主菜

【飲茶レシピ】本格中華!豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)

 家で作れる点心。おうちで楽しむ飲茶を始めませんか?

自宅で作る大人気の点心、豉汁蒸排骨

香港飲茶の定番点心・豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)は、レストランで食べるものと思われがちですが、実は家でも意外と簡単に作れます。

数ある点心の中でも特に人気が高く、飲茶のテーブルで「とりあえず頼もう」となる定番メニュー。

私が頼まなくても、家族や友人の誰かが必ず注文していて、気がつけばテーブルに並んでいる。それくらい多くの人に愛されている一皿です。

特別感のある豚スペアリブと、中華調味料の豆豉(とうち)を使いますが、手順はシンプル。蒸篭から立ちのぼる香りとともに、自宅でも本格的な飲茶気分を味わえる料理です。

豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)とは

香港飲茶の定番点心のひとつである豚スペアリブの豆豉蒸し、豉汁蒸排骨(チージー・ジェン・パイグー)は、黒豆を発酵させた中国の調味料、豆豉の濃厚な旨味で味付けた豚スペアリブを蒸したもの。

スペアリブは脂が強い部位ですが、蒸すことで余分な脂が落ちて軽やかに。炒めや煮込み料理とは違う、蒸し料理ならではの食べやすさがあります。


今回はそんな飲茶の人気点心、豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピです。

この記事にはアフェリエイトリンクを含みます。
どうぞよろしくお願い致します。

豉汁蒸排骨(豚のスペアリブの豆豉蒸し)のレシピと作り方

recipe

【材料】(3~4人分)


豚のスペアリブ(細いもの) 400g
片栗粉:下処理用 山盛り大さじ1

塩 小さじ1/2
片栗粉:味付け用 大さじ1

豆豉 大さじ1/2
ニンニク 1片
油 大さじ1/2
砂糖 小さじ1

小ネギの青い部分(あれば) 適量

【作り方】


豚スペアリブの下準備

豚のスペアリブ400gは、骨に沿って一口大に切る。ボウルに入れ、片栗粉山盛り大さじ1を加え、全体がコーティングされるように揉む。

水を加え、透明になるまで水を変えながら、スペアリブをすすぎ洗う。

水気をしっかり切る

洗った豚のスペアリブは、両手でぎゅっと握り、水を絞る。キッチンペーパー等で、水気をしっかり取り除く。

スペアリブに下味をつけて休ませる

水気を切った豚スペアリブをボウルに加え、塩小さじ1/2、片栗粉大さじ1を加えて、よく混ぜる。そのまま30分置く。

豆豉ソースを作る

豚肉に下味をつけている間に、豆豉ソースを作る。

豆豉大さじ1/2は小さな器に入れてさっと洗い、ザルにあけて水気を切る。ニンニク1片はみじん切りにする。

豆豉ソースを仕上げる

熱したフライパンに油大さじ1/2、洗った豆豉、みじん切りにしたニンニクを加えて、絶えずかき混ぜながら、弱火で炒める。

ニンニクの色が変わり香りがしてきたら、火を止め、砂糖小さじ1を加える。

豚のスペアリブに豆豉ソースを混ぜる

全ての豆豉ソースを豚のスペアリブを休ませているボウルに加え、全体に行き渡るように混ぜる。30分の残り時間、そのままおいておく。

蒸し器の用意とネギを切る

鍋にお湯を沸かし、蒸し器の用意をする。

小ネギの青い部分(あれば)適量は、細めの斜め切りにする。

豚スペアリブの豆豉蒸しを蒸す

30分経ったら、下味を付けた豚スペアリブを、半分ずつ器に乗せる。用意しておいた蒸し器に1皿ずつ入れ、強火で12-15分、もしくは中に火が通るまで蒸す。

同じ手順を繰り返す。

*蒸し器の大きさや火力で変わるので、器に盛る量と蒸し時間は調節してください。

仕上げに小ネギを散らす

豚のスペアリブに火が通ったら蒸し器から取り出し、切っておいた小ネギを散らして(あれば)、出来上がり。

澄んだスープは、蒸しあがりのサインのひとつ。

動画で観るレシピ 豉汁蒸排骨(豚のスペアリブの豆豉蒸し)

