誰でも作れる!しっとり美味しいローストポークのレシピ
初心者でも簡単に美味しく作れるローストポーク
我が家みんなに人気なのが、肉質が柔らかふっくらで、ジュワッとジューシーな豚ロースを使ったローストポーク。
夏が終わってオーブンが使いやすくなったので久しぶりに作ったら、正直ものの家族が「好き!」と率先して食べてくれる好評さ。
豚ロースでローストポークを作るとパサつきそうなイメージがありますが、ポイントを押さえれば、豚ロースを使って、中はしっとり柔らかな美味しいローストポークが作れます。
ローストポークは温度と時間が味を決める
オーブンで作るお肉のローストは、手順と作業は至極簡単。美味しく作る上で大切なのは、焼き加減と温度調整です。
豚ロースで作るローストポークも同様で、低い温度で適切な時間じっくり焼き上げることで、柔らかくジューシーな肉質に仕上がります。
この記事では、豚ロースでローストポークを作るための基本の手順から、焼き時間や温度の計算方法、さらにおすすめの味付けやソースのアイデアまでお伝えします。
オーブンが使い慣れていない方でも、ポイントを押さえれば美味し作れる。実は簡単、しっとり質感が魅力の豚ロースのローストポークのレシピです。
肉の分量は変更可能
レシピの肉の量は、オーブンを使い慣れてない方でも扱いやすい700gとしましたが、後述する焼き時間の出し方を参考にすれば、より大きいお肉の分量で作ることも可能です。
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どうぞよろしくお願いいたします。
豚ロースで作るジューシーなローストポークのレシピと作り方
【材料】
ロース塊肉 700g(多少の増減可)
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1
コショウ 小さじ1
お好みのミックススパイス(後述のTIPS参照)
【作り方】
豚肉を室温に戻す、オーブンを温める
豚肉を室温に戻しておく。
オーブンを摂氏190℃/華氏375°Fに予熱する。
豚肉に下味をつける
小さなボウルにオリーブオイル、塩、コショウ、お好みのスパイスを加え、よく混ぜる。これを豚肉全体に塗り込む。
オーブンで豚肉をローストする
豚肉をバットに乗せ、摂氏190℃/華氏375°Fに温めたオーブンで焼く。
豚肉の中心が摂氏63℃/華氏145°Fになったらオーブンから取り出す(目安30〜40分)。
焼いたローストポークを休ませる
取り出した豚肉をアルミホイルで包み、最低20分、できたら焼いた時間と同じ時間休ませる。こうすることで肉汁がお肉に保たれ、しっとりした質感になる。
ローストポークを切って盛り付ける
アルミホイルから取り出し、ローストポークを適当な厚さに切って盛り付けて、出来上がり。
肉汁でソースを作っても美味しい(TIPS参照)。
動画で観るレシピと作り方
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ローストポークを引き立てる味付けとスパイス、レシピと作り方
豚肉に塗るスパイスのこと
ローストポークの味の決め手となる味付け・スパイスは、自分でスパイスを組み合わせても、市販のミックススパイスを使ってもいい。
家にあるもので、お好みで変えてください。
ローストポークの味付け例(分量は700gに対して)
・オレガノ&タイム味
ガーリックパウダー(もしくはニンニク2片)、オレガノ、タイム、各小さじ1、パプリカ小さじ1/2
・クミン&コリアンダー
ガーリックパウダー(もしくはニンニク2片)・クミン・コリアンダーパウダー各小さじ1、レッドペッパー小さじ1/2
市販のミックススパイスを使う
お家にあるミックススパイスを使うのもひとつ。イタリアンスパイスミックスやステーキスパイスミックスも美味しいです。
私はジョージアで買ってきたスパイスミックスや、ケバブスパイスを使うこともあります。
市販のミックススパイスを使う時は、原材料や味を確認して塩分量を把握。必要であればレシピ内の塩を減らしてください。
ローストポークがさらに美味しくなる簡単ソース、レシピと作り方
ローストポークに添えるソース
影の主役だと思っているローストポークに添えるソースは、作り慣れてしまえば簡単です!ぜひ自作して、好きなものを見つけてください。
・ローストポークの肉汁を使って
肉汁を小鍋に入れて弱火で熱し、少し煮詰める。醤油、塩コショウで味つける。わさびを加えても美味しい。
アメリカのグーレービーのようにトロッとさせた場合は、肉汁を小鍋に加え弱火で熱し、小麦粉を加えてよくかき混ぜる。均等に混ざったら、残りの肉汁(と必要であればブロス)を加えて味付ける。
ここにバターやニンニク、ガーリックパウダーやオニオンパウダーを加えても美味しいです。
・バターディジョンソース
