ヘルシーで美味!鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピ
日本に帰ると、とりあえず一度は買わないと気が済まない鶏胸肉。
だって、日本は鶏もも肉よりも鶏胸肉の方がお手頃なんだもの!鶏胸肉の方がお値段がするアメリカに住んでいるので、お得感を感じてつい買ってしまいます。
とはいえ鶏胸肉が好きかと問われたらそんなこともなく、断然鶏もも肉派。鶏胸肉は調理によって美味しさが大きく変わるので、料理によって好き嫌いが分かれます。
けれど鶏胸肉で作った方が美味しいものがあるのが、鶏胸肉の面白いところ。
そのひとつが、今回の鶏胸肉のハーブパン粉焼きです。
鶏胸肉を使いオーブンで焼いているレシピゆえ、ヘルシーに走って味がイマイチではと懐疑的になるかもしれませんが、ちゃんと美味しい鶏胸肉料理です!
美味しい鶏胸肉のハーブパン粉焼きの作り方
【材料】(2〜3人)
鶏胸肉 1枚(約350g)
塩胡椒 適量
(A)
パン粉 40g
アーモンド 10g(パン粉で代用可)
ニンニク 2個
イタリアンパセリ(生) 15g
ドライオレガノ 小さじ1/2
ドライタイム 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 適量
お好みで塩、レモン、チーズ、トマトソースなど
【作り方】
下準備
オーブンを摂氏220℃/華氏225°Fに予熱する。
必要であれば鶏胸肉の皮を取り、観音開きにするか厚さが半分〜1/3になるように切る。全体が大きすぎる場合は適当な大きさに切る。(下記参照)
クッキングシートまたはワックスペーパーを、折り返して鶏肉を挟むことが出来る長さに切る。
クッキングシートの上に鶏肉を置き、塩コショウを両面にしっかりふる。
ハーブパン粉を作る
フードプロセッサーに(A)の材料を全て入れ、撹拌する。
鶏肉に衣をつける
クッキングシートで鶏肉を挟み、綿棒で叩く。
上側のクッキングシートを一度剥がし、鶏肉の上にハーブパン粉を乗せる。クッキングシートを被せ再度叩く。これをもう一度繰り返す。
鶏肉をひっくり返しパン粉を乗せて、クッキングシートを被せ麺棒で叩く。もう一度繰り返す。
オーブンで焼く
バットに新しくクッキングシートを敷き、オリーブオイルを適量広げ、その上にパン粉をつけた鶏肉を乗せる。
鶏肉をひっくり返す。これで両面にオリーブオイルが付く。必要であれば上からオリーブオイルをかける。
オーブンで12~15分焼いたら、オーブンから取り出して網やラックの上に置く。
必要であれば切り、器に盛って出来上がり。
お好みで、塩を振ったりレモンを絞ったり、チーズをかけたり、ソースを添えてもいい。
動画で観る鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピ
鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピのTIPS【材料】
鶏胸肉のグラムはフレキシブルで
鶏胸肉の大きさも重さも幅があるので【材料】には1枚(350g)と書きました。目安は1枚350gの鶏胸肉を観音開き、もしくは厚さを1/2枚にした状態です。
ですが少しぐらい違っても大丈夫。
重さが違う場合は焼き時間を調節してくだい。枚数(表面積)が多ければ、パン粉が足るように使ってください。
鶏もも肉でも美味しいですが、、、
鶏胸肉のハーブパン粉焼きは、鶏もも肉を使っても美味しいです。こちらはこちらの美味しさがあるので、お家にある方の鶏肉で(もしくは豚肉で)作れます。
けれどお肉で迷ったら、鶏胸肉を使ってください。
パサつきがちな鶏胸肉を、しっとり柔らかに食べることができます。
叩くと鶏もも肉より鶏胸肉の方が広がらないので、焼き上がったときの肉質がしっかりしてバランスが良く、ボリュームも出ます。
アーモンドはパン粉に変更可
レシピの【材料】にも書きましたが、アーモンドがなければパン粉に変更可能です。
アーモンドが衣に加わると香ばしさが加わり、まろやかな広がりも出て確実に美味しい。けれどニンニクが入るようなパンチはないので。
奇抜な味でなければ味付きアーモンドや、他のナッツに変えてもいいですね。
生のハーブ・ドライハーブを代用する
今回使ったハーブは、生のパセリとドライのオレガノとタイムですが、生でもドライでも、家にあるものを使ってください。