美味しい豉汁蒸排骨(豚のスペアリブの豆豉蒸し)のTIPS

細いスペアリブ、LAカット

豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピに使うのは、細めに切られたスペアリブ。

日本ではCostco(コストコ)で買えるようです。アメリカであれば、中華系・韓国系スーパーマーケットで購入できます。

スペアリブの臭み取り① 新鮮な材料

飲茶の定番、豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピをより美味しく作るために何よりも大切なのは、豚肉の臭みを残さないこと!

そのために、新鮮な材料を使うのが大切です。

スペアリブの臭み取り② 片栗粉を使って水洗い

今回の豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピには、片栗粉で肉を洗う工程がありますが、これも豚スペアリブの臭みを取るための一手間です。

片栗粉を洗い流すときは、水が透き通るまで、水を変えて繰り返します。すすぎすぎると旨みや栄養も流れてしまうので、やり過ぎは良くありませんが、しっかり行います。

目安は水を注いだときに濁らなくなるぐらい、です。

スペアリブの臭み取り③ 水気はしっかり取り除く

豚スペアリブの臭み取りのために、水気はしっかり取り除きます。これも臭み取りのため。

水からあげるときは、肉をぎゅっと絞って。キッチンペーパーなどでしっかり水気を取ります。

豆豉好きな方は刻んでみて

豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピでは、豆豉を丸ごと使います。豆豉はクセもあるので、初めて作るときはレシピ通りがおすすめ。

ですが、豆豉好きな方や豆豉の味を強く出したい場合は、刻んでから炒めて、最後に豚肉に揉み込むと、豆豉の味が主張する、豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)に仕上がります。

豉汁蒸排骨(豚のスペアリブの豆豉蒸し)必須の豆豉とは

豆豉とは?料理の決め手となる発酵黒豆

豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)の味付けの要となる豆豉(とうち)は、大豆を塩を発酵させた中国伝統の調味料。

赤味噌に通じる味で、塩気と発酵による深みとコクがあります。

豚や魚介との相性は抜群で、少量で中華料理の風味が加わります。

豆豉を買う:日本

日本で豆豉を購入するなら、アメ横地下食品街のような中華系スーパーマーケットや、カルディや業務スーパーで購入できるようです。

また楽天でも購入できます。


豆豉を買う:アメリカ

アメリカで豆豉を購入するなら、99 Ranch Marketのような中華系スーパーマーケットで購入できます。

Amazonにもあります。

豆豉と豆豉醬の違い


中華調味料には、豆豉とは別に豆豉醬、豆豉で作ったソース(醬)があります。

今回の豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)のレシピで、豆豉とニンニクを炒め、砂糖を加えて作ったソースが、それです。

メーカーによっても味に差がありますが、お手軽なので便利。もし豆豉醬があったら、豆豉醬を作る工程を省いて、代わりに市販の豆豉醬を使っても美味しいです。

意外と簡単な飲茶レシピ、豚スペアリブの豆豉蒸し

香港でもLAでも、飲茶のテーブルに並ぶ定番の点心、豉汁蒸排骨(豚スペアリブの豆豉蒸し)

我が家ではここで続けて3回作ったんですが、誰からも文句なし。それくらい人気の、おうち飲茶レシピです。

次に飲茶が食べたくなったら、ぜひこの一皿を作ってみてください。きっと「また作ろう」と思える美味しさです。

蒸篭から立ちのぼる湯気と香りに、家族の箸が自然と伸びてくる。そんな光景もまた、おうち飲茶の楽しみのひとつです。

ごちそうさまでした。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ

おすすめ