一番簡単な鶏ガラスープは鶏手羽元やドラムスティックで
気温が下がり、温かいごはんがしみる季節になりました。日頃晴ればかりのLAなのに、ここのところはいつも降らない雨が続き地域によっては深刻な被害が出たほど。天気も気持ちもどんより、でした。
そんな時は部屋が温かくなる煮込みものが最高!
くつくつ煮込こめば部屋が温かくなるのが嬉しくて、他の季節より煮込む面倒臭さが軽減するのがいい。出来上がったものを食べれば、体から力が抜ける美味しさなので、余計です。
煮込みものは、今の季節が最高ですね。
最近料理をする回数ががくんと減っていたんですが、久々にくつくつ煮込みました。(それがお洒落なものではなく鶏ガラスープ風というところが私らしい笑。)
鶏ガラスープと言っても鶏がらで取ったものではなく、手羽元/ドラムスティックを使った鶏スープ(チキンストック)です。
鶏手羽元/ドラムスティックで鶏ガラスープをとったきっかけ
アメリカではどんなスーパーマーケットでも丸鶏が売られていて、とても身近な食材です。私もアメリカに来てから少しず手にするようになり、今ではよく買う食材になりました。
できれば食材は全食したいと思っているのと、鶏がらで取るスープの美味しさを知ってから、波はあるもののその頻度は格段に上がりました。
丸鶏をそのまま使うことはあまりなく、解体してお肉はそれぞれ使い、残った鶏がらでスープを取るのがいつもの流れ。
このスープが最高に美味しいから解体する手間も苦ではありません。
日本でも丸鶏が売られいます。国産でお値段も高くはなかったけれど、、、日本ではあまり丸鶏を買わないですよね・・・?スーパーマーケットによっては鶏ガラが売っていたけれど、ないお店もある。
日本で鶏ガラスープを取るなら、鶏がらではなく手羽元でスープを取ればいいのではと常々思っていたので、以前日本に長く帰国していた時にお試しと美味しさを求めて鶏手羽元で鶏(ガラ)スープとってみました。
結果、想像通り。
手羽元で美味しい絶品スープが出来上がりました。手羽元で取った鶏スープは、鶏がらで取る鶏ガラスープと比べても、遜色なし!
もしかしたら人によっては幾分さっぱりと感じるかもしれませんが、素人にはわからないレベル。それよりも鶏スープの美味しさにやられる味でした。
そしてこの時知ってしまった、鶏手羽元で鶏ガラスープを取るお手軽さ。
以来、解体した鶏ガラでスープを取ることもありますが、臨機応変に鶏手羽元/ドラムスティックを使って鶏ガラスープをとっています。
手羽元/ドラムを使った鶏ガラスープの取り方
【 材料 】
手羽元 500g
ネギの青いところ 1本分
日本酒 20ml
しょうが ひとかけ
水 鍋いっぱい
【 作り方 】
① 材料はそれぞれ洗う
② 全て鍋に入れ、水を沸騰させる。
③ 火を弱め、灰汁を取る。
④ 2〜3時間ぐらい煮込む。
鶏ガラスープは思っているより至極簡単に取れます、本当に!
ここまで書いてなんですが、一言。
材料は鶏肉と水は必須ですが他はあるもので大丈夫。
実際この時は生姜がなかったので手羽元・水・ねぎで作りました。逆にニンニクを入れてもいいし、胡椒や洋風野菜(セロリなど)を入れれば洋風鶏スープになります。
作り方も、仕上がりを気にしなければ灰汁取りも適当でよし笑。ポイントはスープが水のようでおいしくなければ(塩味などは別にして)煮込みが足りず、煮込みすぎて水が無くなったらお水を加えて煮ればいい。
美味しい鶏スープは、思っているより簡単に臨機応変に作れます。
今回この記事を書くにあたり、まっさきに思い浮かんだのがこの動画。全然更新していないYouTubeですが、宣伝も兼ねて載せちゃいます笑。
この動画は一昨年、お友達と家族と一緒に過ごした日本入国後の隔離期間中のおうちごはんVLOG。サムネイルは酸辣粉ですが、辛いものが苦手な自分用に別に鶏手羽元でスープをとった簡単ラーメンを動画内で作っています。(2分37秒から)
この時は簡易の簡易の鶏ガラスープ。小さな鍋で鶏手羽をぐつぐつ煮て(30分強ぐらい?)ラーメンのベースにしました。
動画を見ていただいたら、「あ、私でも鶏手羽元/ドラムスティックで鶏ガラスープが取れる」と思っていたいただけるはず!
