トレジョで買えるおすすめ、価値のあるナンプラー
ちょっと前の先日、Trader Joe’s(トレーダージョーズ)へ行ったら、久々に見かけた商品がありました。
ずいぶん昔にトレジョで初めて購入。そのうち在庫があったりなかったりが続き、数年前からトレジョの店頭で見なくなったもの。もうトレジョでは販売しないのだろうと思っていた商品が戻っていました。
私はこの商品が気に入りすぎて、トレジョで販売されていなかった間も別の場所で見つけて購入していたほど。ずっと、我が家の調味料棚に並んでいます。
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)印の商品ではない、別ブランドのナンプラーが私のお気に入り!
この商品は買う価値がある商品、おすすめの調味料です。
今使っているものがあるので、今回トレジョさんでは購入していません。そのため、今回の記事の写真はトレジョさんで販売されている瓶の形や容量と異なっているものが混ざっています。中身は同じものです。どうぞよろしくお願いいたします。
トレジョで買えるおすすめ Red Boat のナンプラー
Red Boat(レッド ボート)
Fish Sauce 40°N(フィッシュ ソース 40°N)
Trader Joe’s(トレーダージョーズ)で買えるおすすめ調味料が、こちら。Red Boat(レッドボート)のFish Sauce (フィッシュ ソース )、ナンプラーです。
中華系や東南アジア系スーパーマーケットに行かれたことがある方はご存知だと思いますが、カリフォルニアはベトナム系の方が多いせいか、ナンプラーは大きな瓶に入っているうえ、お手頃価格で購入できます。
それと比べたらこのレッドボートのナンプラーは、割高です。特にアジア系料理をよく作り、ナンプラーをたくさん使う方はそう思う方も多いかも。
ですが私は割高の価格でも価値があると思っているので、トレジョさんから消えた時もずっとこのナンプラーを使ってきました。
レッドボートのナンプラーの魅力は原材料に見て取れます。
原材料はアンチョビとお塩のみ。
このシンプルさがレッドボートのナンプラーの魅力で、美味しさの秘密です。
Red Boat (レッドボート)とは
Red Boat(レッドボート)は、新しい会社です。しかも創業者はアップルの元エンジニアというから驚き。
ベトナムからアメリカに移住した創業者のCuong Pham(クオン ファム)氏は、幼少期にサイゴンで食べたナンプラーの味が忘れられられられず、その味を求めてベトナムに戻り、2011年にRed Boat Fish Sauce (レッドボート フィッシュ ソース)を創業しました。
ナンプラー作りの拠点は、Phú Quốc(フーコック島)。フーコック島は、ベトナムナンプラー ヌックマムの産地として有名で、南部は漁業が盛んな地。レッドボートのナンプラーは、ここで作られています。
製造方法は、200年続くナンプラーの作り方が採用されています。レッドボートのナンプラーは、フーコック島の沖で取れたBlack Anchovy をすぐに塩漬けし、昔ながらの木の樽で12ヶ月間発酵させ、最後に濾過して瓶詰めにされます。
レッドボートのナンプラーは、一番搾りのみ。また添加物、保存食、香料は一切使われていません。
ナンプラーと種類
ベトナムのナンプラー(ヌックマム)は、塩をイワシ類とムロアジ類の魚に加えて攪拌し、一年ほど発酵させたものを指します。
そしてナンプラーには3種類あるのをご存知ですか?
