今日の記事は過去記事を元に、加筆した記事です。
どうぞよろしくお願いいたします。
本格麻婆豆腐は中華調味料たっぷりで
ある日の晩ご飯は、麻婆豆腐でした。
私くろが作ったものではなくて、妹しろ作。
そして「本格」麻婆豆腐です。
しろの作る麻婆豆腐は、私なら省いてしまうものがいくつも入る本格派。今回は豆豉、豆板醤、唐辛子粉、花椒(ホアジャン)が入ってします。私も麻婆豆腐を作りますが日本の家庭料理化しているレシピで作るので、どれも登場しないものばかり。
そんな調味料を使った本格麻婆豆腐は、やっぱり美味しい!
中華調味料を足すと、やっぱり、麻婆豆腐はおいしくなります。
本格麻婆豆腐の作り方
参考→レシピ←。
ひき肉を炒めたら一旦火を止め、そこにニンニクのみじん切り、甜麺醤、豆豉、豆板醤、粉唐辛子を合わせてものを加える。
再度炒めたところに鶏がらスープを加え、煮立ったところに豆腐を入れる。再度煮立ったら酒、醤油、塩胡椒で調味。最後にネギをたっぷりのせ、片栗粉でとろみを出して出来上がり。
*食べる時に花椒粉をたっぷりとかけていただきます。
花椒はたっぷりかけるべし
辛さをしっかり出すのが、本格路線を進むしろ流。
辛さが苦手なくろには刺激が強め。今回はいつものレシピではなく→陳さんのレシピ←を参考にしたせいか、私にはピリピリがいつもより強かった。けれどしろには辛さが足りなかったようで、一人追い辛さをしていました。
しろ曰く、この花椒粉をたっぷり入れることが本格麻婆豆腐のポイントだそうです。
花椒とは
花椒粉は中国山椒のことで、日本の山椒と同様しびれる辛さが特徴です。
中国語で唐辛子の辛さを唐辛子の辛さは「辣」、花椒の辛さ・刺激は「麻」といいます。人気の麻辣鍋は、「麻辣」の字の通り、花椒の「麻」と唐辛子の「辣」のお鍋という意味。
そして「麻婆豆腐」の「麻」も、痺れる辛さということ。花椒が入って初めて麻婆豆腐というぐらい、花椒を入れるのが、本格麻婆豆腐の鉄則だそうです。
花椒のこと、種類、買える場所
花椒と日本の山椒の違い
花椒と日本の山椒は「しびれる」という共通点がありますが、別物として区別されます。
どちらも「ミカン科サンショウ属」の植物で、中国原産のミカン科サンショウ属が花椒、日本原産のミカン科サンショウ属が(和)山椒。
原産地が違うだけに思えますが、中国のものの方が辛味も香りも強いそうです。
花椒と青花椒の違い
中国の山椒、花椒には二種類あると知ったのは、昨年アジア料理にハマった時。ちょうど新型コロナの感染拡大で流通に乱れが出始めた時でした。
花椒が欲しくて台湾系スーパーマーケット 99 Ranch Market(99 ランチ マーケット)へ行ったところ、欲しかった普通の花椒が品切れ。青花椒しか店頭にありませんでした。
花椒と青花椒の違いは収穫時期。花椒は赤くなってから収穫されたもの。青花椒はその前、まだ若いうちに収穫されたもの。
青花椒(別名藤椒(タンジャオ))は、若いうちに収穫されている分フレッシュで爽やかな香りがします。また花椒に比べると辛味も弱めです。
実花椒と、粉花椒
花椒は、実のままと粉になったもの、2種類が売られています。
実花椒を買っても粉にして使うことが多く、この日の麻婆豆腐も粉花椒を使いました。
けれどできるなら、ミルなどがあるようだったら、実を買い、使う直前に挽くのがおすすめです。もう香りがね、全然違うんです。爽やかな香りの強さが。結果、料理の美味しさが変わります。
もう一つ粉花椒をお勧めしない理由は、粉花椒は短時間で香りが飛ぶから。以前、粉花椒を使っていた時、使おうと思った時に香りが薄まっていることがありました。それもあり、今は実花椒一択です。
アメリカと日本で花椒が買える場所
アメリカ
前出の99 Ranch Market(99 ランチ マーケット)のように、台湾系・中華系スーパーマーケットで購入できます。
もちろんAmazonにもあります。
花椒と、青花椒のセット。プロの料理人は、花椒と青花椒を混ぜて使い、味に深みを出すんだそうです。
日本
花椒は、カルディや紀伊國屋はもちろん、普通のスーパーマーケットで見かけました。粉花椒が多かったけれど、実花椒もありました。
楽天には、青花椒も。古樹軒なら間違いないですね。
辛さが苦手でも美味しい花椒たっぷりの麻婆豆腐
正直、辛さが苦手な私には少し刺激的な本格麻婆豆腐。だから量は食べれないけれど、やっぱり美味しくて、ついつい食べてしまいます。
花椒をはじめ中華調味料をちゃんと使うと、麻婆豆腐は本格的な味になり、美味しいです。
大人向けの麻婆豆腐、ごちそうさまでした。
美味しかったよ!
またどうぞよろしく。