秋の訪れを実感しています。
ごはんが美味しくて、食欲がとまりません。新米、魚、梨にりんご。美味しいものがいっぱい。幸せですね。
先日は、間引きされたのかなと思うほど小さな里芋を頂きました。「薬膳を調べてみたら」と伯母に勧められたので軽い気持ちでネット検索してみたら、秋は里芋とあって惹かれていたところ。ベストタイミング。
食べるのが楽しみだった里芋で、新しい味の組み合わせとも出会いました。
茹で里芋の金山寺味噌あえ、こしょうたっぷりです。
茹でた里芋をさっと炒め、お塩と金山寺味噌で味付け。上に、ちょっとのパラパラお塩とたっぷりの胡椒をゴリゴリと削りました。
(金山寺味噌はお豆や麦が入った甘めのおみそ。なければ、おみそとお砂糖とお酒少々で代用可能です。LAの日系スーパーマーケットで、前に見かけた覚えがあります。)
5分もかからない一品だけれど、美味しい。最後に胡椒がかなりいい。
里芋と甘いお味噌、そしてこしょう。相性がいいです。
里芋は味が淡白なので洋風の味付けともあいます。でも、胡椒とも相性がいいとは知りませんでした。
あまじょっぱい味にきいた胡椒の香りと辛さは、里芋特有のえぐみのような土っぽい香りが消してくれて、里芋のねっとりした美味しさを余計に引き立てていました。
こしょうは、香りが変わるので、卓上で削ります。
じゃがいもでもきっとおいしけれど、じゃがいものキンとした味がなく、ねっとりにまとわりつくお味噌とこしょうは里芋ならでは。うん。美味しい。
たまたま出会った味ですが、定番になりそう。
好きな味でした。
最後に、里芋の一番簡単な食べ方をご紹介。
茹で里芋です。
里芋を調理する時、何が面倒くさいって皮を剥くのが面倒臭い。ツルツル滑るし、毛?がつくし。でも里芋は茹でると、つるっと簡単に皮がはがれます。本当につるっと!
作りたいものがない時、とりあえずの下処理で茹でておくと便利です。
皮を剥いた里芋をお皿に乗せていったら、お月見のおだんごのようでしたが。そういえば、十五夜は別名「芋名月」ともいうそうで、ある地域では里芋をお供えするそうです。
十五夜は過ぎていたけれど、今が美味しい里芋です。
ごちそうさまでした。