ロサンゼルスでお節料理作り、ついに10回目を迎えました

改めまして、明けましておめでとうございます。
今年もしろくろめがねを、どうぞよろしくお願い致します。
みなさまの2026年のお正月は、どんな時間でしたでしょうか。
私が住むアメリカ・ロサンゼルスは年間を通してほとんど雨が降りませんが、今年は雨のお正月。元日は少し太陽が顔を出したので、雨と太陽の両方の恵みを感じることができました。
そして今年のお正月も、LAでお節料理を用意しました。
ついにおせち作りも10回目を迎えました。
2025年、我が家のお節料理とお品書き
壱ノ重

数の子(参考レシピ)
黒豆
田作り
伊達巻(参考レシピ)
酢蓮
栗きんとん
かまぼこ
なます
海老の旨煮
松前漬け
昨年に続いて、栗きんとんの栗は小布施堂の栗かのこを使用。今年は自作したきんとん(さつまいも)に加えました。
伊達巻は、例年とは違うオーブンを使う作り方に変更。普通の焼き型を使ったので焼き目がつきませんでしたが、より好みの伊達巻に仕上がりました。
弍ノ重

銀ダラの焼き物
松風焼き
きんぴらごぼう
お煮しめ(椎茸、たけのこ、ちくわ、里芋、こんにゃく、ごぼう)
昨年作ったら記憶の味だった松風焼きを、今年も用意。銀ダラの焼き物は特に美味しくできました。
お雑煮

お節料理は父方の祖母の味を思い出しながら作っていますが、お雑煮だけは母方の味。すましに、かしわ(鶏肉)と三つ葉のシンプルなお雑煮です。
お正月、ハレの器を準備して


正月のお重とお椀は、どちらも私よりも長生きな母の漆器です。
日頃、大切なものこそ日常使いをしたいと思っていますが、私にとってお正月は別なよう。
お正月にだけ使う器です。
特別な漆器を出して、用意する。
見るたびに、漆器への愛着が湧いてきます。
記憶と郷愁、そして心からの感謝

祖母の味を求めてお節料理を作るせいか、年末年始は過去へ思いを馳せることが増えます。
今は亡き家族や親戚。
最近とんと会っていない、長年一緒にお正月を迎えたいとこたち。
毎年当たり前に過ごしていた、お正月の恒例行事や些細なこと。
今思うと、どれも幸せな記憶です。
そしてアメリカロサンゼルスに住みながら、こうして日本のお節料理を作れることのありがたさ。
先人や、日系企業とコミュニティへ、心からの感謝を!
何のためなのか。今一度考えた今年のおせち作り

今年はいつも作っている海老カツも、別の用意していたものも作らず、基本のお節料理とお雑煮でお正月を迎えました。
1つは忙しさ。そして年末に、きゅ〜〜〜!!!と感情が乱れたから。
日常の延長の、大したことでなかったけれど、そこから頑張る理由が見つかりませんでした。
そして気持ちの乱れのせいか、おせちの味が全然決まらず焦りも出てきて。スパッと「しない」選択をしました。
お正月だから。
お正月のために。
いつもならその気持ちでやり切れたけれど、このまま進めたら祝膳にイライラした感情が宿ることになる。それは嫌。
自分の心地よさと余裕を優先しました。心地いい瞬間の先に、穏やかな未来が繋がっていると思ったから。
結果、後悔なし!
2026年も、しろくろめがねをどうぞよろしくお願いいたします

アメリカに来てから始まったお節料理作りも、今年で10年目になりました。
最初は作ったり作らなかったり。直前まで作るか迷って、結局直前に作ったり。あやふやな時期もありました。ある時から「迷うなら作ろう」と自分が心地よくお正月を迎えるためにそう決めて、毎年お節料理を作るようになりました。
時に自分を奮い立たせながら。
時に人の目(SNSかな)を意識して。
今年のおせち作りは、家族や誰かを大事にするように、自分を大事にしよう。自分を大切にするように、家族や誰かも大切にしたい。そんなことを思う時間でした。
今年は余裕を持ちながら、自分も周りも大切にする。そしてどんなことも楽しんで実行していきたいと思います。
2026年、しろくろめがねを訪れてくださる皆様の一年が、穏やかで心豊かな一年となりますようお祈り申し上げます。
いつもありがとうございます!
しろくろめがね