生のパセリをドライパセリに変更するなら、5gを目安に。ドライオレガノとドライタイムを生のオレガノ/タイムで代用するなら、小さじ11/2を目安にしてください。
レシピのハーブを他のもので代用する
レシピにあるパセリ、オレガノ、タイム自体がなかったら。
ローズマリー、バジル、マジョラムが使えます。(生のローズマリーを使う時は、ドライの分量を使うこと)
またはハーブミックスで代用もできます。
イタリアンシーゾニングやハーブ デ プロヴァンス、トレジョのGreen Goddessとか。トマトソースに入っていたら美味しそうなハーブなら、美味しいハーブ味のパン粉ができます。
こういうスパイスミックス↑。朝岡スパイスは入れ物が好きで、一つずつ増やしたいと思っているスパイスシリーズです。
鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピのTIPS【作り方】
鶏胸肉を叩くワケ
鶏胸肉を叩くことで、肉質が柔らかくなります。
平たくすることで均等に調理することができ、調理時間が短くなるのもメリットです。
鶏胸肉の大きさ
鶏胸肉の大きさにもよりますが、観音開きした鶏胸肉を人数分に切れば1人ずつ用意できます。逆に観音開きした鶏胸肉を一枚バーン!と大きく作るのも、迫力があってこれまたよしです。
アメリカの場合、トレジョなどでは大きさはそのままで薄く切られているものがあります。この場合、下味をつけてそのまま叩いてください。
焼くときは新しいクッキングシートで
このレシピでは鶏胸肉を叩くときと焼くとき、クッキングシートを2度使います。
一枚を使いまわそうと思えばできないことはないですが、クッキングシートに残っている余分なパン粉や鶏肉のエキスがついた余白が焦げるので、焼くときは新しいクッキングシートに移すことをおすすめします。
焼き上がりの目安
焼きすぎると肉質がパサつきます。レシピでは焼き上がりの目安を12〜15分にしていますが、10分ごろから様子を見てください。
鶏肉に火が通ればいいので、焼き色よりも鶏肉の状態を見ます。
少しぐらい焼きすぎても焦げることはないと思いますが、上部よりバットに接している下の部分に焼き目がしっかりつくので、気になったらそちらも確認してください。
温度計を使われる方なら内部温度が摂氏75℃、華氏165℉になれば焼き上がりです。
鶏肉の大きさにもよるので一概には言えないけれど、我が家のオーブンだと12分〜14分ぐらいでオーブンから出すことが多いです。
焼いた後にラックに置く理由
焼き上がった鶏胸肉のハーブパン粉焼きをラックに乗せるのは、そのままだとバットに触れている下部が蒸れてしまうから。焼けたらラックや網の上に、器に盛るまで置いてください。
気にならなければ、そのままでもいいけれど!(私はこっち笑)
鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピのTIPS【その他】
ソースと合わせても美味
今回はレモンを絞る代わりに酸味を強くした簡単サラダを合わせましたが、レモンを絞ったり、トマトソースに乗せたり、シンプルパスタに添えて、ヨーグルトソースと合わせても美味しいです。
サラダを乗せたらアメリカで人気のChicken Milanese(チキンミラネーゼ)風、トマトソースを合わせたらChicken Parmesan(チキンパルメザン)というところでしょうか。
そのまま食べる時は、下味の塩胡椒はしっかり目でどうぞ。
揚げ焼きしてもいい
今回の鶏胸肉のハーブパン粉焼きはオーブンで焼きましたが、フライパンで揚げ焼きすることももちろんできます。
ですが通常衣に使う小麦粉と卵を省いているので、衣が落ちやすくなっています。気をつけて。
オーブントースターでも作れます
我が家のオーブントースターで試したところ、焼き時間は普通のオーブンよりも少し長く焼きましたが同じ手順で作ることができました。
一番大きく違った点は焼き色にムラがついたところ。ですが味的には問題なしです。
ヘルシーで美味、鶏胸肉のハーブパン粉焼きのレシピ
鶏胸肉を使って、オーブンで焼いた鶏胸肉のハーブパン粉焼きは、そのままでも美味しく、ソースと合わせても美味しいので、使い方で色々楽しめる鶏胸肉料理です。
ヘルシーなのでダイエット中にもいいし、運動をされている方にももってこい。
私はダイエットも運動もしていないけれど(気持ちはあるが)、お気に入りです。
ごちそうさまでした。