こちらも肉汁を使ったソース。
小鍋に肉汁、バターとニンニクのみじん切りを加え、火にかける。適度にかき混ぜる。
ニンニクの香り立ったら、ディジョンマスタードを加えかき混ぜる。少し煮詰まったら、塩で調味する。
刻んだチャイブを加えて出来上がり。
肉汁の量によりますが、今回のレシピの肉汁の場合、バター大さじ2、ニンニク1片、ディジョンマスタード小さじ2、刻んだチャイブ大さじ1/2弱が目安です。
・ミント味のソース
すりおろしたニンニク1片、刻んだミント2本分、レモンゼスト適量、オリーブオイル、レモンの搾り汁を混ぜて、塩味で味つける。レッドペッパーやカイエンを加えてもいい。
クミン&コリアンダー味のローストポークの時に、よく作るソースです
豚ロースのローストポークを美味しく作るための焼く温度と焼き時間
豚ロース肉は低温で焼けば柔らかい
Pork Loin/豚ロース肉を使って柔らかでしっとり質感のローストポークを作るポイントは、オーブンの温度と焼く時間です。
ロースは肩肉などと比べて脂が少ないので高温で焼くとパサつきやすく、低めの温度でじっくり焼くことが大切。そうすればジューシーな質感に仕上がります。
レシピの中には摂氏120℃/華氏250°Fという低温でゆっくり焼くものもありますが、私は実用重視。今回は摂氏190℃/華氏375°Fで焼くレシピになっています。
焼き時間の計算の仕方
焼き時間は、肉の重さから計算します。
アメリカのサイトによると、摂氏190℃/華氏375°Fに熱したオーブンで、2.2kg (5LB)までの豚ロース肉を焼く場合。
内部の目標温度(摂氏63℃/華氏145°F)に達するまでの焼き時間は、453g(1LB) 当たり18分〜23分とされています。
焼き時間の計算式
肉の分量 ÷ 450g(1LB) × 焼き時間の目安 = 焼き時間
私の計算と二段階チェック
453g(1LB) 当たり18分〜23分の焼き時間なので、私は間をとって20分に設定して計算します。
700g ÷ 450g × 20分 = 31分
レシピ通り700gの豚ロースでローストポークを作る場合、約31分で焼き上がることがわかります。
我が家のオーブンは火の回りが早いため、20分ほど経った時点で豚肉の内部温度を確認。必要に応じてもう少し焼くようにしています。
肉の分量÷450g(1LB)×焼き時間の目安=焼き時間
よって、上の計算式に。
700g÷450g×20分=31分
私の場合は焼き時間の目安を20分に設定して計算すると、31分で焼き上がることがわかります。
我が家のオーブンは火のまわりが早いので、20分ぐらいで一度豚肉の内部温度を確認して、必要であればもう少し焼くようにしています。
温度計があれば怖いものなし!
お手頃温度計でレビュー件数もしっかりあった温度計。 |
温度計は、安いものでいいので買ってください。
私は家にあるものでできるだけ代用したい派ですし、何でもかんでも買う方ではなので「買ってください」なんていうことはそんなにないですが。
オーブンがあるのなら、オーブンがある家に住んでいるのなら、オーブンで肉料理を作るなら。温度計は絶対にあった方がいい。
温度計があれば、お肉のロースト料理は70%の美味しい保証があるようなものだから。今後きっと活躍します。
とはいえ「温度計が今はない!」時は、お肉の重さと時間で焼き時間を計算してください。
おすすめの温度計
せっかく買うなら、いい温度計をと思っているアメリカ在住の皆様へ。Thermapen ONEは、アメリカの料理家の方がごぞって愛用している温度計です。
ガジェット好きな方が使っているThermoProのスマート温度計。アプリと連携すれば焼き上がりの予測時間、目標の温度設定、通知も受け取ることができます。
これがあったら、焼き料理は失敗なしなのでは・・・?
ローストポークのレシピ、豚ロースで簡単に美味しく作る方法
少し前の先日、ローストポークを作ろうとオーブンをセットしたら、妹しろに「ずいぶん気軽にオーブン使うね」と言われました。
確かに少し前までは、まだまだだと思っていたオーブン料理。いつの間にか、身近になり、自分の手足のように使えるようになっていました。
そんな時間を過ごしたからこそ言えることですが、オーブンは使ってみると、使い慣れてみると、オーブン料理はすごく簡単で、焼いている間は手が離れるから同時進行が可能。
冬は部屋が暖かくなるし。いいことばかりです。
オーブン料理は温度と焼き時間さえ守れば、簡単です。ぜひ今回のレシピ、豚ロースで作るジューシーなローストポークのレシピを試してみてくださいね。
ごちそうさまでした。
参照
USDA; To what temperature should I cook pork?
Foodsafety.gov; Meat and Poultry Roasting Charts