美味しそう!かわいい!ザクロの種を彩りに使おう!
昨年見つけたご近所のザクロの木。
今年の初夏から短時間の朝散歩を始めたので、最近はそのザクロの木を日々見守っています。
花をつけ、花弁を落とした後も花のように見える若い果実が徐々に膨らみ、最近は果実の色が青から赤へと変わってききました。
そろそろザクロの旬ねと思っていたら、いつもお世話になっているスーパーマーケット トレジョさんでザクロを発見。
通年ザクロを取り扱っているSprouts(スプラウツ)でもお値段がお手頃になっていました。
ザクロの旬です!
今年の秋冬はザクロを料理に使ってみませんか?
ザクロを料理の飾り付けとして使うと、それはそれは可愛く、少々おしゃれな雰囲気で、美味しそうになるんですよ!
ね?
昨年訪れたジョージアでザクロの魅力を知る
昨年のこと。妹がジョージアに赴任していたお友達に会いに行くのに便乗して、ジョージアを訪れました。
以前はグルジアと呼ばれていた旧ソ連の一国。北にロシア、西に黒海、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと接している国です。
こちらのブログでもジョージア旅行記をちら〜っと書き始めたけれど、只今頓挫中。ジョージア旅行前の下調べで困った覚えがあるので終わらせたいと思ってはいるのですが、、、ねぇ。
とりあえずジョージアで食べたごはんの記録を残したく、ここ数ヶ月、間は開きながらですがInstagramで投稿やストーリーを更新していました。
更新するたびに思い出したのは、ジョージア料理の美味しさ!
度々真似してみたいと思ったのは、ジョージア料理に使われていた赤い彩り、ザクロの使い方でした。
ジョージアのザクロの彩り、使い方
ジョージア滞在中にいただいた料理には、度々ザクロの種が彩りとして使われていました。
ザクロの赤って華やかなんです。
可愛らしく、でも大人っぽくて艶やかなんです。
私はミニトマト、紫玉ねぎや紫キャベツ、赤パプリカを彩りとしてよく使いますが、それとは違う雰囲気がザクロを使うと叶います。
ジョージアで出会ったザクロの彩りがこちらです。
ジョージアの伝統的な前菜プハリ(くるみと野菜をペーストにしたもの)。ザクロの種を散らすのではなく、適度な量の塊で置くとこれまた素敵。
一つ前の写真と同じプハリの盛り合わせ。色が違うのは使われている野菜が違うからですが、どのプハリでも色が沈まないザクロの赤色。
ザクロの透ける赤が艶やかさを添えています。
一つ前の写真の奥にも写っているジョージアの伝統的な前菜バドリジャニ(焼いたナスにくるみのペーストを塗って巻いたもの)。ローカルなお店でいただいたものですが、やっぱりザクロが乗っていました。
写真が悪いのが残念ですが、ジョージアで最初に出会ったザクロの彩りで興味を惹かれたきっかけの一皿です。
別々のお店でいただいた同じ料理、豚のBBQムツヴァティ。上に輪切の紫玉ねぎ(エシャロット?)とザクロが乗っています。
一見一つ前のお料理と同じように見えますが、レバーなど内臓も入ったジョージアのソーセージ クパティ。その上に紫玉ねぎとザクロが乗っていました。こちらはソースもザクロ入り。
紫玉ねぎとザクロの組み合わせはシンプルに焼いたお肉を盛るときの参考になる彩りです。
バタースクワッシュのグリルに緑色のソース、さらにザクロの種が散らされたお料理。
この黄色系/オレンジ、ちょっとの緑にザクロの赤色の配色は、自宅でも活用しやすい色合わせ。例えばカボチャサラダでも真似できて、味的にも美味しいです。
マスのザクロソース。ソースもですが、上のザクロも効いています。
一つ前のバタースクワッシュと同じく、このお料理もベースが黄色系、上にちょっとの緑とザクロの赤色の配色です。
以上がジョージアで食べたお料理に乗っていたザクロの赤い彩りです。
ザクロって、可愛いですよね。
ザクロってお料理をより美味しく見せてくれる!
ザクロが使いたくなってきたでしょう!?
