菊芋の美味しい食べ方 菊芋の甘辛煮
菊芋をご存知ですか?
アメリカでも日本でもお店によりますが見かける、生姜のような見た目のデンプンが少ないお芋です。
私が初めて菊芋を知ったのは、随分前、アメリカででした。
スーパーマーケットで生姜と見間違えた菊芋。知らない野菜だったので興味を持ってネットで調べて、北アメリカ原産、日本へは江戸時代に入ってきたお芋と知りました。
菊芋には小腸での糖質の吸収を抑えるイヌリンが豊富なので食後の血糖値をあげにくくするため糖尿病対策によく、血圧上昇を抑えるカリウムが豊富なので高血圧にも効果的。
日本では飼料として使われることが多かったそうですが、近年ではその効用から食用としても広く認知されています。
菊芋を知った頃、ネットでレシピを検索して何度がごはんを作りました。
菊芋は味に癖があります。薬っぽい味がします。
火を通しても、もちろん柔らかくなるもののもあるんですが、シャリっとした食感が残るものもある。柔らかいといってもほくっとさはないので、じゃがいもやさつまいも、里芋。そちらのお芋の方が、私は断然美味しとは思います。
糖尿病と高血圧への効用から菊芋を食べたいと思うと同時に、やっぱり味って大事とも思うのは、以前何度か使ってみて、あまり好きになれずそのうち手が伸びなった事実があるからです。
先日、伯母が作ってくれた菊芋の甘辛煮を食べて、伯母と話して。「菊芋は濃いめの味付けの方が美味しいね」となりました。
甘辛くし味を誤魔化していると言われたらそれまでだけれど、濃い味の方が菊芋の薬っぽさが紛れて、それが春の味覚の苦味のような感覚になるから。
食感はやはりシャリッと感が残るお芋もあるけれど(親いもなのか、火の通りか)、味が美味しければあまり気になりません。
「菊芋は、味濃いめ!」がいいようです。
菊芋の甘辛煮の作り方
【 材料 】
菊芋
ちくわ (なくてもいいが、肉っぽいものがあると美味しいので)
砂糖
醤油
水
炒め用の油
【 作り方 】
① 菊芋とちくわを、一口大に切る。(今回の菊芋は大きさがまちまちだったので、大きいものだけ切りました)
② 鍋を熱し油をしき、菊芋を加え、ちくわを加え、炒める。
③ 油がまわったら砂糖を加え(多めの方がおいしいとのこと)、お醤油を加え、味を全体にまわすように炒める。
④ お水を少し加える。煮たったら蓋をして、ときどき混ぜながら煮る。
⑤ 汁気がなくなったら出来上がり。
最後は気をつけつつ、汁気を全て飛ばすように炒めていくと味が深くなって美味しいです。この写真は伯母が作った時のものですが、ギリギリまで水分をなくしていました。焦げるので要注意ですが、少し水分が残っている状態より味に深みがでます。
また、菊芋はよく火が通った方が美味しい。一つ食べてみて菊芋のシャリッと感がないことを確認するのがおすすめです。
菊芋が美味しい甘辛煮以外の食べ方と調理法
2021年秋、ずっとあった菊芋への苦手意識が和らぎました。
きっかけはお友達と二週間、菊芋が自生している別荘で過ごしたこと。アメリカ生活が長いお友達の発想とアイディア。そのお友達が作った菊芋料理をご馳走になり、菊芋の使い方に目鱗しました。
どれもこんな使い方があったのか!と思う使い方。そしてどれも美味しい菊芋料理です。
初めて菊芋を食べたお友達は「菊芋ってパースニップ的じゃない?」(パースニップは白いニンジンのような見た目をした、香りがしっかりしている野菜)と言っていました。
そいう言われると確かに似ているし、そう言われると菊芋への気持ちも変わる不思議。
菊芋の美味しい食べ方は、まだまだありそうです。
菊芋が美味しい和風のおかず。こってりこっくり菊芋の甘辛煮
菊芋は塩味などの薄味よりも、こってり、こっくりした、濃い味付けの方が美味しいです。
ごぼうや蓮根などを使った「甘辛煮」や「きんぴら」などの副菜は、きっとどこのご家庭でも作られる定番のおかずだと思います。そんな要領で菊芋を調理したほうが、塩味などよりも菊芋がおいしく食べやすくなります。
菊芋は味を濃いが美味しい。
お試しください。
ごちそうさまでした。
参考
→ 話題の菊芋にはどんな効果がある?管理栄養士おすすめのレシピ5選 by マカロニ