それぐらいの手抜きさ加減が、、、ね。
それでもちゃんと美味しいとだけ、付け加えさせてください。
鶏手羽元/ドラムスティックで取る鶏ガラスープは、一番簡単な鶏ガラスープの取り方です。
合わせる具材を変えて味が和・中・洋の鶏ガラスープを
美味しさだけではなく、一緒に煮込む食材次第で和風、中華風、洋風にアレンジもきくのがこれまたいいところ。
和風・・・ネギ・酒(生姜)
中華風・・・ネギ・生姜・ニンニク・酒
洋風・・・セロリ(葉でも)・玉ねぎ・にんじん・ローリエ・胡椒、お好みでニンニク、パセリ、タイムなど
こちらは基本的なものですが、ここにお好み物を足してもいい。
鶏手羽元/ドラムスティックを使えば簡単に鶏ガラスープが取れるから、冒険もしやすいです。
簡単鶏ガラスープ、日本は手羽元 アメリカはドラムスティックで
日本なら手羽元で簡単鶏ガラスープ
日本なら手羽元をと思ったのはお肉と骨のバランスなどもありますが、何より日本のどこのスーパーマーケットでも売っているから。
身近で馴染みのある素材というだけで作りやすくなり、自分のものになる。味が同じなら馴染みのある方の食材を使えばいい。
そして日本では手羽元はお手頃なので、鶏ガラスープを取るのにちょうどいいお値段だと思うんです。この価格設定は骨がついているからですが、鶏(ガラ)スープにはこの骨が欲しいので!
アメリカならドラムスティックで簡単鶏ガラスープ
アメリカでも同じこと。
鶏ガラでなくても、アメリカの大きなドラムスティックや骨付きのもも肉を使って同じように美味しい鶏スープが取れます。
ただアメリカのドラムスティックは脂が多いので、気になる方はついている皮を1/2にしたり、脂を途中で少し取ったり、逆に様子を見て水分を足してみたり、最初に茹でこぼしするなどひと調節を。
そして敏感な方は臭い消しになる日本酒や薬味系を入れた方がいいかもしれません。
(私は特にゆでこぼさず、日本酒とネギと時々で生姜を入れるぐらいです。)
鶏手羽元やドラムスティックで鶏ガラスープ取ったとき、最高なのはそのお肉が具にできるところ。ラーメン、ヌードル、おかゆの具になるので、重宝します。
鶏手羽とドラムスティックの簡単鶏ガラスープを使った料理
鶏手羽元でラーメン
日本の鶏手羽元を使って取ったスープで作ったお家ラーメン。具の鶏肉は手羽元をほぐしたもの。
ドラムスティックでトムヤムヌードル
お気に入りのレストランを真似して作ったトムヤムヌードルは、アメリカのドラムスティックを使った鶏ガラスープがベース。
中華粥
この時はちゃんと取った鶏ガラスープを使いましたが、鶏手羽元/ドラムスティックを使った簡易鶏ガラスープでも美味しく作れます。
至極簡単鶏ガラスープで、鶏ガラスープを日常にしてみませんか
鶏がらの代わりに鶏の手羽元やドラムスティックで取る鶏ガラスープならぬ鶏(ガラ)スープ。
鶏ガラスープというと面倒臭さを感じるけれど、これなら簡単に鶏ガラスープを取ることができます。
そして日常に美味しい鶏ガラスープを取り入れられる。
手羽元/ドラムスティックで取った鶏(がら)スープは、鶏ガラスープ並の美味しさです。時間は少しかかるけれど、後悔はさせません!笑
身近な食材で鶏ガラスープ、ぜひお試しください。
ごちそうさまでした。