家ごはんの彩りに活用、私的ザクロの種の使い方
ジョージアのお料理に使われていたザクロがあまりに可愛くて。
ご近所のザクロで旬を知ったことも影響して、最近ザクロを購入して家ごはんに彩りとして活用しています。
実際自分でザクロを使ってみて、ザクロの見栄え底上げ力を実感中。
使えば使うほど彩りとしての優秀さ、使い勝手がいいことに気がつきました。
私はこんなふうに、ザクロを家ごはんで使っています。
オーブンで焼いた野菜とザクロの赤は相性良し!
ある日はローストしたかぼちゃに、レモンタヒーニソースとパクチーと共に、ザクロを散らしました。
別の日は、ローストしたニンジンにイタリアンパセリとザクロを散らして。
この2つの野菜ローストは、ジョージアで学んだ「ベースが黄色、ちょっとの緑にザクロの赤」の配色を意識しています。
やっぱり好きです、この色合わせ!
黄色い野菜でなくても野菜のローストにザクロの種を散らす彩りは、おすすめしたザクロの使い方。
ほっこりした雰囲気が可憐な雰囲気になります。
ザクロのをスープに散らして赤を効かせる
上2枚の写真は同じ時のもので、ジャガイモとケールのかぼちゃ味のスープにザクロを散らす前後です。
ケールの緑が効いているのでザクロはなくてもいいけれど、あると雰囲気が変わります。
お皿のレトロさもあっての懐かしい雰囲気に温度が加わった感じでしょうか。
具なしのポタージュの上に、ザクロの種を10粒ぐらいの塊で置いても可愛いです。
サラダの彩りはザクロの赤がアクセント
この写真は、サラダというにも烏滸がましい「野菜」です笑。
常備してある葉っぱ(この時はレッドリーフ)とブロッコリー、セロリとアボカドを刻んで和えたもの。
最初は葉っぱだけでいいかなと思いお皿に盛って、その後だんだんと具材を増やした即席と言っていいのか迷うほどの即席&適当野菜。
そこにザクロを散らしてみました。
ふわふわ葉っぱがベースだから、下に沈んだザクロの果実もありますが、まとまりが出たような。少なくともザクロなしよりもザクロ有りの方が美味しそうに見えました。
そして甘酸っぱい味が味としてもサラダのアクセントになり、好きでした。
ザクロの実よりもおおきい具材、ふわっとした安定感のない素材とザクロを合わせるときは、全てが下に潜らないように、最終段階でザクロを乗せるのがいいようです。
焼いたお肉の上にザクロと紫玉ねぎ
ジョージアでいただいたお料理の盛り付けをそっくり真似てみた、ラムのスパイス焼きの盛り付け。
もう一息な感じもするのは紫玉ねぎ(かエシャロット)の細さゆえか。
深掘り予定です。
パイにザクロの種を散らしても可愛い!
一つ前の野菜に散らしたついでに、主菜だったチキンポットパイにも余ったザクロを散らしてみました。自分のお皿だけね。
先日購入した雑誌に型を使わずに作る甘辛ラスティックパイが載っていて、最後に乗せたザクロが印象的だったのでそれを真似して。
大々的にザクロを効かせたわけではないけれど、可憐になりました。
今までの料理とは違って注意が必要なのは、味的には邪魔していたところ。ザクロなしのほうが美味でした。
ザクロをパイに使う時は、デザート系パイに使った方が良さそうです。
これからの季節のパイ、例えばパンプキンパイやアップルパイは表面が茶色のものが多い。そんな時にザクロの彩りを上手に使ったら、より美味しく見えること間違いなしです。
ザクロが余ったらジュースにしてみて!
ザクロを飾りに使った後、残ってしまったら。
ヨーグルトやアイスクリームに加えても美味しいけれど、一度種を絞ってジュースにしてみてください。ちょっとしかできないから一口でなくなります。
ジューサーにかけるもよし、ザルなどで漉してもいい。
水などで薄めずにそのままで飲めば、ザクロおいしさがギュッと詰まった味が堪能できます。
ザクロの種食べるか否か、それが問題だ
まだアメリカに住む前のこと。LAに遊びに来た時にその当時流行っていたヨーグルトアイスクリーム屋さんのPink Berry(ピンクベリー)を妹しろと一緒に訪れました。
その時ザクロをトッピングしたんですが、種がゴリゴリしていてとてもじゃないけど食べれない!という体験をしたことがあります。
それがジョージアでお料理に添えられていたザクロを食べてみたら、種が小さいのか、食感が気にならず。
アメリカに戻ってこうしてザクロを食べていますが、今の所ピンクベリーで食べたようなゴリゴリしたザクロの種には出会っていません。歯応えはあっても、食べられるぐらい。
あのザクロが特別だったのか、運次第なのか気になるところ。
ザクロの種をジョージア人も欧米人も食べますが、ザクロの種を食べるかどうかはザクロ次第?
