あるもので、日本で、簡単版バミートムヤム
ある日の晩ごはんはタイの汁あり麺、バミートムヤムでした。
今年、日系のお店が入っていることもあって定期的に行くモールにあるタイ料理屋さんにはまりました。(→【おすすめレストラン】 ローカルなタイ料理Sweet Rice) 忌避してきた絶品マンゴースティッキーライスの美味しさを知り、他の料理だってどれもこれも美味しい。すべてのメニューを食べたいと思っているお店です。
特にここのバミートムヤムが好きで、結果、家でも作るようになりました。最初はうまくいかず途中断念もしたんですが、長い試行錯誤の結果納得のいくレシピが完成しました。
このバミートムヤムのレシピで、日本でもバミートムヤムを作りました。
日本だといつもと食材は違うし、このとき隔離中につき気軽に買い物へ行けなかったので足りない材料もありましたが、ポイントは押さえつつ作ったみたところ大満足。
お友達から「美味しい!」の言葉ももらった日本で作ったバミートムヤムは、ある意味オリジナルレシピの簡単版となりました。
簡単版 Ba Mee Tom Yum (トムヤムヌードル)の作り方
基本のレシピはこちらです。スープの分量はこちらを参考にどうぞ。
他は具とトッピングになるので、多くても少なくても問題ありません。
【 材料 】
鶏がらスープ
(鶏ガラ、ねぎの青い部分、にんにく、酒)
極細麺
干しエビ(三人分のスープで大さじ1程度 戻しておく)
鶏もも肉
栃尾の油揚げ(お好みで)
にんにく
ピーナッツ
ねぎ
もやし 多めがよし
砂糖
塩
唐辛子粉
酢
あればより美味しくなるもの
パクチー
ライム・レモン
【 作り方 】
鶏がらスープをとる
鶏ガラ、ねぎの青い部分、にんにく、日本酒を入れて、鶏ガラスープを取る。
メモ
いつもはここに干しエビを入れるところですが、残る鶏ガラをどう使うか考えていなかったので、この時点では入れず後から足すことにしました。(それでも十分美味しかったです。)
鶏ガラがもちろんいいのですが、日本だし本当は鶏ガラではなく手羽元でスープを作ろうと思っていました。が、鶏ガラが99円(!)で売っていたのでこちらで。鶏ガラがない場合は、手羽元でもドラムスティックでも十分美味しくできます。 (参考→ 鶏手羽を使って、簡単にとる鶏がらスープ)
通常スープを取る時は1〜2時間煮て白湯スープを取りますが、今回は真空料理ができるシャトルシェフを使っているので前夜にセットしあとはお任せ。清湯となりました。
シャトルシェフは、保温ポットで有名なサーモスが出している真空保温調理ができるお鍋です。 アメリカへ買って帰りたいといつも悩むお鍋です。荷物の関係でなかなか難しいのだけれど・・・。 |
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スープの具とトッピングを用意する
鶏もも肉を一口大に切る。戻しておいた干しエビを刻む(戻し汁は捨てない)。ニンニクはみじんぎりにする。油揚げ(お好みです)を一口大に切る。
もやしは洗って水気を切る。麺は一玉一玉ほぐしておく。
ピーナッツを刻む。ネギは小口切りに刻む。酢をおちょこ(の半分)ぐらいの小さな器に人数分入れて避けておく。
メモ
鶏もも肉は具になります。もしスープを取る時にお肉付きの鶏肉を使っている場合は、そのお肉が具になるので追加せずに。油揚げはなんとなく入れたものですが、なかなか良かったと思っています。ですがなくても問題ありません。
麺は以前記事にしたお気に入りの極細麺を使っています(→99 Ranch Marcket アジア系スーパーのおすすめ 超極細麺)。日本で麺を探す場合、極細の生/冷凍中華麺(ワンタン麺用書かれていることが多い)があればそれが一番ですが、ない場合は中華の乾燥の極細麺の蝦子麺やたまご麺でもいいと思います。こちらはカルディ、紀ノ国屋、楽天などで購入できます(参考 楽天→ 香港蝦子麺)。
パクチーが手に入ったらぜひ追加してください。今回は限られた材料で作っているのでありませんが、最後にねぎ同様に彩りとして乗せるぐらいでも風味が香って、より本格的になります。
お酢は、いつも食べているバミートムヤムについてくるプリックソムナムの代用。お酢だけでも後から入れるのと美味しいのでいつも用意しています。もし青唐辛子があれば、輪切りにしてお酢に入れて、ピリ辛でどうぞ。
スープを作る
取った鶏がらスープに、干しエビと干しエビの戻し汁を入れて火にかける。ナンプラーと砂糖で味付けをする。沸騰したらそこに鶏もも肉を入れ火を弱め弱火にする。栃尾の油揚げ、酢、唐辛子粉を入れて煮る。
メモ
唐辛子粉は、レッドカレーペースト、一味、唐辛子などで代用できます。
砂糖とナンプラーはレシピを見ると大体1:1なんですが、私は甘い料理が苦手なので1:2にしています。量は水の量によって味付け具合が変わるので、最初に1:2のバランスで砂糖とナンプラーを少し入れ、味見をしながら足していくのがいいです。
お酢はライムの代わりです。ライムやレモンがあればそちらでどうぞ。柑橘系の酸味が美味しいです。
揚げニンニクとニンニクオイルを作る
ニンニクは多めの油で揚げる。
これは多い方が味が効いて美味しいので、多めでどうぞ!
もやしと麺を茹で、にんにくと和える
ざるにもやしを置く。小さめの鍋でお湯を沸かし、沸騰したらもやしにかける。大きなお鍋でたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら麺を茹で、水気をよく切り器に盛る。揚げニンニクとニンニクを麺に乗せ、箸でまんべんなく行き渡るように和える。
メモ
もやしは生でも、茹でてもいですが、シャキシャキ命です。
麺の茹で過ぎは厳禁!生の極細麺を使う時は事前によく解しておくこと。そうすると麺同士がくっつかず、上手に茹で上がります。
器に盛る
最後にスープの味を確認し、ぼやけているように感じたら塩を加える。
麺が入った器にもやしを入れ、スープを入れる(鍋底に沈んでいる干しエビもお忘れなく)。ねぎとピーナッツ、残っていれば揚げニンニクとガーリックオイルとも乗せて、出来上がり。
メモ
塩が入った方が味の輪郭がはっきりして、日本人好みになる気がします。
大体でも美味しくできるバミートムヤム
全ての材料が揃わないであろうことは重々承知でしたが、日本で作るつもりでいたバミートムヤム。代用しながら、足りないものもありながらでしたが、美味しいものが出来ました。
作ってみて思ったのは、意外となんとかなるということ。ないならないなりに、美味しくなるということでした。
文中にも書きましたが、今回は鶏ガラが手に入ったから鶏ガラを使いましたが、なければ手羽元やドラムスティックで鶏がらスープを取ればいい。極細麺がなければ乾燥麺だっていい。干しエビがなければ、海老の殻を洗って、鶏ガラと一緒に入れてスープに入れればいい(食べない)。
パクチーがなくても美味しく出来たので、なんとかなります。
日本で作ってより身近になった家で作るバミートムヤム。美味しくて、いい経験でした。
ごちそうさまでした。
今回改めてシャトルシェフの良さに感動しました。
鶏がらスープを取るにも簡単手間いらず。なのに鍋だと味気なくできることもある清湯がすご〜く美味しく、しかも本格的にできました。
火からも離れられるし、電気さえ繋がなくていい。
やっぱりいいなぁシャトルシェフ。