曇り空だった日。
家にこもっているのだから天気なんて関係ないはずなのだけれど、気分を上げたくて、まだ残っているチョコレートを横目に新しいチョコレートの封を切りました。
やっぱり新しいチョコレートって、それが最終的にどんな味であれわくわくするのは、チョコレート好きさんならきっと同じはず。
この日のチョコレートは、LAを経つ直前によったトレジョさんのレジ前で買ったもの。見たことがなかったので手に取りました。
Organic Almond Beverage Chocolate Bar(オーガニック アーモンド ビバレージ チョコレート バー)
牛乳の代わりにアーモンド飲料を使った乳製品を使っていないデイリーフリー、そしてグルテンフリー。ヴィーガンの方も食べられるオーガニックチョコレートです。
アーモンドミルクではなく「アーモンド飲料」とあるのは、アーモンドミルクに近いものをアーモンドフラワーとお水で作っているからだそう。参照 → Organic Almond Beverage Chocolate Bar ←
このチョコレート、ほんのたまにプツリとしたものがあるものの、全体としてはとっても滑らか。歯を立てた時は硬さは普通の板チョコより柔らかめ。馴染みがあるとおもったら、リンツのリンドールに似ています。
味は、ダークチョコレートとというより、ミルクチョコレート。
なんですが、口に含んだときの鼻に抜ける香り、最後に急に復活する味は、ベースのカカオの酸味が強めなのかな? ダークチョコレートの雰囲気がします。
そしていわゆるアメリカのミルクチョコレートよりも随分あっさりした甘さ。この甘さ加減とさっぱりさ。食べやすい雰囲気は、日本のチョコレートに似ています。
そして味の説明が難しいと思うのは、その時々で味の印象が変わるから。
不思議なんですが、ローストではなく生のアーモンドを使っているんだろうなと感じる青さ、アーモンドのこっくりさ。アーモンドの皮の味。本来のアーモンドの味がします。
それぞれずっとではなく、時々、代わり代わり出てきては短時間で消えて行きます。初めて食べるとこのアーモンド味の違和感が気になるかもしれません。
私は最初アーモンドの青っぽさがすごく気になったんですが、いろいろなアーモンドの味が出たり消えたりするのが、段々とおもしろくなってきました。
全体の味としては、あまり深さはないチョコレート。
美味しいよ!とは言いません。
ただ、バランス?食べやすさはなかなかいい。味の加減はやっぱりアメリカチョコレートなんだけれど、日本のチョコレートに雰囲気がどこか似ているから、日本人には食べやすくいのかもしれません。
そしてアーモンドの味を意識して食べると、面白さがあるので、アーモンドの味がお好きな方は食べてみて欲しいチョコレートです。
反対に、アメリカのあまいチョコレートが好きな方は、物足りない味加減だと思います。
私は最初食べた時は変な味のチョコレートだと思いました。でも慣れてきたら面白いチョコレートだな、意外といいかもと考えが変わりました。
そうそう。プチ嬉しかったパッケージの一工夫は、このジップロック!
バッグの中に板チョコを入れると危険!これは携帯用にもいいので、バッグに忍ばせておくにもいいですね。
私は日本のチョコレートが食べたくなったとき、いつもと違う柔らかな雰囲気のチョコレートが食べたくなったら買いそうです。
もっと美味しいチョコレートはある。
でもなんだか惹かれたチョコレートは、アーモンド加減か郷愁か。
ごちそうさまでした。