お好みでどうぞ!
ザクロが買える場所、アメリカで、日本で
そんなザクロは、アメリカでは通年、日本では旬のこれからの時期、販売されています。
アメリカでザクロを買う
ザクロはアメリカでも購入できます。
季節とタイミングですが、先日はTrader Joe’s(トレーダージョーズ)で丸ごと一つ購入しました。中の種だけであれば、通年販売しています。
Sprouts(スプラウツ)では、通年販売。
米系大手のスーパーマーケット(VonsやRalphs)でも購入できます。
日本でザクロを買う
ザクロがなる季節限定ですが、大手のスーパーマーケットで購入できるようです。
ホリデイシーズン・クリスマスに使えるザクロの赤色
今年もあと3ヶ月。アメリカはこれから楽しいイベントが目白押し。
ハロウィンが終わればクリスマスと並んで日本人にとってのお正月並みに大切な家族が集う日、サンクスギビング。終わればホリデイシーズンに突入して、クリスマスと新年を迎えます。
毎月何かしらのお祝い事やイベントがある3ヶ月がやってきます。
そんな年末にかけてのお料理に、ザクロの赤い彩りは花を添えてくれるはず。
前出の通り野菜のオーブン焼きにザクロを散らせば、一層美味しそう。少し焦げたって気にならなくなるぐらい笑!
サンクスギビングに必須の芽キャベツのローストの上に、ザクロを乗せてもいいですね。
秋冬のパイに散らしたり、添えるアイスクリームや生クリームの上にザクロを添えれば、デザートが華やかに。
ザクロの赤色はクリスマスへ繋がる色だから、クリスマスに余計にぴったりなアクセント。
クリスマス料理は茶色や黄色が多く、この色はザクロの赤と好相性なのでより素敵な食卓になることでしょう。
ザクロはこれから年末にかけての行事の料理に華を添えてくれる。
これからの時期にぜひ活用したい赤い彩りです。
ザクロは抗酸化作用があるスーパーフード
ザクロは脳にいいとか、美容にいいと言われ、こちらの女性誌Preciousのサイトでは、スーパーフードと書かれていました。
同サイトによれば、ザクロは体内の余分な塩分を排出するカリウム、強い抗酸化作用を持つ植物ポリフェノールのエラグ酸、やはり抗酸化作用を持つアントシアニンとタンニンが豊富。
そのためむくみ解消や高血圧の予防、複数の強い抗酸化・抗炎症作用による体内の炎症の抑制、がんの予防や記憶力の向上が期待できるそうです。
ジョージアのガイドブックに「叶姉妹も飲んでいるザクロジュース」というコメントがありましたが、ザクロといえば強い抗酸化作用!
体を錆びつかせないため美容にも効果的な果物です。
ザクロを赤い彩りで食卓を華やかに装いませんか
緑色の彩りはなんとかなるけれど、赤い彩りはあまりない。赤っぽい彩りになるものでいいものがあれば、取り入れたいと常に思っています。
ジョージアで出会ったザクロは、私にとって新しく驚きのある赤い彩りでした。
赤い彩りと考えて一番に思い浮かぶトマトや赤パプリカよりも、大人っぽく今っぽい。散らし方で可憐にもなる。
ザクロの透明感か、その形状か。または使い慣れていないからか、雰囲気がでます。
切る必要がないから、形に迷うことがない。
細かく散らすこともできるし、いくつもまとっめてポンと置いて、印象調節も可能。
お料理を美味しく見せてくれる赤いアクセント、大好きなザクロの種です。
これから、特にこの秋冬はザクロを赤い彩りとして上手に活用したいと思っています。
ごちそうさまでした。