい方におすすめ。家族は特にくるみとイチジクのサワードウが好きで、香港滞在が長い時や、日本に寄って来るときに購入しています。

サワードウ系が好きな方は試してみて!

絶対に食べたい香港スイーツ、Bakehouseのエッグタルト

香港には数多くのエッグタルトがありますが、サワードウのクロワッサン生地を使ったBakehouse(ベイクハウス)のエッグタルトは、別格。

香ばしい生地と濃厚でなめらかなカスタードは、一度食べたら忘れられない美味しさです。

香港を訪れるなら、行列覚悟でもぜひ手に入れてほしい一品。香港の「美味しい」思い出になるスイーツです!

Bakehouse Wan Chai(ベイクハウス湾仔)


住所:G/F, 14 Tai Wong Street East, Wan Chai, Hong Kong

営業時間:カフェ 8:00-18:00・ベーカリー 8:00-21:00

公式サイト:Bakehouse

他支店:湾仔・赤柱・中環・尖沙咀・銅鑼湾・沙田・東涌

最終更新日:2025/8/18

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