この違いを知ると、レッドボートのナンプラーの良さがわかるかもしれません。
ナンプラーの一番絞りと二番、三番絞り
一番絞り
発酵後に液体と魚のタンパク質が分解されたドロドロしたものに分かれるが、その液体を濾過したものが一番搾り。長期間発酵させたほうが味が良くなるが、大体12-18ヶ月で出荷され2年以上発酵されることは稀。砂糖を加えて出荷される。
二番絞り
一番絞りのナンプラーを取ったあとに残ったものと塩を(アミノ酸液)、5-15日熟成させたものが二番絞り。酢酸を加えて出荷される。
三番絞り
二番絞りで残ったものに食塩水を加え煮沸し、酢酸とアミノ酸を加えたものが三番絞り。
そう、ナンプラーって三段階あるんです。もちろん一番搾りが美味しくて高価。味の違いももちろん気になるけれど、私的には添加されているものが気になります。
ナンプラーの原材料を見てみると、知らない化学的な名前が書かれているものがあります。以前醤油的な塩分濃度のもに添加物?と思った時に、この説明を読んで納得しました。
ナンプラーと砂糖とレッドボートの美味しさと
ほとんどのナンプラーに書かれているのが、一番搾りに加えられる砂糖。私が今まで見たナンプラーの原材料で、砂糖が書いていなかったのは今回のレッドボートと日本で見かけたもの一つのみ。あとは全部砂糖が入っていました。
お醤油の原材料を思うと砂糖が加えられているのが不思議でならず、最初レッドボートに惹かれたのも砂糖が入っていなかったからでした。
ナンプラーに砂糖を加えるのは、味をまろやかにするためだそうです。
ですがレッドボートのナンプラーには、砂糖は入っていません。
その理由が表記されたページを見つけることはできませんでしたが、レッドボートのナンプラーは通常のナンプラーに比べ2〜3倍のタンパク質が含まれているので、その分旨味が濃くなっています(RB; FAQ)。
旨味が濃い分、砂糖を加えてまろやかにする必要がないのでしょう。というのが私見です。
レッドボートのナンプラーは美味しいわけで
レッドボートのナンプラーって美味しんです。これもずっと使い続けている理由です。
レッドボートのナンプラーには、キンキンした塩味が一切ありません。お醤油にも尖った味のものと丸い味がするものがありますが、レッドボートのナンプラーは丸い味がする。
旨味を確かに感じ、これが料理に使うと簡単により美味しくしてくれます。アジア料理は旨味がきくので、レッドボートはいい仕事をしてくれます。
小さないいところでいうと、私はサイズがちょういい。トレジョさんで販売されているのもは250ml、今私が使っているのは500ml。
アジア系スーパーマーケットで買うと大瓶なので収納に困るので、このサイズはとにかく扱いやすいから好き。風味が落ちる前に使い切れるのもちょうどいい。
またナンプラーはこぼれた時の匂いが強烈なのに、アジア系スーパーマーケットで売られているものはパッケージが甘いものが多く、中蓋がうまく開かなかったり、垂れてきたり。ゾッとした経験があります。
その点レッドボートはアメリカ的視点が入っているので、注ぎ口がしっかり。
使いやすいのも魅力です。
アメリカで日本で購入できる場所
アメリカでレッドボートのナンプラーを買う
Red Boat (レッドボート)のナンプラーは、アメリカであればTrader Joe’s(トレーダージョーズ)の他にWhole Foods(ホールフーズ)でも見かけます。またレッドボートのオフィシャルサイトでも購入可能。
が、250mlであればトレジョさんが底値なので(破格の底値、半値ぐらい)、トレジョさんでの購入がおすすめです。
500mlならば、ホールフーズよりAmazonの方が若干お買い得。
左から500ml、750ml、1892ml。
一番のお買い得なのは、初めて見た右の一番大きいやつ。業務用?
ほかに台湾系スーパーマーケット99 Ranch Market(99 ランチ マーケット)では、500mlの瓶が定期的に店頭に並びます(一度なくなるけれど、戻ってきます)。
日本でレッドボートのナンプラーは買えない
残念ながら、日本ではレッドボートのナンプラーを見つけられませんでした。無念。
日本で買うなら、味を確かめたことはないしどこも欠品中なんですが、丸美屋のナンプラーが似ているのかなと思っています。一番搾りで、原材料がかたくちいわしと食塩だけのナンプラーです。
私のおすすめ トレジョで購入できるレッドボートのナンプラー
レッドボートは旨味がしっかりあるナンプラー。アジア系料理はうまみが料理の味を底支えしてくれるので、レッドボートのナンプラーを使うと料理が美味しくなります。
そして昔ながらの製法を使い、きちんと発酵させて作っている。
シンプルな原材料。多くのナンプラーに加えられる砂糖を入れずとも美味しいと思えるところも、私がこのナンプラーを愛用している理由です。
トレジョで購入できるおすすめの調味料は、Red Boat (レッドボート)のナンプラー。他のお店でも購入できますが、トレジョさんが底値。トレジョさんでの購入がおすすめです。
ごちそうさまでした。